団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

映画通の人は実に博識です

2016-10-25 09:15:49 | 映画

シルバー人材センターの映画会のことです。始まる前で雑談していたら、黒澤明さんの作品が話題になりました。一人の男性が「羅生門を撮影していたとき、名カメラマンの宮川一夫さんは傘からこぼれ落ちる水滴がフィルムにはっきり映るよう、砂糖水を使いました。黒澤さんはフィルムで映像効果を見て、七人の侍でも、この手法を使いました」と切り出しました。

もう一人の男性が「赤ひげを撮ったとき、小道具さんが薬箱を長年使った年代物に仕上げましたが、映画に映らない箱の中まで使い込んだようにしたそうです」と加えました。すると、先の男性が「まあだだよ、では、大道具さんらが坂道までつくってしまった。役者も、スタッフのみなさんがそこまでやってくれたら、最高の演技をしなくては、とモチベーションが上がります」と応じました。

映画「羅生門」では、朽ちて浮浪者の住みかとなった羅生門をセットでこしらえました。降り注ぐ雨の映像効果を高めるため、墨汁を混ぜたことも撮影秘話として伝えられています。

好きなこととはいえ、映画通の人たちの博識なことに驚きました。そういう話題がさりげなく出てくることが映画の会の楽しみでもあります。

話題のしめは「スタッフがそこまでやる映画は、もう作れないでしょう。黒澤明、小津安二郎、市川崑ら巨匠と呼ばれル監督は製作費も俳優もスタッフも最高レベル。こんな映画はもうできないのでは」でした。

映画の会では、フェデリコ・フェリーニ監督の1954年の映画「道」を見ました。ニーノ・ロータのジェルソミーナの曲で知られたネオリアリズムの傑作とされる作品です。救いのない映画で気持ちが沈みました。

 

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