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この一帯では、一九九九年六月の豪雨でも三十二人の死者・行方不明者を出した。

2014年08月22日 | 政治

この一帯では、一九九九年六月の豪雨でも三十二人の死者・行方不明者を出した。
今回と同じように、まさ土の地盤に造成された山裾の新興住宅地に集中した。


2014年8月22日 金曜日

豪雨土砂災害 情報が生死を分ける 8月21日 中日新聞

 山裾の新興住宅地で、また…。局地的な豪雨に見舞われた広島県で土砂崩れが相次ぎ、多くの犠牲者を出してしまった。過去の教訓は生かせなかったのか。命を守るため、先手先手の情報発信を。

 広島市安佐南区、安佐北区で多数の住宅が土砂崩れや土石流にのみ込まれ、多くの住民が生き埋めになった。犠牲者の冥福を祈るとともに、まずは、救助や被災者支援に全力を尽くさねばならない。

 広島県は、花こう岩が風化した「まさ土」と呼ばれる地質が広がる。真砂土とも記され、水を含むと崩れやすい。

 この一帯では、一九九九年六月の豪雨でも三十二人の死者・行方不明者を出した。土砂災害の被害は、今回と同じように、まさ土の地盤に造成された山裾の新興住宅地に集中した。

 九九年の広島豪雨災害をきっかけに、国は土砂災害防止法を制定した。土砂災害の恐れがある場所を、都道府県が特別警戒区域、警戒区域に指定する。警戒区域では避難態勢の整備と周知徹底が義務付けられ、特別警戒区域なら、宅地開発などが規制される。

 今回、災害が発生した地域は、一部を除き、まだ、指定されていない場所だった。広島県砂防課によると、危険箇所は全国最多の三万二千カ所をリストアップしているが、詳細な基礎調査が必要になるため、まだ、一万二千カ所しか指定できていないという。

 現住者もいて、なかなか指定が進まない、というが、人々の命に関わる問題である。指定されていれば、災害の危険性に対する住民の意識も違っていただろう。

 広島市が避難勧告を出したのが土砂崩れの通報が相次いでからだったことと併せ、後手に回った対応が被害の拡大を招いた。未明の急激な豪雨ではあるが、情報の早期伝達は重要な課題だ。

 今月十六~十七日に記録的な大雨が降った岐阜県高山市では、約百七十カ所で崖崩れが起きたが、人的被害は一件もなかった。民間の気象情報会社のサービスも活用した素早く、きめ細かい避難勧告が奏功した。

 十七日昼に避難勧告を出した地区でその夜、土砂災害が発生して民家一棟が全壊した。住人は防災無線を聞いて小学校に避難しており、無事だった。

 なかなか指定が進まないとはいえ、土砂災害防止法の警戒区域は既に全国で三十五万カ所。危険を知らせる、危険を知る努力が命を守る第一歩であろう。



(私のコメント)

広島の集中豪雨災害は100名近い死者が出ているようですが、なかなか被害の実態がつかめないのはどうしてだろうか。現場は広島市の近くであり山裾を切り開いて造成して作られた造成地だった。山裾を造成して作られた住宅が山崩れで被害に遭った。集中豪雨があれば山崩れを心配しなければならないような所に住宅が建て続けられている所に問題の根源がある。

これからの住宅政策は、都市部の再開発であり、果てしなく広がった郊外地に一戸建ての住宅を建てる事は水道や電気ガスなどのインフラ整備に金がかかるばかりだ。それよりも都市部の中心に高層マンションを建てるべきであり、山裾や崖の上や浸水するような川べりに住宅を建てさせてはならない。

しかし一戸建てが欲しい場合は、今まで建てられなかった山裾や崖の上や河川敷に住宅が建てられて、集中豪雨があると山崩れや浸水騒ぎが起きる事になる。優良な住宅地には住宅が建てられているから新しい住民は住むことが出来ない。本来ならば優良住宅地に高層マンションを建てて新しい住民を吸収すべきなのですが、都市の再開発には時間がかかる。

東日本大震災の時も書きましたが、木造一戸建てでは災害に弱く津波や山崩れで簡単に住宅が流されてしまう。高層マンションなら低層階は浸水や津波が来て被害を受けても高層階に逃れれば命は助かる。今度の広島の土砂災害でもコンクリートのマンションが砂防ダムのように土砂を防いでいた。木造だと流されて瓦礫になってしまう。

