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韓国人が反日化している原因が実は日本そのものにあるのではなく、北朝鮮に対する劣等感にある

2017年01月13日 | 外交

韓国人が反日化している原因が実は日本そのものにあるのではなく、
韓国人の北朝鮮に対する劣等感に端を発するidentity crisisにある


2017年1月13日 金曜日

なぜ韓国だけが他のどの国よりも「反日」なのか 1月12日 神谷匠蔵

Robert E. Kellyという、米国人の政治学者で韓国の釜山大学で准教授を務めておられる方が2015年に書かれたWhy South Korea is so obsessed with Japan(なぜ南韓は日本のことで頭がいっぱいなのか)」という記事は、過去に産経新聞のニュースでも部分的に取り上げられていたようだが、今改めて読んで見ると実に興味深い。

この記事においてKelly氏は韓国在住の米国人知識人という立場を生かし、実に第三者的に、ほとんどどちらのサイドにも感情移入をすることもなく韓国人の日本に対する嫌悪感情(彼はこれをAnti-Japanismと呼んでいる)の異常性を指摘し、この異常事態がなぜ生じているのかを淡々と論じている。

2年も前の英語記事なので、既にいくつかのブログやニュース記事でも邦訳・紹介されているが、Kelly氏の記事は今この時期にこそ改めて注目されるべき内容であるし、また私なりの見解を加えつつ解説をしたい部分もあるので、ここでは敢えて改めてこの記事の内容を要約しながら適宜引用し訳していくことにしたい。

まず、冒頭からして早速Kelly氏は「韓国の異常性」に対する純粋な驚きを表現している。

It is immediately obvious to anyone who has spent substantial time in South Korea that its people and its elites have an extraordinary, and negative, fixation with Japan.

(邦訳)ある程度韓国で時間を過ごしたことのある人には即座に明白であるように、韓国の民衆及びエリート層はともに日本に対して常軌を逸した、そして否定的な執着を持っている。

また、韓国メディアが普段どのように日本について報道しているかについても言及している。

Korea’s media talks about Japan incessantly, usually with little journalistic objectivity and in negative terms: as a competitor for export markets which must be overcome, as a rival for American attention, as an unrepentant colonialist, as a recipient of the ‘Korean Wave’ (watch Korean analysts triumphantly argue that Japanese housewives are learning Korean), as a lurking military imperialist just waiting to subdue Asia again, and so on. (太字は私の編集)

(邦訳)韓国メディアは日本についてばかりひっきりなしに話題にするが、大抵は報道としての客観性はほとんどなく、またそこでは否定的な言辞が多用される。例えば、輸出市場獲得を争う打ち負かすべき競争相手として、アメリカの注目をめぐって争うライバルとして、全く反省の色を示さない植民地主義者として、「韓流ブーム」に便乗する消費者として(韓国のアナリスト達が勝ち誇ったように日本の主婦達が韓国語を学んでいると主張するのを見よ!)、あるいは再びアジアを征服する時を今か今かと待ち構えている軍事帝国主義者として、などだ。

また、韓国がLiancourt Rocks(竹島)に異常に執着していることや、韓国の独立記念日には子供達が日本軍を模した人形に水鉄砲を撃ったりすること(On Korean independence day, Korean children use squirt guns to mock-kill dressed-up Japanese soldiers)などにも触れ、これらの例に見られるような異常な日本に対する執着はきちんと説明されなければならない(this obsession cries out for explanation)とKelly氏は言う。

そこでKelly氏が考えるこの事態に対する「説明」とは、以下のようなものだ。

South Korea’s nationalism is negative, defined very much against Japan and, importantly, not against North Korea. The reason, I hypothesize, is that North Korea so successfully manipulates Korean nationalist discourse that South Korea cannot define itself against North Korea

(邦訳)韓国のナショナリズムは常に「何かの否定」として現れるが、特に「日本」の否定によって特徴づけられ、かつこれが重要なのだが、「北朝鮮」の否定としては現れないのだ。この理由は、私の仮説では、北朝鮮が実に見事に韓国のナショナリストの言説を操作しているために韓国側が北朝鮮に敵対する形で自己を規定できないからである

