株式日記と経済展望

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1ドル=106円というのは、2008年10月以来の水準です。年末くらいに向けて115円を目指す

2014年09月09日 | 株式

1ドル=106円というのは、リーマンショック後に暴落が始まった2008年10月
以来の水準です。年末くらいに向けて、最大で111円〜115円あたりを目指す


2014年9月9日 火曜日

今日のポジション(9/9) 1ドル=106円 9月9日 為替王

米ドル円について先週から
「目先は105円台後半〜106円あたりが目処」との予想を掲げましたが、
早くも今朝、その水準に到達しています。

円安の動きが止まらなくなってきました。
先月下旬に1ドル=104円を回復し、先週105円に到達。

どこまで上がるのかについては、秘伝チャートを用いて“小さなだんご”や“直近のせのび”を駆使することにより、皆様のお手元の秘伝チャートでもだいたい105円台後半〜106円に乗るくらいのターゲットは算出できたのではないかと思います。

先週末は米雇用統計が事前に予想されていたほどは良くなかったということで、一時104円台に反落するなど、昨日の朝もまだ105円近辺でしたが、昨日1日であっという間に駆け上がり、私たちの短期的なターゲットに到達しました。

ちなみに1ドル=106円というのは、リーマンショック後に暴落が始まった2008年10月以来の水準です。今後の見通しにつきましては、すぐにどうこうということではありませんが、引き続き、「年末くらいに向けて、最大で111円〜115円あたりを目指す円安のビッグウェーブ」が始まっていると見てよいのではないかと考えます。


米ドル円よりも今、世界的に注目されているのがポンド。

「スコットランドのイギリスからの分離独立」について、最新の世論調査で(しかも保守系新聞の調査で)、独立賛成派が51%に達したとのニュースを受けて、今週はポンドが一段と急落して始まりました。


今朝、GBP/USDは1.61近辺、ポンド円は170円台後半の水準まで下がっています。
ポンド円は米ドル円の急騰に助けられて、それほど下がっていませんが、結果的に、昨日のブログ記事で「目先の目処としましては、ポンド円は170円台後半」と書きましたように、秘伝チャートから算出される目処で、とりあえず落ち着いています。


さて、今後、どこまでポンドが下がるか?について。
7月からの下落幅が相当な規模になりますので、短期的にはもうあまり下落余地がないとの見方になるのですが、たとえばGBP/USDならば、“せのびのダブル”(※『2014年版』の高等テクニックご参照)という必殺技を使いますと1.60あたり。ポンド円については、先月以降の保ち合い(だいたい170円台後半〜173円)を2倍枠でガッツリ計測しますと、167円台後半。

根本的にイギリス経済は欧州大陸ほど悪いわけではなく、むしろ緩やかながらしっかり回復しているアメリカ経済に近い状態でしたので、「スコットランド問題」で目先さらに下落するならば、上記のような比較的現在から近い水準が目安になるのではないかと思います。

スコットランド独立を問う住民投票は来週18日です。
どの世論調査でも大接戦ですが、反対派が勝利する確率がやや高いのではないかなと見ています。また後ほど、独立問題とポンドの見通しについて解説記事を掲載いたします。



(私のコメント)

当ブログは「株式日記」と言う名前ながら、株式の事についてはたまにしかか書かくなってしまいました。ほとんど15000円がらみで動かなくなってしまったからですが、アベノミクス効果も消費税の引き上げで東日本大震災時よりも景気の落ち込みが大きく、公共投資の前倒しで景気回復を図るようですが、消費が伸びなければGDPは大きくならない。

アベノミクス効果で円安になりましたが100円そこそこで全く動かなくなってしまった。最近になってようやく106円の円安に動き始めましたが、経常収支の赤字が続いていたからだろう。輸出の伸びの低迷と原発の再稼働の遅れや円安による天然ガスなどの資源価格の高騰がダメージになっている。円安になれば当然輸入価格も上がり物価の上昇になる。

当初予定していた円安による輸出の拡大は起こらず悪影響だけが景気に影響をもたらしている。輸出の拡大が肩透かしになっているのは、海外の景気の低迷もありますが、日本企業の工場進出が進んで空洞化が予想以上に進んでいたからだ。工場の海外移設には巨額の費用と時間がかかりますが、海外から工場を国内に戻す決断も時間がかかるだろう。

85年のプラザ合意から30年間も円高が続けば、経済学者も円は1ドル=50円にまで上がるというバカ学者の出てくるから企業も工場進出を決断せざるを得なくなった。株式も為替も振り子のように限界まで来れば元に戻るのが原理であり、これから30年間は円安が続くかもしれない。相場は大衆が思う方向とは逆に動く。

誰もが土地神話が永遠に続くと思っていたからバブルは発生したのであり、土地神話は戦前から続いてきた。しかし土地は商業地は10分の1にまで下がり住宅地も売るに売れない空き家が続出している。だから円高神話も30年で転機を迎えたのであり、これから上下動を繰り返しながら下がり続けるかもしれない。ならばドルが買い時なのだろうか?

アメリカはシェールガス革命を迎えて国内のエネルギーを賄うだけでなく輸出にも前向きな動きがある。以前は石油の輸入割合が7割近くになる予想が出てきましたが、シェールガス・オイル革命はアメリカの中東戦略を変えつつある。しかしシェールガス革命はガス価格の値下がりと採掘量のブレが大きく、単なるプロパガンダかも知れない。しかしドル相場は円やユーロに対して堅調だ。

相場は、だれもが投げ出して売り叩く時に買って、だれもが飛びついて買う時に売るのが鉄則であり、相場は思わぬ時に逆方向に動き出す。円も同じであり、企業が工場を海外に移転させて円高対策が万全になった時に円安に動き出す。これからはドル預金の時代かもしれない。為替王のブログでも短期で111円から115円の円安を予想しています。しかし相場は自己責任でお願いいたします。


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