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日本の学力低下は著しいですが、詰め込みと塾の増加が続けば、徹底的なまでに進むはずです

2016年03月12日 | その他

日本の学力低下は著しいですが、詰め込みと塾の増加
が続けば、これはさらに徹底的なまでに進むはずです。


2016年3月12日 土曜日

シュタイナーが「子どもへの詰め込み教育は絶望的な社会を作る」といった100年後に、完全なるその社会ができあがった日本。その日本人の生命エネルギーは驚異的なまでに低下しているかもしれない 2015年10月7日  In Deep

「詰め込み教育は、さらに深刻な影響をもたらす可能性がある

ことを最近知りました。

下は、約 100年前に、ルドルフ・シュタイナーが人智学協会の会員向けに行った講演の一部です。

シュタイナーの『人間の四つの気質―日常生活のなかの精神科学』というものに収録されています。

シュタイナーの 1912年の神智学協会会員に向けての講演より

『大学には多くの学部があり、教授たちが思考と研究以外のことに、一年中かなり駆り立てられています。学生が試験のために知らなくてはならないことを、二、三週間で習得させます。つまり、最も必要なものを詰め込むのです。そのような詰め込みが最悪なのです。

小学校でも詰め込み教育が行われるようになると、その害は想像を絶するものになるでしょう。詰め込み教育の本質は、心魂つまり存在の最奥の核と、詰め込まれるものとの結びつきが、まったくないことです。心魂は詰め込まれる内容に、関心を持てないからです。

習得したものをしっかりと自分のものにしたい、という気持ちがないのです。人間の心魂と自分が習得するものとのあいだに、興味の絆がわずかしかないのです。

その結果、活動的に公的生活に関わることができなくなります。詰め込まれたものが、自分の職業の課題と内的に結びつかないからです。心魂が、頭の活動から遠く離れているのです。』


人間にとって、頭の活動と心魂が遠く離れていること以上に悪いことは、他にありません。

戦後の日本の教育は、上の 100年前の講演でシュタイナーが述べていた、

> 小学校でも詰め込み教育が行われるようになると

を具現化したものですが、

> その害は想像を絶するものになるでしょう

とシュタイナーは言っていて、今の日本は、学校だけでも詰め込みなのに、そこに加えて、小学生の 40%が塾に通い、中学生の 70%が塾に通う。

シュタイナーは上のことを述べた後、エーテル体などの単語を使った言葉を述べますが、難しい言葉はともかく、シュタイナーが言うには、詰め込みは、ただ知識が身に入らないだけではなく、

「人間の生命エネルギーを弱くする」

と言っています。

それが問題なのです。
シュタイナーの言っていることが、あまりにも今の日本の「健康的状況」とリンクするからです。

人間の生命エネルギーが弱くなっているかもしれない現在

先ほど、「塾に行くと成績さえも悪くなる」と「さえも」と書きましたが、成績が悪くなることなどはどうでもいいのです。小学生の時の成績など将来の何に関係があるものかと思います。

そんなことより、この「生命エネルギーが弱くなっていく」ことがコワイのです。

生命エネルギーという言い方ではなく、単に「生命力」でもいいですが、確かに、私たち日本人は年々、弱くなっています。

どうしてそうなってしまったのかはわからなくとも、弱くなっています。

身体そのものも弱くなっているでしょうが、「精神系の疾患」の増え方が著しいです。

精神疾患別増加数

・現代日本でなぜ精神疾患が増えているのか

理由はともかく、ものすごい増加であることは確かです。

ただ、上のグラフで、赤い部分は「うつ病」ですが、これがに関しては、過去記事「ふと思い出す世界を支配する医薬品ビジネス」の後半の方に書きましたが、うつ病が増加した理由は「うつ病啓発キャンペーン」と、抗うつ剤投与を無理矢理上昇させた、ということが大きく、ビジネス的な理由によるものだと思われます。

なので、うつ病は除外しましても、多くが 1999年との比較で、何倍という単位で増えています。

たった 10年ほどの間にどうしてこんなに増えたのか。
さまざまな理由が考えられて、実際のところはよくわからないですが、とにかく、

「日本人は心も体も弱くなっている」

ということは言えるかと思います。

それに加えて、少子化が止まる気配はありません。
その少ない子どもたちも、詰め込みで勉強を「心から憎む」ようになり、そして、時間的余裕もない。
心も弱る。体も弱る。

