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共産主義は大東亜戦争とともに人種差別、異教徒弾圧から開放する事に貢献した。

2006年05月03日 | Weblog

共産主義は大東亜戦争とともに人種差別、植民地支配、
キリスト教による異教徒弾圧から開放する事に貢献した。


 

2006年5月3日 水曜日

新しい価値観?2(悪の共産主義の役割) 5月1日 ロシア政治経済ジャーナル

▼偽りの希望

こうして世界は、ほとんど欧米の植民地にされていきました。(日本が生き残ったのはまさに奇跡)世界はほんの一握りの支配層と大部分の奴隷・半奴隷にわかれていた。支配層というのはいうまでもなくイギリスを中心とする欧州。それに、アメリカ・ドイツ・イタリアがおくれて植民地獲得競争に参戦していきます。(日本も)

そして、支配層に位置する欧州の中でも、大部分の人たちは貧しい生活を強いられていました。当時は、労働者の権利なんて保護されていません。で、資本家の鉄則は「最小限の投資で最大限の利益を」でしょう。「低賃金・長時間労働」はあたりまえ。女子供は安く雇える。だから、6歳くらいの子供を雇い15時間くらい働かせるなんてことがザラにあったのです。

世界を見ると、欧米以外はほとんど植民地、で国内をみると一握りの資本家が
過酷な労働を強いている。

こんな世界に希望をもたらす男が登場します。共産主義教の開祖カール・マルクス(ユダヤ系ドイツ人)。マルクス主義は、当時の世相にとってもマッチしていました。彼の歴史観を簡単に書いておきましょう。

まず、皆が貧しくて余剰生産物がない。まあ、アマゾンにすむ原住民のようなイメージでしょうか。この時代を原始共産制の時代といいます。ところが、生産力が向上すると、余剰生産物が出てくる。すると、持てるものと持たざるものが出て、階級が生まれます。

階級は、奴隷所有者と奴隷(奴隷制社会)、地主と小作(封建社会)、資本家と
労働者(資本主義)という風に進んでいきます。そして、生産力が向上すると、現在のシステム(例、奴隷制・封建制・資本主義)は、古くなって革命が起こる。その後は、社会主義→共産主義へと進んでいくという理論。

何が時代にマッチしていたのか?つまり、「労働者が天下を取ること」「被支配者が支配者を打倒すること」が理論的に正当化されたのです。今も昔も貧乏人のほうが圧倒的に多いですからね。マルクス主義と、マルクス主義をベースに打ち立てられたソ連は、貧乏人と植民地人に圧倒的に支持されたのです。

例。

ロシア革命が起こったとき、

1、中国革命の父・孫文(天風先生の友達)「人類の偉大な希望の誕生、この希望はロシア革命である」

2、インドのネール「人類社会をはるかに前進させ、消すことのできない鮮やかな炎を点じた」

3、エジプトのナセル「ロシア革命は数億の人々を封建制度と搾取から解放した」

このように、共産国家の誕生は当時、貧しい労働者と植民地の希望の光となったのです。ところが、貧しい人々と植民地の期待は裏切られました。ロシアではレーニン・スターリンが、そして中国では毛沢東が、北朝鮮では金日成が、カンボジアではポルポトが、それぞれ大虐殺をしています。(しかも何百万という単位で。。。)

一体どうしてこういうことになってしまったのでしょう。いろいろな説があると思いますが、私はマルクス主義自体に虐殺を正当化する部分があるのだと思います。マルクスいわく「人類歴史は階級闘争の歴史」。そして、プロレタリアートが資本家を打倒するのは歴史の必然。彼らの歴史観では、かわいそうな労働者が資本家を殺すのは善なのです。

で、誰が「資本家」を定義するの?これは、政権をとった自称プロレタリアートがするんですよね。別に農民でも労働者でも、気に食わなければ「ブルジュア的」ってことでどんどん殺し、それが正当化される。まあ、共産主義ってのは、根本的に虐殺を起こす要素があったってことです。(ウソだと思う人は、マルクスの共産党宣言を読んでみましょう)

ただ、歴史的観点でみると、共産主義にも、ある程度いい部分があったことを書いておきます。
 
▼弁証法的に共産主義を評価すると?