北朝鮮が「マルクス主義」あるいは「社会主義」といった西欧由来の思想よりも、「主体思想」に基づいて「朝鮮民族」ないし「韓民族」の優越性を基礎とする自民族優越主義(ethnocentricism)を基調としたイデオロギーによって成り立っていることは日本でもよく知られているが、この影響が実は韓国にもより否定的な形で及んでいるとKelly氏は言う。

This would not matter if South Korea’s political identity were democratic and post-racial, but it isn’t. The minjok myth is in fact deeply resonant. South Korean education teaches it (the resultant racism is a huge problem); government media campaigns and commercials stress it; my students write about it in glowing terms; until a few years ago the national pledge of allegiance was to the minjok, not to the democratic state.

これ(韓国は北朝鮮に比べて「朝鮮民族としての純粋性」という点でどうしても劣らざるを得ないこと)は、もし韓国の政治的アイデンティティが民主的でポスト人種主義的であれば大して問題にならないのだが、しかしそうではないのだ。「民族」神話は実は深く反響している。韓国における教育でそれは教えられているし、(その結果生じる人種差別は深刻な問題である)政府系メディアも民族キャンペーンを実施し、民間のCMでも強調されている。私の学生達もそれについて煌びやかな言葉で書いてくる。つい最近まで国家の忠誠誓約は民主国家に対してではなく(朝鮮)民族に対してされていた。

つまり、韓国在住のアメリカ人政治学者から見て韓国は決して民主政治がしっかり根づいた国とは言えず、むしろ韓国における政治的正統性(legitimacy)は「朝鮮民族」に対する忠誠の程度によってのみ担保されるのが実態だ。

だが、哀れなことに韓国人は北朝鮮人に比べて「朝鮮民族」としての純粋性において劣っているという自覚を持っており、従って「朝鮮民族」としての責任を韓国人でありながら果たすためには仇敵日本を叩き続けるしかない、かつそうすることに対してはアメリカも、中国も、ロシアも、北朝鮮も、また国連や国際社会も別に文句を言わない。文句を言うのは日本だけ、否、日本の「右翼」だけであり、同じ日本人でさえも「リベラル」派は文句を言わないどころか韓国人の反日感情を真に受けて「謝罪」にとどまらず「賠償」までしてしまう。そうであるなら、急速に進む西欧化、グローバル化の中でアイデンティティを失いつつある韓国人にとって「反日イデオロギー」ほど便利なものはない、というのがKelly氏の見解である。

つまり韓国人は「日本のリベラル」のように「愛国心や民族的プライドなど失ってなんぼ」と開き直ることもできず、かといって北朝鮮のように経済的利益を犠牲にしてまで「民族主義」を徹底することには躊躇し、そんな自己に対して道義的負い目を感じつつもそれを「反日」という形でしか表現できない実に憐れむべき状態にあるとのことだ。

だが、仮にそうだとするならこれは日本にとっては迷惑千万な話である。日本人としてはとんだ「とばっちり」であるが、それにしても韓国人の勝手な都合でこれほど国際的名誉を傷つけられるなどたまったものではない。名誉毀損ないし侮辱罪で訴えてもいいくらいだ。加えて、仮令日本が完全にリベラル化し、西欧のリベラルに言われるがままに韓国に謝罪と賠償を永久に続けて、教科書から何から全て韓国様の仰せの通りに書き換えたところで、彼らが反日化している原因が実は日本そのものにあるのではなく、韓国人の北朝鮮に対する劣等感に端を発するidentity crisisにあるというのであれば、韓国の反日姿勢は韓国人自身が変わらない限り一向に改善しないだろう。

誰が韓国をracial ideologyから救い、democratic stateへと変えることが出来るのか。そんなことは誰にもできないだろう。そもそも完全にracial ideologyを克服しているのは最初から多民族国家として成立したアメリカくらいのものであり、ヨーロッパ諸国にだっていまだにracial ideologyは残存しているのである。となれば、現実に韓国を脱反日化するには結局南北朝鮮の統一しかないのかもしれない。またその日が来るまでは日本側も「反日」が韓国にとってのoptimal choiceであるという状況をいつまでも許すつもりはないとはっきり示すべきだろう。その意味で安倍政権の今回の対応は実に正しい。いずれにせよ、真に日韓関係を改善したいのであればリベラル派は「自虐史観」のみに囚われるのではなく、こうした冷静な第三者の意見を少しくらいは参考にすべきではないだろうか。



