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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

海軍は腹黒いと澤地 久枝さんが「日本海軍はなぜ過ったか」の中で語っている そう言えば僕も元海軍帰還兵には酷い目に遭った

2017年01月14日 18時48分38秒 | 軍事外交
 僕は、はっきりものを言い、仕事をバリバリやるタイプのだったので、全く電力会社には合わなかった。自分でも入社試験前から分かっていたし、絶対に入りたくない会社が電力会社だった。何で、とんでもない選択をしたかと言えば、母から、父の命が1年持たないと手紙が来たからだ。

 父は田舎が好きで故郷でもない地方の仕事で終えるつもりだった。僕には田舎の電力会社に入るよう伝えてきたが、一方、10回以上の手術で入退院を繰り返していた。

 僕は最後の親孝行と1年ぐらい勤務して辞めるつもりで試験を受け、合格してしまった。その後、父は平均寿命まで生きたので辞める機会を逸した。

 発電所から左遷され、勤務した研究所に元海軍のK氏がいた。化学部門のトップだった。海軍はスマートで合理的だとか常々自慢していた。僕は海軍を知らないから聞くだけだった。その後、人事異動が有り、何故かK氏が環境関連の所長(大所長の下の小所長)となり僕の上司の更に上司になった。

 僕は実績を残すとことしか考えない がむしゃらタイプで目障りだったんだろう、K氏のターゲットになってしまった。当初は上司の主席が盾になっていたが、主席が軍門に下ると、矢が直接飛んでくるようになった。色々嫌がらせが有ったが、仕事に熱中して気にしなかった。

 企画部門に移る時の送別会でK所長は「お前はいじめがいが有った」と言ったもんだ。それだけでは済まなかった。後で分かった事だが、次の上司に「あいつは遠慮なく厳しくしごいてくれ、少々ではつぶれない」などと伝えたらしい。実際、凄いしごきが有った。噂では「潰すつもり」と聞いた。

 2年経って営業部に移った際はある人から「よくぞ倒れずに堪えた。立派だ。評価する」と言われた。社内で人間関係やストレス等で亡くなった方や病気で倒れて人は多い。電力会社ってのは何だろうねと思う。

 「日本海軍はなぜ過ったか(海軍反省会400時間の証言より)」を含め、最近は広島県立図書館で生物医学関係、戦争史、ロジスティックなどの本を借りては走り読みしている。興味のある本を全部買っているとお金もかかるし、本棚には到底入りきれない。

 若い人は是非、過去の日本の戦争記録を読むべきだ。軍事ものを読むと、実は戦争という過酷なステージで映し出された日本人や日本社会の事実が赤裸々に記述されている。日本や日本人が良く分かり、必ず、役に立つし、日本の発展に結び付く。

 同書籍によると、聞き取り調査等で、昭和30年ごろまでは軍部のトップクラスが生きていたから、本当の事は語られなかった。昭和40年頃になるとトップクラスが亡くなり事実の証言が出てきたという。海軍の人も陸軍の人も自分をかばうために嘘をつくとも指摘している。

 元海軍の経験者たちは何かにつけて都合の悪いことは陸軍のせいにしたらしい。それもあってか戦後海軍が脚光を浴びてきた。しかし、その情勢も反転している。海軍はミッドウェイだけではなく深刻な問題が有ったことが明らかになりつつある。

 僕が10冊以上を読んだ感じでは、戦争の事実が多く出るようになったのは21世紀に入ってからだろう。従って、戦争研究は今から本格化すべきだ。日本では昨日の事が分からないから、今日起きていることが分からず、明日が予想できない。その意味で戦争の情報は貴重である。

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