祈りへの巡礼

敬虔な祈りへの旅へ。

眠るがごとく

2017年08月09日 | 日記

2017年8月9日(水) 晴れ

通夜を済ませ、京都から帰ってきた。

友人の訃報は突然だった。西アフリカに旅に出かけ、帰国後マラリアを発病したという。1週間ほど

入院したが急に意識不明に陥り帰らぬ人となった。その報をメールで知ったとき、血の気が引いた。

何故なんだという激しい怒りがあった。いま冷静に振り返るとそれは自分に向けた怒りでもあった。

コートジボアールを含め、どういうわけか西アフリカへ憧憬の念を抱いていたのはむしろ私の方で

あった。一昨年友人にそのことを話したらそりゃあおもしろそうだなとえらく賛同を示してくれた。

私はいまだにその旅に行っていないが、亡くなった友人は私の先導役みたいに先に冒険の道を辿った。

享年64歳、まだまだ早すぎる死である。お棺の中の顔を見ていると苦痛なぞ無い、まさに眠るが如く

である。おーい、赤垣屋に呑みにくぞ!と呼びかけると彼は今にも起き上がりそうな気配があった。

無念極まりないがこれも人生、世界の50か国以上を冒険している彼が大いなる異国の地を求めて

また旅に出たのだと思うと悲しい心の奥にぽっと灯がともる。ただ、彼の笑顔を今一度見たかった。

拙書『私、人間です』の挿絵とあとがきをこころの底からほんとうにありがとう。

夏と旅でつながれし我が友よ、安らかに眠れ。夏の夜の星空は永遠に君のためにある。合掌。

ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 夏風邪と軽井沢 | トップ |   
最近の画像もっと見る

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。