(私のコメント)

昨日も、韓国と北朝鮮に関係について書きましたが、韓国は北朝鮮とのプロパガンダ合戦において劣勢に立たされるのは、「朝鮮民族主義」において正当性に劣勢にならざるを得ない。北朝鮮はアメリカと正面からぶつかり核実験やミサイル開発を続けているが、韓国はアメリカや日本の支援なしには北朝鮮や中国に対抗が出来ない。

このような事を書くと、韓国人などが猛烈な反発をするが、韓国には韓国民族主義を鼓舞するような栄光の歴史が無い。韓国は核開発も出来ずミサイル開発も出来ない。このような事を書けば日本も同じではないかと言う人がいるが、日本はアメリカや中国やロシアと正面から戦争をした歴史がある。しかし韓国にはそのような歴史が無く、2000年の歴史で中国と戦争をして勝った事が無い。

その様な状態で、韓国民族主義を鼓舞するにはアメリカを叩くわけにはいかないから日本を叩くしかないのだ。このような状況で民族主義で北朝鮮と比べると負けてしまう。北朝鮮のように自国民を犠牲にしてまで民族主義を貫く事は韓国では不可能だ。だから絶対に反撃してこない日本を叩く事で民族主義を鼓舞する事になる。

しかし今回のように、日本から制裁が加えられると韓国自体の生存が危うくなってしまう。今まではそのような事が起きればアメリカの仲裁で日本が譲歩させられてきたが、今回は韓国側がアメリカが仲裁になった日韓合意を破っている。

昨日は韓国には民主主義政治が早すぎた事を書きましたが、韓国は民族主義を克服する事が出来ないのだ。韓国と北朝鮮がプロパガンダ合戦をしても北朝鮮には勝てないからだ。北朝鮮に勝つには韓国が日本と戦争をして勝つことが必要になる。竹島問題もそれが分からなければ韓国の意図が分からない。

韓国の民族主義を鼓舞するには、北朝鮮を武力解放するしか無いのでしょうが、圧倒的な経済格差で優位に立っても韓国単独では北朝鮮に勝てないと、韓国の軍幹部が言っている。プロパガンダ戦争で北朝鮮に負けているからだ。90年代に北朝鮮で数百万人の餓死者が出た時も韓国は動かなかった。

当時の北朝鮮は国家破綻状態にあり、核実験もしていなかった。窮上にある北朝鮮の国民を救済するために韓国は立ち上がらなかった。アメリカも親中派のクリントンが大統領では解放に踏み切れなかったのだろう。今では核実験も行われて、アメリカまで届くようなミサイルの開発に成功している。今となっては手遅れだ。

ロバート・ケリー氏の記事は、韓国の反日に対する分析記事ですが、北朝鮮の正当性に対するプロパガンダに対抗が出来ない事が原因らしい。日本のリベラル派のように愛国心や民族主義を悪とみなすくらいの覚悟も無く、自国民を犠牲にしてまで民族主義を徹底する事が出来ない。その鬱屈した心が反日で癒されるのだ。

つまり反日であればあるほど民族主義が鼓舞されるのであり、日本を批判しても絶対制裁してこない安全牌なのだ。我が国は独島を占領した戦勝国であるというプロパガンダは、韓国の愛国主義と民族主義を鼓舞する事が出来る。日本海の呼称問題や従軍慰安婦問題でも日本を屈服させれば、彼らの愛国心と民族主義は鼓舞される。

韓国と韓国人は、絶対反撃してこない日本と言う安全牌と戦争しているのであり、北朝鮮とは絶対に戦争できるような度胸が韓国人には無い。だから韓国は北朝鮮を統一できないだろう。あるとすれば中国が崩壊した後であり、北朝鮮も中国と言う後ろ盾が無くなれば崩壊する。北朝鮮でクーデターが起きないのは中国の報復があるからだ。

