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選挙間際に引退して、十分な選考期間を与えずにドサクサ紛れに息子を後継候補に決めた津島雄二議員

2009年07月31日 | 政治


by CyberBuzz

選挙間際に引退して、十分な選考期間を与えずにドサクサ紛れに息子を
後継候補に決めた津島雄二議員。小泉進次郎にも黄色信号が点り始めた。


2009年7月31日 金曜日

世襲批判で赤信号が点り始めた小泉進次郎氏


「小泉王朝」崩壊か…次男・進次郎、民主の猛追許す ZAKZAK 2009/07/30

引退した小泉純一郎元首相が後継指名した次男、進次郎氏(28)が意外な苦戦を強いられている。進次郎氏が出馬する神奈川11区(横須賀市、三浦市)は、小泉家が3代にわたる強固な地盤を形成。まさに世襲批判の象徴的選挙区となっているが、ここに来て民主党の新人、横粂勝仁氏(27)に猛追を許しているというのだ。「小泉王朝」は崩壊するのか。

 「この横須賀と三浦を背負って立てる男は誰なのか。それを決めるのが今回の戦いです」

 衆院解散から3日後の24日午後6時30分。進次郎氏は京急横須賀中央駅に姿を現した。自身のカラーという緑色のポロシャツを着用した運動員らと駅頭に立ち、(1)社会保障(2)防衛(3)環境問題-を中心に約20分間、支持を訴えた。

 通行人との握手では黄色い歓声もあがり、携帯電話での記念撮影も続出するなど、父親譲りの知名度と人気は健在といった様子だ。

 だが、進次郎氏は「ご存じの通り逆風ですよ。演説を見て頂いていることが投票行動にすべて結びつくとは思っていないですから」と危機感を露わにする。

 背景にあるのは先月28日の横須賀市長選。元首相が全面支援した現職候補(64)が、33歳の新人候補に敗れたのだ。

「逆風といわれていたが、正直負けるとは思わなかった。万全を期し、元首相に4回も応援に入ってもらっただけに衝撃は大きかった」(自民党選対関係者)

 さらに、世襲批判とともに進次郎氏の選挙活動にも非難が集まるようになった。

 地元市議の1人は「目立つ活動を控え、支持者らとのミニ集会に専念する“隠密”戦略をとっていたが、これが裏目に出た。マスコミや対立候補との接触を極端に避けてきた姿勢が『何様だ』と批判を浴びた」と打ち明ける。

 ネット上でも、動画配信サイト「ユーチューブ」にアップされた横粂氏を無視する動画に批判が集中。地元では選挙カーにまでケチがついた。

 「立候補表明直後から、移動に白いトヨタ製高級車『セルシオ』を使用していた。周りにはいつも取り巻きが複数いて、いかにも守られている印象だったこともあり、支援者の間でも評判はよくなかった。市長選での“敗北”で、そうした批判が一気に顕在化してきたのです」(民主党選対関係者)

 このためか、進次郎氏は使用する車をトヨタ製のハイブリッド車『プリウス』に換え、露出も積極的に行う作戦に一転させた。

 「市長選終了直後から積極的に街頭に立つようになり、28日には横粂氏から申し込まれながら固辞してきた公開討論会にも参加。壇上で握手をかわすなど、批判収拾に躍起です」(地元関係者)

 こうした批判に対し、進次郎氏の陣営は「セルシオは選対本部幹部の自家用車で、臨時で使っていたもの。プリウスはレンタカーです。環境問題への取り組みを選挙公約にすることも当初から決まっていたことで、いろいろと誤解を受けている。これからの活動を通して誤解を解いていく」と説明する。

 一方、攻める民主党の横粂氏は立候補が決まった昨年10月から、自転車で地元を回り続けるなど地道な選挙戦を展開。当初は泡沫扱いもされたが、28日には岡田克也幹事長が三浦市に応援に入るなど、様相は一変している。

 横粂氏も「進次郎さんはすべてがブレてきている。当選前にこれだけブレて政治家としてやっていけるのか。小泉王朝でも変化を求める声は増えている」と話す。

 実際、進次郎氏は22日、「政治家を目指す覚悟を見せたい」と比例代表との重複立候補を辞退し小選挙区一本で勝負する意向を明らかにしたが、「実はこれも危機感の表れでは」(自民党筋)と見る向きもある。「王朝」安泰か、崩壊か。答えは1カ月後に出る。