日本の住宅政策は、都市計画がなかなかできずに乱開発が進んで災害に弱い都市づくりがなされてきた。人々は木造の一戸建てに拘るから住宅地は果てしなく拡大を続けてきましたが、山裾や崖の上や河川敷に住宅が建てられてしまう。欧米などでは市街化区域と非市街化区域がはっきりと分かれて都市計画がなされている。

ところが日本では都市計画が上手く行かないのは、住宅そのものが資産であり、山林地主や農家などの地主は農地をいつでも住宅に出来るように市街化区域になるように運動しながら、固定資産税は農地や山林として安くしたい。このような思惑が入り組んでいるから市街化区域と線引きしようとしてもなかなか線引きが出来ない。

中日新聞の記事にもありますが、特別警戒区域に指定されると住宅としての資産価値にも影響が出るから、役所もなかなか指定が出来ないという事情もあるのでしょう。なぜ山裾や崖の上や河川敷に住宅が建てられるのかは安いからであり、地主たちはそういう住宅不適格地から土地を手放す。

日本のように自然災害を受けやすい所では災害に強い都市づくりをしなければなりませんが、線引きすら行われず再開発も地権者が入り組んでなかなか再開発が上手く進まない。少子高齢化が進んで空き家が増えてきた事を書きましたが、日本の人口の減少は都市計画を進めるには追い風であり、都市部の空き家を集約化して高層マンションを建てるべきだろう。その事によってコンパクトシティー化を進めるべきだ。

電車に乗って郊外に行くと、電車の窓からは果てしなく一戸建ての住宅が建ち並んでいることが分かる。そして通勤に1時間も2時間もかけて通勤していますが、都市中心部のマンションに住めば通勤時間を30分に短縮できる。広島も大都市であり郊外の宅地化が進んで山を切り崩していますが、そんな事をするよりも都心部に高層マンション化して住宅を供給すべきなのだ。


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20 コメント

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Unknown (Unknown)
2014-08-22 14:07:04
そんな事をするよりも都心部に高層マンション化して住宅を供給すべきなのだ。



考えが短絡すぎ
浅いなあホント・・・
でたらめな行政に対する警告か? (Unknown)
2014-08-22 14:08:27
朝鮮民主党の、脱ダム政策で、必要な砂防工事が、中断してしまった影響も大きいだろう。

しかし、私には、広島市長に対する天からの警告のようにもみえる。

理由は、広島市長の放射能汚染に対する姿勢である。
確かに、広島は、世界で最初に原爆が投下され、その被害は甚大で、後遺症もいまだ続いている。
しかし、爆弾は、一瞬のできごとであり、恐らく、爆発の効率を高めるため、その燃焼効率は非常に高めるように設計され、爆発後の未燃焼の放射性物質(核のゴミ)は、非常に少なかったでしょう。

更に、爆発後70年近く経過すれば、核爆発の結果生成する核のゴミも十分低減している。

その一方で、福島第一の事故以来、事故終息のめどもつかず、福島県や東日本に住む人間は、日夜飛散する放射性物質にさらされているが、広島市長は、事故以来、事故対応した民主党政権に対しても、その後の自民党政権に対しても、放射性物質で住民を被曝させる政策に対して、厳重な抗議は、1度もしていない。

これは、広島市長の最大の欺瞞政策と、私には映る。
>都市部の空き家を集約化して高層マンションを建てるべきだろう。その事によってコンパクトシティー化を (大田区内のマンションで管理組合の理事をしているKさんの話~から)
2014-08-22 14:39:20
>住民高齢化--都心マンションで深刻化 駐車場ガラガラで住民負担アップ

「ウチのマンションは現在50台分の駐車場が空いています。80年代に建てられたマンションで入居は約300戸。もともとは100台分の駐車場しかなかったのですが、バブル期に拡張したんです。

マイカーは一家に1台が当たり前の時代で、<100台じゃ少ない>ということになって駐車場を立体式にして300台分に建て替えたんです。ところが、10年ほど前から徐々にクルマを持つ人が減り始め、いまや50台分がガラガラの状況です」 Kさんのマンションの駐車場料金は月額2万円。収入は「管理費」に入る規約になっていて初めから予算に組み込まれている。50台分の収入が減ると、それだけで月に100万円、年間1200万円の減収。10年だと1億2000万円。いずれは大規模修繕が必要になったとき、住民負担などの形で影響が出るのは避けられない。 Kさんのマンションはまだマシな方だ。港区や中央区など都心になればなるほど、マンション駐車場の“空き率”は高くなっている。「都内の移動なら地下鉄で十分ですし、たまの遠出も今やレンタカーもあるしカーシェアという方法だってある。わざわざバカ高い駐車料金や税金を負担する必要はない。そう考える高齢者や若い夫婦は多いですよ」(Kさん)
http://blog.livedoor.jp/noel23/archives/1007968856.html
Unknown (Unknown)
2014-08-22 15:28:45
無能な日本政府に復讐する方法