韓国人の常軌を逸した反日は、愛国心や民族主義において北朝鮮に負けまいとする気持ちからであり、それがなぜアメリカや中国に向かわず日本に向かうのか。日本ならば安全だからである。竹島を占領しようが日の丸を焼こうが日本政府は抗議以上の事はしない。しようとすればアメリカが今までは止めて来た。

韓国人が、愛国心や民族主義と言った事に克服できていれば問題はないが、彼らのアイデンティティは希薄であり、それは自分の名前を改名したりする事に現れている。韓国人がアメリカ人名や日本人名を名乗りたがるのは、アイデンティティが希薄なためであり、在日の多くは自ら希望して通名を使っている。韓国人としての誇りが持てないからだ。

少し前に韓国経済が非常に好調であり、日本に追いつき追い越すまでになった時期があった。サムスンはソニーに勝ったと言う事実は、日本を克服すると言う愛国心を満足させた。中国もGDPで日本に勝ったという事実が彼らの愛国心を高揚させた。それほど彼らにとっては日本が目障りであり自尊心を傷つけた。

南京問題や慰安婦問題は、事実がどうであれ日本から謝罪を勝ち取る事で愛国心は満足できる。だから事実がどうであるかを説明しても彼らは聞く耳を持たない。彼らにとっては力関係で事実が認定されるからだ。朝鮮半島の事については欧米の学者の研究論文がいくらでもあるのに韓国では紹介される事はない。韓国人の常軌を逸した反日もロバート・ケリー氏が分析しているが、韓国人の反日がこのまま続けば、世界に韓国人の異常性が認識される事になるだろう。


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47 コメント

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韓国人の常軌を逸した反日と民族主義 (kashin)
2017-01-13 13:47:48
やはり大韓民国は、健全(まとも)ではない、あってはならない度の高い国家だね。北朝鮮に併合されるべきだね。
Unknown (Unknown)
2017-01-13 13:50:13
良い論文です。ほぼその通りだと思います。
Unknown (笑氏)
2017-01-13 13:59:51
「10億円返せ」とか言ってる前国連事務総長をウィーン条約違反で告訴すればいんじゃね?
統治の正統性 (kashin)
2017-01-13 14:09:15
1990年代半ばに、窮上にある北朝鮮の国民を救済するために韓国は立ち上がらなかった時点で、韓国の朝鮮半島を治める正統性は失われたと見るべきでつね。建前を外れて目先の損得・安泰に走る奴は破滅するのです。
日本のリベラル派 (Unknown)
2017-01-13 14:11:47
>日本のリベラル派のように愛国心や民族主義を悪とみなすくらいの覚悟も無く、

だから、アメポチ・奴隷ポチと言われている。
安倍叩きだけが生きがい。
Unknown (Unknown)
2017-01-13 14:15:14
今日も韓国ネタだが、TORAさんは何を主張しているのだろう?
結局人の性格に喩えると解りやすい (Unknown)
2017-01-13 14:20:41
慰安婦像を国同士の約束違反で再び置いて開き直るのや反日でしか、しかもヒステリックに感情的なことのみの思考や行動ばかりなのだーートランプの思考、行動パターンと良い勝負だなーーそんな輩とは絶対付き合いたくも近ずきたくもないよーー。
あの国と関わっても何の利益もありません。 (noname)
2017-01-13 14:54:59
出来るだけ距離を置いて関わるべきではないです。もちろんけいかいは忘れずに。

アメボチ、奴隷ポチは自称保守も一緒というかもっと酷いですです。
竹島を奪い返しましょう (ACE)
2017-01-13 15:03:59
竹島を奪い返しましょう、日本政府はいったいいつまで韓国の占領を放置するのですか?

スワップなど竹島の返還やすべての反日運動を止めたら考える程度で良いと思います。
サイバー攻撃に手も足も出ない日本 (Unknown)
2017-01-13 15:19:06
http://takayamaukondaiyunagafusa.net/2016/12/28/%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%BC%E6%94%BB%E6%92%83%E3%81%AB%E6%89%8B%E3%82%82%E8%B6%B3%E3%82%82%E5%87%BA%E3%81%AA%E3%81%84%E6%97%A5%E6%9C%AC/

 教育水準が高いのに、失業率も高いロシアのような国では、高度な技術を持ったハッカーによるクレジットカードやネットバンキング絡みの犯罪が多く発生していますが、これに対してロシア当局は有効な対策も立てないので、民間ハッカーはどんどん力を高めています。