冷静に考えてみれば、子どもに対して最も大事なことは、

・その子の身体の健康
・その子の心の健全
・生きている上での安心感

くらいでいいわけで、何より、詰め込みが「現実的に成績さえも悪くする」ことは、上のほうの通塾率の分布でもわりと示されていて、詰め込みを続けていると、実際に「知能的にも日本人はどんどん劣ってきてしまう」と思います。

日本の学力低下は著しいですが、詰め込みと塾の増加が続けば、これはさらに徹底的なまでに進むはずです。なので、現実の社会的にも損失の部分が大変に大きいように感じるのです。

そして何より、今以上、日本人の心と体が弱くなった場合、それはもはや日本という国の死活問題になると思うほど、現状の「病気の増加」ぶりはひどいです。(後略)



(私のコメント)

私の自慢になりますが、私は一度も学習塾にも通った経験がありません。もちろん中学高校などでも進学塾などと言った所にも通った事はありません。しかし現代では子供の塾通いや習い事などでの詰め込み教育が行われている。それがどのような結果をもたらしているのか In Deep と言うブログに書かれている。

小学校から高校までの勉強は自宅で自習すればいいだけの話であり、どうして子どもを学習塾に行かせるのか私には分かりません。私自身は勉強しなくてもテストでは良い点が取れたし、教科書を読みなおす程度の勉強であり、予習や復習もほとんどしたことが無い。

しかし英語や漢字の書き取りなどは覚えなければ出来ないから成績が悪かった。数学も公式さえ覚えてしまえば後は応用なので比較的楽だった。その当時から学習塾にどうして行くのか疑問に思っていましたが、学習塾に行っても自分で勉強しなければ結局は身につかない。

確かに中学や高校の授業など教師の教え方に問題があると思えましたが、実際に教師の教え方がまずいと抗議した事もあります。教師は学校内では絶対的な権威者であり威張り散らす事で生徒たちを抑えにかかります。しかし教師も全能ではないから、学習内容に間違いなどを指摘するとむきになります。

要するに私はバカな教師を見下していたから教師からはいやな生徒だった。だからつけられたあだ名は「天才」だった。しかし私は大学は二流大学卒業であり一流大学に行くには受験勉強しなければならないから行かなかった。大学に行っても試験用の勉強はせず、自分の好きな分野の本ばかりを読み漁った。だから大学の成績も落第しない程度の成績だった。

私自身は勉強などは、自分の好きな科目は教師を上回るほど勉強して嫌がられたが、語学などの記憶中心の科目はやらないから成績は悪かった。今でも子供の学習塾に疑問を感じていますが、そんなに学校で教えている教育内容に問題があるのだろうか? 確かに勉強のできる子はレベルが低すぎて退屈だし、勉強のできない子にとっては難しすぎてわからない。

だから私自身は、受験勉強に大反対だし、受験勉強して覚えた事など試験が終わればすべて忘れてしまう。学習などは必要があれば勉強すればいいのであり、好きな分野を通じて学習の必要性を認識して勉強すればいいのではないだろうか。英語なども社会に出て海外駐在員などになってからでも勉強すればいいのではないだろうか。

だから私自身は詰め込み教育を受けた自覚も無く、自由時間を学校で失われる事が苦痛だった。土日の休みや夏休みなどは本屋や図書館で過ごす事が多く、神田の古本屋で中古本を買い漁った。自分の好きな事しか頭に入らない事を自覚していたからであり、今でもブログを書く事は自分の好きな事しか書いていない。

自分が興味を持ったから(私のコメント)も書けるし頭にも残る。しかし学校や塾で覚えた事は直ぐに忘れてしまうし学習塾は勉強嫌いにするだけだろう。 In Deep に書かれているように詰め込み教育が子供の生きる意欲も失わせてしまうかもしれない。

詰め込み教育は子供にとっては拷問であり学校は強制収容所のようなものだろう。しかし現代の親たちはそれに何の疑問も持たない。自分は勉強嫌いだったけれども、自分と同じように学習塾に通わせて勉強嫌いの再生産を行っている。だから最近の大学生は一冊も本を読まない学生が半数近くもいる。