公募20人の中から津島氏の長男で秘書の淳氏(42)を選んだ


青森1区“やっぱり世襲” 津島氏長男に決定 7月30日 サンスポ

自民党青森県連は29日、津島雄二元厚相(79)の引退に伴う衆院青森1区の後継候補者を決める選考委員会を青森市内で開き、公募20人の中から津島氏の長男で秘書の淳氏(42)を選んだ。津島氏は作家・太宰治の娘婿で淳氏は孫に当たる。県連は党本部に公認申請する手続きに入ったが、党本部には否定的な意見があり、公認は微妙な情勢だ。

注目されていた青森1区の自民党候補は、フタを開けてみればやっぱり「世襲」だった。

 勤続33年(1976年から11期連続当選)のベテラン・津島氏が政界引退を表明。当初は淳氏が地盤を引き継ぎ出馬するとみられていたが、全国的な世襲批判の流れで、党県連は公募形式による候補者選定を決め、淳氏もこれに応募していた。

 県連によると、応募した20人の中から論文などの書類審査で淳氏や元参院議員ら6人に絞り込み、29日に青森市内で開いた選考委員会でスピーチや面接による審査を実施して正式決定した。

 淳氏は「斜陽」「人間失格」など数々の名作を世に送り込んだ作家、太宰治(本名・津島修治)の孫にあたる。太宰氏には3人の子どもがいたが長男・正樹氏は15歳で死去。津島雄二氏は、長女・園子さんと1964年に結婚、婿養子となった。次女・里子さんは作家・津島裕子。

 淳氏は麻生太郎首相(68)と同じ学習院大を卒業後、会社員を経て2005年7月から父親の秘書を務めている。

 県連会長の大島理森国対委員長(62)は選考後の記者会見で「市民の意見や、選考委員による無記名投票で1位になった結果などを総合的に判断して決めた」と強調。「出来レースではないか」との指摘にも「全くない」と否定した。

 淳氏は、世襲批判に関し「公正な手続きで決まった。最終的に有権者がそのことも含め判断される」と反論した。

 だが、選考委員の投票結果など選考過程の詳細は明らかにしていないうえ、結果的とはいえ、淳氏が後継候補になったことで、有権者やライバル陣営から世襲批判の声が上がるのは必至だ。

 県連は同日、党本部に公認申請の手続きをしたが、自民党の菅義偉選対副委員長(60)は同日、世襲であることを理由に「(党本部として)認めるべきではない」と反対する考えを表明。公示日(8月18日)までにまだ波乱がありそうだ。



(私のコメント)
今回の衆議院選挙では世襲の問題が一つの選考基準になると思うのですが、民主党は新規の世襲候補は認めない事を決めましたが、自民党は大物議員の息子が相次いで立候補を決めている。津島雄二元厚生大臣も79歳と言う高齢から世襲は既定路線だったのでしょうが、選挙間際に勇退を決めた。そうすれば後継の自民党候補は準備期間がないから前々から準備をしてきた津島陣営が有利になる。

しかし今回は世襲候補にも逆風が吹いているからどうなるか分かりませんが、自民党は逆風にもかかわらず世襲を容認するようだ。議員の世襲がこれほど多いのは、国会議員という職業が利権産業となってしまって、企業献金を集めてその実績によって公共工事を割り振ると言う事が職業化してしまっているのだ。

だから何処の誰だか分からないような人物が議員になるよりも、前議員の息子さんというほうが今まで築いてきた実績が生きてくる。自民党はこのようにして長期政権を維持してきたのですが、自民党は所属議員303人の37%を世襲が占めている。そして海部首相以降の総理大臣のほとんどが世襲議員という結果になり、これでいいのかという声が上がり始めた。

世襲議員が法律に違反する事ではないから、法律で禁止する事は難しいだろう。あくまでも国民の見識で決めなければなりませんが、世襲で議員を決めることが日本国の利益になるのだろうか? 地元後援会組織から見れば今までの実績が生かせるからそれでいいのでしょうが、公共工事の業者を割り振る事だけが国会議員の仕事ではない。