イスラエル軍の戦闘機がシリアに侵入して核関連施設を空爆したことがあるのですが、そのとき、イスラエル軍は事前にサイバー戦用の特殊な無人偵察機を飛ばし、それを探知したシリア軍の対空レーダーの反射波にウイルスを忍ばせました。
これはシニア・ズーターと呼ばれるサイバー戦の手法で、シリア軍のレーダー網に平時の画像を流し続けた。
結果、イスラエル戦闘機が飛来しても、まったく探知できずに核関連施設を全て破壊されてしまいました。

また、核兵器開発疑惑のあるイランでも、原子力関連施設がサイバー攻撃で狙われたことがあります。
イランのウラン濃縮施設や原子力発電所の一部のシステムが『スタックスネット』と呼ばれるウイルスに感染し、同国の核開発計画に大きなダメージを与えましたが、これはUSBメモリ経由で仕込まれたことがわかっています。
犯人は特定されていないが、イスラエルかアメリカによる破壊活動だと見られています。

その他にも、すでに各国の軍事施設やネットワークが不正に侵入されたり、ウイルスを仕掛けられるケースが相次いでいます。サイバー防衛に力を入れているアメリカでさえ、無人偵察機の操縦システムがウイルス感染したことが明らかになっています。

ロシアとグルジアが紛争になった際、露側がグルジアに大規模なサイバー攻撃を加えています。
ウイルス感染した数万台のPCを踏み台にして、大量のデータを送りつけることで標的の処理能力をクラッシュさせるDDoS(分散拒否サービス)攻撃が使われました。
この攻撃でグルジア政府のサイトや同国の金融システムが使用不能になり、深刻なダメージを受けました。

さらにもっと恐ろしいサイバー攻撃の手口もある。「ロジックボム」というサイバー攻撃の手法に対する警告が強調されています。

ロジックボムとは、ハッキングなどで不正侵入するのではなく、システムやチップなどの製造過程であらかじめ悪意のあるプログラムを潜ませておき、いざ有事となった場合、外部からの指令でプログラムが起動する仕組みなのですが、軍事システム、あるいは発電所や鉄道網、航空管制などの重要インフラのシステムにロジックボムが仕込まれていて、そこが暴走すれば戦争どころではないわけです。

そうしたロジックボムを仕掛けやすい国は、チップなどのIT機器を多く製造し、システム開発でも大きなシェアを持つ国であるという。
まずはアメリカ、そしてなんといっても今や世界の工場となった中国ですから、中国製のIT機器やソフトウエアを使用した製品は、日米とも政府機関や軍事施設、主要インフラ施設で当然のように使われていますが、そこでもし、中国のロジックボムが仕掛けられていたら、日本は壊滅的打撃を受けてしまいます!

軍事衛星やデータ通信が停止すれば、在日米軍も自衛隊もまともに動けませんし、送電制御システムを暴走させて電力供給をストップさせたり、航空管制を混乱させて事故を誘発させたり、原子力発電所の制御システムを破壊するかもしれません!

過去にアメリカの電力供給システムに何者かが仕掛けたロジックボムが発見されたことがあったといいます。
しかし、ロジックボムは本来、開戦日まで秘匿される罠であり、今現在どこに、どれほどの数が仕掛けられているかは解りません!

前に紹介した『サイバー・ウォー』には、中国のIT企業「ファーウェイ(華為)」が2004年頃、大量の模造ルーターを米軍と軍需産業に納入し、脆弱性が発見されたエピソードが書いてあった。

ファーウェイから通信設備を購入しようとした米通信大手AT&Tに対し、「スパイ活動に悪用される恐れがある」として米国家安全保障局が取引を中止するよう異例の要請を行っています。
無論、通信設備にトラップドアやロジックボムが仕組まれている可能性が高いことが判明したからなのです!

ファーウェイといえば、創業者が人民解放軍出身であることで有名です。

 近年、同社はソフトバンクに基地局設備やスマホ端末を納入していることで、日本でも名の知れた企業になっています。有事の際、携帯の基地局が一斉にダウンする・・・。そんな心配が杞憂になればいいが……。

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