In Deep では読書感想文を書かせるようになって読書嫌いになった事が書かれていますが、他人から強制される事は苦痛であり、他人からやるなと言われた事をやる事は快楽に繋がり碌な事が無い。だから子供には「勉強するな」とか「大学には行くな」と言った方が良いのだろう。


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詰め込み教育を極限までやった結果 (kashin)
2016-03-12 14:36:54
詰め込み教育を極限まで極めた成れの果てが、高級(エリート)官僚に代表される高学歴で専門知識の豊かな専門家ども(上念司氏の言う高学歴社員たち)ですからね。
創造力・構想力はゼロ。「公務員の待遇を叩くなら、お前らが公務員になればいい」とほざく特権意識の持ち主です。我々庶民の敵です。
「人間の精根には限りがあるから、あまり多く読書や学問に力を用いると、いきおい実務の方には疎くなるはずだ。」(勝海舟)
シュタイナー建築 (Unknown)
2016-03-12 15:00:44
ドルナッハの丘に立つゲーテアヌム
http://homepage3.nifty.com/~satoshi/goetheanum1.jpg
最初のゲーテアヌムは、 1922年の大晦日に、放火にあって消失した。その後改めて ・・・ 子安美知子著 『シュタイナー再発見の旅』(小学館)より
大学進学・就職で首都圏に5年半ほど居ましたが… (ponpon)
2016-03-12 15:12:14
東京育ちの同級生や同僚の“なよなよ”っぷりには正直驚きましたが…。都会育ちってやっぱり“もやし”なんだなぁと実感しましたねぇ…。(首都圏一極集中は今も続いている…)

> 日本人は年々、弱くなっています

まぁ、当たり前と言えば当たり前ですが…。
↓日本の平均年齢・年齢中位数(2010年、市区町村別)
http://homepage3.nifty.com/joharinokagami/average.html
(※2015年国勢調査の結果は今年10月公表予定)

↓田舎育ちの子供(自然児)もかなり減りましたし…。
http://homepage3.nifty.com/joharinokagami/050008.html#050008_3groups
http://homepage3.nifty.com/joharinokagami/320005.html#320005_3groups
↓相対的に都会育ちの子供(軟弱児)の割合は高くなっている…。
http://homepage3.nifty.com/joharinokagami/140007.html#140007_3groups
http://homepage3.nifty.com/joharinokagami/120006.html#120006_3groups
http://homepage3.nifty.com/joharinokagami/110001.html#110001_3groups

> 精神疾患 1999年との比較で、何倍という単位で増え

↓こーゆーのの影響かなぁ…。(※表示期間を「1」にして下さい。)
http://www.opticast.co.jp/cgi-bin/tm/chart.cgi?code=8316&asi=3
http://www.opticast.co.jp/cgi-bin/tm/chart.cgi?code=6857&asi=3
http://www.opticast.co.jp/cgi-bin/tm/chart.cgi?code=6963&asi=3

> 教師 学習内容に間違いなどを指摘するとむきに

ウチの学校にも居ましたねぇ…。(笑)素直にミスを認めればいいのに…。偽エリートほどプライドが高い…。本物のエリートは意外と素直だったり…。

> 好きな分野を通じて学習の必要性を認識して勉強すればいい
> 自分の好きな事しか頭に入らない

昔から「好きこそ物の上手なれ」という言葉もありますからねぇ…。ただ、世の中には“無趣味人間”が居るように、自分の好きな事が分からなかったり、好きな事が無い、という可哀想な方々も居るようで…。そういう人は、適当に何かを始めてみるものの、なかなか長続きしなかったり…。子供の頃から好きな事(趣味)を持っている人(私も含め)は、“カネさえあれば”毎日がワクワクなんですがねぇ…。(笑)“趣味人間”と呼ばれる人達は、やりたい事が自然にどんどん湧いて来ますからねぇ…。但し、やりたい事が沢山あっても、“カネ”が無いので大半は実現しない…。(苦笑)