もはや日本はいわゆる公共事業の時代ではないのですが、道路をいくら整備したところで地元が繁栄するわけではない。長野のように高速道路や新幹線が来てもストロー効果でかえって日帰り客ばかりになって寂れてしまう。それよりもいかなる地場産業を育てるかが地方議員の仕事なのですが、土木工事や箱物工事に偏重した事業しか彼らの頭にはないようだ。

世襲議員の特徴として若くして国会議員になれる事であり、当選回数を重ねれば年功序列で自民党の幹部になれる。しかし能力に伴った出世ではないから総理大臣になったとたんに馬脚を現す。赤城農林バンソウコウ大臣や中川金融ヘベレケ大臣のように、国務大臣すら満足に務まらない世襲議員もいる。これは国際的にも恥さらしの事であり、日本国民の恥だ。

「株式日記」でも世襲問題は何度も書いてきましたが、家業の世襲に例えて正当化する人がいるが、家業の世襲は認められても権力の世襲は認めるべきではない。極端な事を言えば北朝鮮がいい例であり、独裁者の世襲は良くないことだ。一族だけが繁栄して一般国民は悪政に悲鳴を上げている。日本の地方の衰退も世襲議員の無能さが一員なのだろう。

自民党議員=世襲議員と言っていいくらいですが、このようになった原因は有権者の投票にあるのですが、日本の閉塞感も自分たちが選んだ選挙にあるのだ。国会議員の家に生まれないと国会議員になれないと言うのは日本は未だに封建国家なのだろうか? 民間の大企業ともなれば無能な世襲社長がなればたちまち倒産してしまう。だからコネ入社も認めない企業もあるくらいなのですが、国会議員や地方公務員の世襲化が進んでいる。選抜試験はあっても出来レースなのだ。


<衆院選>「世襲」候補予定者 自民114人、民主34人 7月27日 毎日新聞

8月30日投開票の衆院選に立候補を予定している1252人(26日現在)の中で、父母などが国会議員だった「世襲候補者」が少なくとも171人と1割を超えていることが毎日新聞の調べで分かった。そのうち7割近い114人が自民党で、世襲制限を打ち出した民主党も34人いる。【石川貴教】

 毎日新聞はこれまで「父母(義父母、養父母を含む)または祖父母(義理の祖父母、養子先の祖父母を含む)が国会議員の場合」を「世襲」と定義。前回05年衆院選の世襲候補者は166人で、今回もこの定義に従うと161人になる。ただ、今回は民主党などが配偶者や兄弟姉妹、伯父伯母・叔父叔母も含まれる3親等以内の世襲制限を打ち出したため「3親等以内の親族が国会議員で、同一選挙区から立候補する場合」も定義に加えた結果、世襲候補者数は171人となった。

 ちなみに、衆院解散時の前職478人(欠員2人)のうち「世襲議員」は計142人。政党別では自民113人、民主20人、公明2人などだった。自民党は所属議員303人の37%を世襲が占めた。

 自民党では今回、小泉純一郎元首相や河野洋平前衆院議長といった大物世襲政治家が引退したが、小泉氏の次男ら世襲の新人4人が出馬するため世襲候補者数は前職を上回る114人。さらに、突然引退を表明した津島派会長、津島雄二氏の長男も後継候補の公募に参加を表明。同党は次回の衆院選から世襲制限を導入する方向で、その前に「駆け込み」で出馬しておこうという思惑もうかがわれる。

 民主党は今回の衆院選から「現(前)職国会議員の3親等以内の親族が同一選挙区から引き続いて立候補すること」を禁止する世襲制限を導入した。しかし、すでに当選経験のある前職20人、元職7人は対象外。新人も7人いるが、国会議員だった父や祖父が引退していたり、同一選挙区を引き継がないため禁止対象にならなかった。

 公明党も民主党と同様の世襲制限をマニフェスト(政権公約)に明記したが、前職2人は対象外。仮に自民党が同じ世襲制限を今回から導入すれば、小泉氏の次男と臼井日出男元法相の長男の2人が対象となる。

 各党の候補者に占める世襲の割合は自民36%▽民主12%▽公明6%。共産、社民両党は解散時の世襲議員、今回の世襲候補者ともにゼロとなっている。

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