さて、正反合のヘーゲル的に共産主義を評価してみましょう。

共産主義は、

・資本主義
・植民地主義
・帝国主義
・キリスト教絶対主義
・白人至上主義

等に反対する理論として登場しました。もちろん結果は大失敗でしたが、それなりの意味があったといわざるをえません。どういう意味?

1、共産主義国には人種差別がない
2、共産主義国の登場で、資本主義国の労働者の権利が向上した
3、古典派資本主義(正)・共産主義(反)の折衷理論のケインズ主義がうまれた

順番に見ていきましょう。

1、共産主義国には人種差別がない

私は、ソ連時代末期からモスクワに住んでいるのでよくわかります。共産主義者にとって、階級は「金持ちと貧乏人」「資本家と労働者」の二つだけ。人種差別というのはないのです。(ロシアではソ連崩壊後出てきています)

ですから、中国の孫文もインドのネールもエジプトのナセルもロシア革命を賞賛したのでした。私が言っても信じてもらえないので、実際ソ連で捕虜になった人のお話を聞いてみましょう。

「4年間同じ場所(シベリア)で暮らして分かったことは、間違いなく彼らには人種差別がなく、白人(スラブ系)であっても気が合えば、日本人のような東洋人と結婚することになんら抵抗はなく、日本人が求めれば、喜んで一緒になれる機会は存分にあった。」(「激動の樺太より生きて祖国に帰還して」飯田和夫 鳥影社 http://tinyurl.com/mkmtd ←名著です。 )

「実際、私好みの女性は多くいて、日露の状況がこのようなものでなければ、将来、結婚したい女性はたくさんいたのである。」(同上)

ほらね。「いや、それって1945年以降でしょ?もう他の国でも人種差別はなかった
んちゃいますの?」ああ、そうですか。

では、イギリス軍に捕虜になった人の体験談を。第2次大戦中、イギリスの捕虜になった会田雄次さんはこんな風に書いています。会田さんは捕虜で、イギリス女性部屋の掃除をしていたのですね。

「その日、私は部屋に入り掃除をしようとしておどろいた。一人の女が全裸で鏡の前に立って髪をすいていたからである。ドアの音にうしろをふりむいたが、日本兵であることを知るとそのまま何事もなかったようにまた髪をくしけずりはじめた。部屋には二、三の女がいて、寝台に横になりながら『ライフ』か何かを読んでいる。

なんの変化もおこらない、私はそのまま部屋を掃除し、床をふいた。裸の女は髪をすき終わると下着をつけ、そのまま寝台に横になってタバコを吸いはじめた」会田雄次『アーロン収容所』(中公新書)

「入ってきたのがもし白人だったら、女たちはかなきり声をあげ大変な騒ぎになったことと思われる。しかし日本人だったので、彼女たちはまったくその存在を無視していたのである」(同上)

「彼女たちからすれば、植民地人や有色人はあきらかに人間ではなかったのである。それは家畜にひとしいものだから、それに対し人間に対するような感覚を持つ必要なないのだ、そうとしか思えない」(同上)

ね。共産ソ連と帝国主義イギリスでは、他の人種に関する態度が全然違うのでした。次。

2、共産主義国の登場で、資本主義国の労働者の権利が向上した3、古典派資本主義(正)・共産主義(反)の折衷理論のケインズ主義がうまれた

資本主義というのは、ソ連が登場するまで、非常に労働者に過酷なシステムでした。しかし、ソ連が登場し資本家も「あんまりひどいことすると革命起こされるかもしれん」と恐れはじめた。それで、労働者の権利が徐々に向上していったのです。

また、市場絶対主義の古典的資本主義(正)と市場完全否定の共産主義(反)の間をとり、「国が有効需要(消費と投資)を創出する」という考え方のケインズ理論(合)が登場しました。

このように共産主義は、欧米資本主義・植民地主義・帝国主義・キリスト教絶対主義・白人至上主義のとんでもない部分を取り除く役割を果たしたといえるでしょう。


(私のコメント)
表題からすると共産主義を賞賛しているように見えますが、どうして共産主義運動が世界に広まったかを考えると、それなりの理由があったからだろう。ところが91年のソ連の崩壊とともに、アメリカの資本主義の本性が現れ始めて、アメリカは帝国主義的になり、日本を植民地であるかのように国の富を奪い始めた。

