戻ってきた人。

一時的に帰宅。

ホストくん改め
錦戸くん。

顔が似ているから
今後そう呼ぼうと思う。

１ヶ月間の
国内旅行完了。

今日の午前中
帰ってくる。

私は呼び出され
彼を駅まで
迎えに行く。

それから三時間の
逢瀬。

二人だけになると
甘えてくる。

なんとなく
わかった。

彼は私に母性愛を
求めているのだ。

旅の始まりに
絵葉書を書い
お母さんに
書いていた。

20枚くらい
出したそうな…

私にも出したい

住所を教えてという

ごめん。
それは無理と
伝える。


彼はたまに突拍子も
ないことを言い出し
私を困らせる。

１ヶ月間の
旅の話を聞いて

お土産をもらって
くっついて過ごした時間。

彼にとっては戯れ

私にとっては

寂しくて
切なくて
辛すぎた

現実からの
逃避。


妙に神経が
興奮状態。

今夜も眠れずに
いる。