> 詰め込み教育が子供の生きる意欲も失わせてしまう

詰め込み仕事(ノルマ)が社員の生きる意欲も失わせてしまう…。(→精神疾患)

最近、世界各国でベーシック・インカムの導入が進みつつあるようですが、仕事(芸)をした人間(ペット)だけにカネ(餌)を与える従来の「仕事社会」と、国民全体にカネを与えて自由に活用させる「ベーシック・インカム」のどちらが人間社会を活性化させるのだろう…。仕事のせいで親の介護が難しいという人も、「ベーシック・インカム」があれば安心して親の介護が出来るだろうし…。
特権意識(憲法違犯状態)の持ち主です。庶民、国民の「害敵」です。 (憲法違犯)
2016-03-12 16:44:31
ネット、コンピュータは信用できないが、シロアリ公務員のすることはさらに信用できな


確かなモノ伝統歴史は、変えてはいけない

「不正利権」は弱体化すると止められない、よって常に増殖しようとする

「敵が墓穴を掘っているときはそっとして置け」

1 .汚職は国を滅ぼさないが、正義は国を滅ぼす-
2 .イデオロギーの相違は根本的かつ絶対的で、話し合いで解決できるようなものではない。もし話し合いで理解に達したら、それは理解ではなく屈服したのだ-
5 .人は言論の是非より、それをいう人数の多寡に左右される-
6. 私は断言する。新聞はこの次の一大事の時にも国をあやまるだろう-
7 .我々はある国に住むのではない、ある国語に住むのだ。祖国とは国語でありそれ以外の何ものではない- フランス シラン。
8. わが国の悪口を言っている教科書なら、それは悪いにきまっている
http://higejihchan.my.coocan.jp/CommentsOnYamamotoAnaleect.pdf
あやしい (ほんちょ)
2016-03-12 18:00:43
PISA調査

    2000年(32カ国)  2012年(65カ国)
読解力  8位         4位
科学    2位         4位
数学    1位         7位

国語や理科では学力低下はない。数学は下がっているようだが、日本の中学は数学の時間が週3コマ(一コマ40分から50分)しかないからね。それで7位は上出来。塾に行っている効果かな?
まあ、調査国が増えているから、豊かな小国が調査対象に入ってくると、順位は下がるの当然。
要するに、日本の学力低下は深刻だと主張する人の学力こそ問題。仮に低下しているとしても、そこを明晰に証明してから議論を始めないと。
Unknown (Unknown)
2016-03-12 18:07:42
小学生の時には詰め込みは必要でしょうね ~。
基礎基本の無いところには創造性は育たないと思いますよ。
無からは何も生まれません。
家に例えると基礎がしっかりしていなと、家屋は倒れます。

中学校からは創造的学習は必要でしょう。
今は低学年からそれをやっている。
だから漢字も計算も駄目。
それが付いて回って大学生でも簡単な分数計算も出来ないとか...。
寺脇研(63)姜尚中(65) (ゆとり教育の現行犯)
2016-03-12 18:36:16
>日本のゆとり教育に侵入

「ゆとり教育の元凶」が、ゆとり無き「エリート教育校」の理事に変わり身!  週刊新潮 07

「日本人に対しては」ゆとり教育を推進してる者と、「韓国人に対しては」エリート教育を推進している者が、同じ人物って、……これ、どういう破戒勢力があると思う?“在日オールスターが役員に” コリア国際学園、大阪・茨木に来春開校…理事長は姜尚中、「ゆとり」旗振り役の寺脇も参加 授業時間数も日本の公立学校の1.3倍も確保した問題。  2012/01/21(土)
http://blog.livedoor.jp/saihan/archives/51631365.html
http://kafuka36.blog104.fc2.com/

37:マンセー名無しさん:2010/07/24(土)
NHK教育テレビの「日曜美術館」
俺の愛すべき番組で、日曜日の楽しみだった。これまでの司会者は個性豊かで多士済々だった。それなのに、去年からこの朝鮮系に。もう番組を見ることもなくなった。日曜日のささやかな楽しみが奪われた。日本と日本人に対して憎悪を剥き出しにして罵詈雑言を浴びせ、根拠のないデマと嘘を垂れ流すこの卑しい朝鮮人だけは絶対に許せない。

