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暖かな晴天に恵まれた平成29年の初釜

2017-01-24 21:39:00 | 日記・エッセイ・コラム

 今年の初釜は皆さんのお仕事が本格的に始動する前の1月7日(土)に設定しました。

 初釜には初釜ならではの華やかなお道具を準備します。

 お掛物は円覚寺前管長の慈雲老師の「蓬莱五彩雲」花は竹の掛花入れに結び柳(初日の出を表現)と紅白の椿を入れるのが習いです。

 金砂子の風炉先にお棚は紹鴎棚。越前塗の大棚です。お棚の上には炭点前に使う華やかなブリブリの香合とイヌワシノの羽を飾りました。膳所焼のねじり梅水指は平成5年に堀内宗完宗匠からお箱書きとお花押を頂いた貴重なものです。

 炉縁は扇面の蒔絵の輪島塗。茶碗は赤楽で内側が金色の茶碗を一回り大きな銀色の茶碗に重ねて(嶋台といいます)用います。

 茶入れは薩摩焼第15代沈壽官作の黒薩摩、薄器は磯の松を用意しました。

 蓋置は初めて萩焼の一閑人を、建水は春慶塗の曲げ建水を用意しました。

 薄茶茶碗は15年ほど前に我が家に来たもので、萩焼の第12代坂倉新兵衛さん(明治14年生まれ)が喜寿のお祝いに77個作った中の一つで、即中斎宗匠のお箱書きで「寿山」という銘のある貴重なものです。

 今年私も喜寿を迎えるので初めて使わせていただくことにしました。

        

 席入りしていただき一人一人と新年の挨拶を交わした後、Mさんに炭点前をして頂きました。

初釜に用いる炭斗は四方が隅きりになっている白木の檜製の炭台に奉書を敷き、その上に炭を並べ、和紙で出来た紙釜敷を用います。   

 大棚の場合、羽は最初に炉縁を浄めた後、斜めでなくヘリから畳目3目ずつ空けて縦に置きます。

 次にHさんに嶋台で初めて濃茶を点てていただきました。お菓子は柚子餡の入った紅梅を縁高に入れました。濃茶のお菓子はお点前の始まる前にいただきます。

     

 嶋台の濃茶点前は複雑なので復習の意味も込めて以下に詳しく記します。

 嶋台は最初両手で持って出ますが、茶入れと組ませるのは金の茶碗だけです。

 お客が5人なら金の茶碗で2人分点て、服加減を伺った後、続いて銀の茶碗で3人分点てます。

 金の茶碗で次客がお茶をいただいて茶碗を懐紙で拭くと、三客は「出し帛紗の拝借を」と挨拶し銀の茶碗にお茶が点つと頂きに行って、拝借した出帛紗にのせてお茶を頂きます。

 銀の茶碗で茶を点て、服加減を伺うと亭主は中仕舞いをします。そして客付きに回り、正客からお茶名のあいさつを受けた後、お詰めがお茶を飲み切ると中解きをするのです。

 金の茶碗に続いて銀の茶碗と出し帛紗も拝見に回しますが、お詰めは銀の茶碗を拝見し終わると帛紗は正客に返し、銀の茶碗のみ亭主に返します。亭主は銀の茶碗を湯で濯いで建水の向こうに置き、正客から金の茶碗と出帛紗が返ったら金の茶碗で総礼し、いつものように仕舞っていきます。

 ご三器の拝見の挨拶を受けたら、金の茶碗は銀の茶碗に重ねてから、茶入れをもって客付きに回り茶入れを浄めるのです。

 次にNさんに筒茶碗で絞り茶巾の薄茶点前をして頂きました。

 

 

干菓子はNさんがお持ちくださった松江のお菓子と茶の子の松の形をした餡入りの紅白の干菓子を輪島塗の高坏に入れました。

新兵衛さんの筒茶碗は点てやすく、頂くときも手に馴染み、お茶が冷めずにとても美味しいと大好評でした。

 

 12時半には無事終了し、「かくれ家 わたなべ」に懐石料理を頂きに行きました。

 庭や玄関・蹲の掃除などをしてくれた夫も同席させていただきました。

 丁度七草なので最初に七草粥が出ました。

   

 穏やかな晴天に恵まれ、とても楽しい初釜でした。

 

 

 

  

 

 

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