できるだけ金を使わない

ローンなんて組んだらだめですよ
人生詰みますからね
何故、人は、郊外の一戸建てに拘るのか (う~ん、、、)
2014-08-22 15:54:56
それは、都市という人工的に造りだされた人工物が、

精神衛生上において宜しくない場であること、、、

人格形成という意味での子育てに宜しくないこと、、、

老後の生活において宜しくないこと、、、

つまりは、人間が本当の意味で人間らしく暮らすという

意味において、相応しくないことを、、、

例え、都会でやむを得ず利潤を得る暮らしをしていても、

大多数の人々が、その本能的な深層心理において、

つまり、自分でも気づかない部分のほんとの自分が、

日々、感じている=直観しているからに他ならない。。。

人間が生きるということは、、、

イコールすべてが利便性という一点に集中していては、

決して置き換えらるものではないということを、、、

もう少し、思案なされた方が宜しいのでは?

そうすれば、自分にとって気に入らないコメントは

削除してしまえば、いいという短絡的なエゴイズムも、

少しは無くなって、もう少し器の大きい人間になれる

のにねぇ、、、TORAさんよ~あんたのことだよ!!!

昨日の私のコメ削除は、解せんねぇ

そんなことして、、、

普段の、あんたの言動がすべて嘘に捉えられては

勿体ないよッ!!!ってんのッ!!!
日本は長年月スパイ政権が収奪、跋扈君臨している! (Unknown)
2014-08-22 16:29:57
朝日新聞(チョンセン紙) この新聞社にもういまさら何言っても書いても効かん! どんな運動も効かない。アホに塗る薬・バカが飲む薬どっちもありませんネ!しかし日本には、いい諺、前例があります。『アホとバカは死ななきゃイカン』
そう、25年前阪神支局の小尻・・
赤報隊の今どこにいるのか!一人と言わずまとめて反省謝罪、巨額賠償させろ、これしかナイ!
▼国民からの抗議を笑いながら窓から見下ろすチョーセン的新聞紙本社ならず者たち▼画像
http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/blog-entry-5549.html
コンクルートから人へ (Unknown)
2014-08-22 16:33:26
大災害が起きるたびに思い出してしまうのは避けられない。
広島のがけ崩れ地区もダム建設計画があったが予算不足もあり遅れていたという。

当該工事がどうなのかはわからないが、
このスローガンで全国で災害防止も含めた公共投資が止まったのは事実。


民主党はあまりに重い失望をもたらした。
民主党のためにも、日本国民のためにもいったん解散し、中韓、防衛、経済、福祉といった基本柱でまとまるあらたなる数グループに再結成すべきでは。

Unknown (Unknown)
2014-08-22 17:57:59
>それは、都市という人工的に造りだされた人工物が、精神衛生上において宜しくない場であること、、、

 一面正しいが、一面間違っている。

 精神衛生上において宜しくない場とは、ストレスのかかる場ということである。病気の根本原因の最大のものだ。
 そのさいたるものは、ガンだ。都市部にガンが多く、田舎にガンが少ないということは、聞かない。

 都市には都市のよさがあり、田舎にはいなかの良さがある。都市も田舎も防災的に安全になるように作ることは、人の生命に係ることなので、大事な点である。
 
高層住宅化はいい (Unknown)
2014-08-22 18:21:53
昨今の免震技術や省エネ技術の発達は大きなものがある。

とはいえ、移住させるためのカネはどうするか
地方ではマンションの部屋を売り出して資金を得るなどできないので、税金投与となる。
高齢者は自分のことを考え自己負担は拒否するだろう。

ということで実現性はほぼゼロなんだろう。

都知事は防災のために密集木造住宅地域を解消させるといっていたが、みずから住民に説明に行ったのか。強風で火事があればあっという間に燃え広がり
何百人の死者も出る可能性は高い。

東京ならマンションの増部屋売りで資金を作ることも可能だろうが、中韓のご機嫌伺いに血道をあげているようだ。
Unknown (Unknown)
2014-08-22 19:30:45
>無能な日本政府に復讐する方法
できるだけ金を使わない

シロアリ官僚に金を払わないのが正しい。
害虫の天下りをバルサンで駆除しよう。

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