またアメリカでは白人至上主義が復活して、キリスト教原理主義によるイスラム教等への異教徒弾圧攻撃を始めた。もちろん表向きには否定はしますが、共産主義の脅威がなくなってからアメリカは理性のブレーキが壊れ始めた。その象徴的な出来事がイラク戦争ですが、アメリカは世界帝国の本性を現し始めたのだ。

しかし共産主義は崩壊してしまったから、日本の左翼は消滅して対米批判をする人は少なくなってしまった。テレビでも対米批判をする評論家は出られなくなり、左翼は天然記念物になってしまった。それに対して民族派の中からアメリカの帝国主義を批判する私のような反米保守が出てきたわけです。

民族派としては大東亜戦争を植民地開放と人種差別撤廃闘争であったと肯定しているのですが、共産主義もその意味では共闘していたのだろう。しかしナチスドイツと同盟を結んでいたから、日本はナチと一緒にされてしまった。松岡洋介はソ連と同盟を結びたかったのですが上手くいかなかった。

ソ連の共産主義もスターリンによって変質して単なる独裁国になってしまい、共産主義は看板だけになった。マルクスの理論によれば社会主義は先進工業国から生まれるはずですが、日本こそ正統派の社会主義国家であったのではなかろうか?戦後の日本を見ればあきらかに社会主義であった。

小泉改革とは日本の社会主義をアメリカ的な資本主義に変えることなのですが、それでは歴史を逆戻しにするようなことであり、アメリカはその意味では後進国なのだ。西欧も社会民主主義政権が誕生して日本と同じになったのに、アメリカには社会民主主義政権は出来ていない。

ルーズベルト大統領のニューディール政策は限りなく社会主義的なのですが、戦後になって反共産主義の運動が高まって資本原理主義国家になってしまった。アメリカでは健康保険の制度も遅れていて貧乏人は病気になったら借金をしないと治してもらえない。いわば格差社会なのですが、日本も格差社会が問題になり始めた。

だからソ連は共産主義の看板を背負った独裁国家であり、日本やEUこそが正統派の社会民主主義国家である。そしてアメリカは歴史の流れから取り残されて原始的資本主義のままなのだ。堀田佳男氏は次のように言っている。


ふたつのアメリカ 4月24日 堀田佳男

アメリカ社会にも立派な格差があることは読者の方もご存知の通りである。いわゆる貧困層で暮らす人は全米で3700万人(人口の12%)に達する。この数はホームレス人口ではなく、ほとんどが家族も仕事もある人たちだ。健康保険に未加入で、その日その日をなんとかうっちゃっている。

 ブッシュがホワイトハウスに入ってからこの層の人たちが540万人も増えた。アメリカ人の知人や友人と話をすると、ほとんどが「なんとかしないといけない」と言う。さらにトップ20%の金持ち層がアメリカ資産の半分以上をさらっている現状に、「途上国と同じである」と嘆きもする。

 2004年の大統領選で、この問題を直視して貧困層救済を真剣に説いたのは民主党のジョン・エドワードたけだった。選挙テーマでもあった「ふたつのアメリカ」は、まさに格差社会そのものが争点だった。08年大統領選にも出馬する予定なので応援しているが、実はアメリカ社会で格差を埋めることは困難を極める。



(私のコメント)
だから日本こそ正当なる社会民主主義国であり、その日本がアジアの植民地支配と欧米の人種差別撤廃のために大東亜戦争を戦った事は矛盾しない。米英の資本主義体制は白人至上主義とキリスト教絶対主義が植民地支配と人種差別を正当化したが、日本はその為に戦ったのである。そして大東亜戦争で戦闘には負けたが、戦争目的からすれば日本は勝ったのである。

戦後も1938年に制定された国家総動員法は戦後も生き続けて社会民主主義国家の基本になったが、小泉改革はこれを逆行させているのだ。社会主義とは格差社会をなくすためなのですが、年金制度も健康保険制度も崩壊しつつありますが、小泉改革がこの制度を破壊してしまったのだ。格差社会が無年金者や無健康保険者が増大して、日本人の平均寿命も短くなっていくのだろう。


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