2010-07-07~過去記事
つーかさ、「日本人に対しては」ゆとり教育を推進してる者と、「韓国人に対しては」エリート教育を推進している者が、『同じ人物』って、……これ、どういう意図があると思う?“在日オールスターが役員に” コリア国際学園、大阪・茨木に来春開校…理事長は姜尚中、「ゆとり」旗振り役の寺脇も参加

コリア国際学園が大阪に来春開校、大学進学にも注力~理事長に姜尚中[09/27]

「ゆとり教育の元凶」の者がゆとりなき「エリート教育校」の理事に(週刊新潮 2007年10月25日号)
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1113495541
日本族の「研究学問の放置」 (灯台出の詰め込みのバカ学者)
2016-03-12 18:46:09
列車にひかれるシカ年/5,000頭 、バカ学者どもに分からず、理由は鉄分不足に…

「シカが線路周辺の草を食べた後、レールをなめる行動を示した。レールには車輪との摩擦で生まれた微細な鉄粉がついている。シカは鉄分を補うために線路に入りレールをなめる仮説が」(見城)

何十年も気づかないバカの専門家も驚く新発見。

20~30頭のシカの群れが集まってきて鉄粉をなめる様子。鉄分を補給するためシカが線路に近付いている」と梶村。
http://www.sankei.com/premium/news/160312/prm1603120011-n4.html
早期教育が特に悪いらしいです (さわら)
2016-03-12 19:15:49
トラ様 いつも楽しく拝見させていただいております。
私も子育てを通してシュタイナー教育を学ぶようになった者です。
人間は7年周期で成長していくという基本の考え方がまずあり、生まれてから最初の7年は肉体を成長させる期間で、この時期に文字や数など頭脳を使う教育を与えると、成人してから肉体的、精神的疾患にかかりやすくなる、とシュタイナーは言っています。

精神疾患の増加は昨今の早期教育の増加とリンクしているのではないかと思うことがあります。

それにしてもトラ様の学生時代の風を切るような自由な精神は、なかなか凡人には真似できません。うらやましいです。
ヒトラーが怖れた神秘思想家、ルドルフ・シュタイナー  (Unknown)
2016-03-12 20:56:10
http://tasogarekowai.blog.so-net.ne.jp/2015-02-26

かの有名なアドルフ・ヒトラーがまた無名だった時代、いち早く、その危険性を予言、警告した人物がいました。それが、人智学の創始者ルドルフ・シュタイナー(1861年2月27日 - 1925年3月30日)です。

シュタイナーの成果は広範囲に及び、世界中の知識人たちからも支持を受けるようになります。しかし、この急進的な思想の業績は多くの議論や批判、敵対者を生み出すことにもなりました。それは学者、教会、そして政治団体からです。

批判者たちの中でも最もシュタイナーを最も敵視する人物がいました。その人物の名は、秘密結社「トゥーレ協会」の中心人物、ディートリヒ・エッカート(エックハルト)です。

 この「トゥーレ協会」、極端な民族主義・反ユダヤ主義を標榜した秘密結社で、のちのナチスの母体の一つとなる団体です。ディートリヒ・エッカートはアドルフ・ヒトラーが信奉していた精神的な師匠ともいうべき人物で、いわばナチス・ヒトラーを生み出した黒幕ともいえます。彼もシュタイナー同様、神秘的なカリスマを備えた人物だったのです。

彼らがまだ弱小で無名だった組織であった時からシュタイナーによる警告をされ、行動の全てをシュタイナーの霊的洞察力で見透かされていると怖れていたのです。
 シュタイナーは、1923年の「ミュンヘン一揆」の事件の際も、「もし、この組織が今後、大きな勢力を奮うことになれば、それは中部ヨーロッパに大きな不幸をもたらすだろう」と評していました。

1920年代の初期のナチスにとっての最大の敵は、ユダヤ人でも、革命的共産主義者でもなく、ルドルフ・シュタイナーこそが最大の敵だったのです。
 彼らの敵視は半端なものではなく、ヒトラーは「第一次世界大戦でドイツが負けたのは彼らの思想であり、「唯一、完全に抹殺したい人物」とまで言わしめています。

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