サワディの日々雑感

再び外資系企業で働き始めたたバイクとワンコの好きな元会社員のおっさんが書く独り言です。

論考:前時代的経営がもたらすもとは?

2005年05月07日 | 日々雑感
GWも残すところ今日の土曜日を含め2日となったが 一昨日は休みが取れたので勤務先の同僚が開いたバーベキュー大会に参加する事ができた東京郊外の河原での開催だったので青空の下でのバーベーキューは日頃モグラの様に朝から夜まで顧客の本社ビルの一角にあるプロジェクトルームに篭っていてお日様の姿を見る事が少ない私にとっては開放感を味わえられてストレスはかなり開放された様に自分自身は思っているのだが 仕事が始まればまた元の状態に戻ってしまうが............

さて JR宝塚線の電車脱線転覆事故から一週間が経ったが被害者の精神的苦痛はますます拡大している様に思える それは取りも直さず各種報道で明らかになってきた様に組織集団としてのJR西日本の危機感の欠落による不祥事の多発である 確かに今回の事故を契機として報道関係の目が向いたことで本来表面に出てこない事象を含めかなり根掘り葉掘りの取材が行われているのであろう事は想像にかたくないが 例の事故当日に天王寺車掌区がボーリング大会を開いていたとか神戸支社では支社長杯争奪のゴルフコンペが開かれていたとか民間企業での常識では考えられない組織風土があるように思える。国鉄の分割民営化により生まれたJR各社はそれぞれ独自の経営を行ってきたといわれているが 確かに利用客へのサービスを忘れ労働組合の言うがままに厚遇を続け経営的にも破綻した状態であった国鉄を分割民営化したのは時代の流れから見れば必然の結果だったのだろう しかし今回の事故に見られたJR西日本の対応はJRが旧国鉄時代からの官僚的体質は何も変わっていないという事実を白日の元に曝したのではないかと思う。

確かにJR西日本では民営化により旧国鉄時代とは大きく変わった現象がある 駅の改札口での駅員による挨拶である 東京を管轄するJR東日本の駅では見られない姿であるが 改札口を通る度に「ご利用ありがとうございます」と駅員が声を掛ける姿は東京から来た人には異様に思えるが 民営化と私鉄各社との熾烈な競争を繰り広げる状況下で営業努力は見上げたものがある やはりJR東日本では見られない光景がある冬のシーズンになれば「かにかにエクスプレス」と名づけた直行の臨時列車を日本海沿岸の各地に向けて走らせかに食べ放題で格安な値段でのツアーを展開させ 尚且つ通勤電車の中での車内放送でその宣伝勧誘を行うという徹底振りである 私も宝塚線や神戸線、東西線で毎日の様に聞かされた また駅間の距離が少しでもあると車掌が通路の間を「Jスルーカード」(関東で言えば廃止されたイオカード)の販売に歩き回り、駅が近づくと車掌が慌てて車掌室に戻ると言った次第である この様な姿を見るにつけJR西日本の営業に対する姿勢はものの見事に思えるが なによりも鉄道事業者としてプライオリティ第一位に掲げるべき安全性の確保や社員への教育はおざなりになってしまっている これでは民営化が実現されたとは言えないであろう 形だけの民営化であれば猿でも出来る(笑)

何よりも問題なのは国鉄民営化での論功行賞で国鉄時代の中堅職員がそのままJR西日本の経営層に滑り込み国鉄時代と同じ手法で経営を牛耳っている事であろう!それは同時にもう一つの大きな問題を抱えているのではないかと思う「団塊の世代」である。以前より私は今の時代にとって大きな弊害が「団塊の世代」だとコメントをしてきたが 今回のJR西日本の事故は各場面でその意を強く感じさせている。被害者への誠意の無い発言や対応、記者会見での隠蔽発言、不祥事の続出等々「団塊の世代」」が共通して持つキーワードがそこに見える!それは「企業存続が最大の価値であり、その為には全員が同じ方向に進む必要がある」という思想性である この思想性は団塊の世代=全共闘世代と言われる所以でもあり 「企業存続」という言葉を「革命」に置き換えてみると全共闘世代が=である意味が理解できる JR西日本ではこの「団塊の世代」が旧国鉄の官僚的体質を補完する役割を果たしている様に思えるのである!だとすればこのJR西日本の体質は「団塊の世代」を放逐しない限りその是正は無理に思えてくるのだが..........同時に官僚的発想は企業を構成する社員をヒ企業内エラルキーの中で単なる消耗品としての労働力的価値しか認めずそこには規則や制裁と言う名の恐怖的統治を行う事でしか企業を統治出来ない それはお互いの業務範囲の分業化と言うよりは階層構造で支配をするという社員のモチベーションの低下だけではなく企業の質をも低下させてしまう危険性を包含しているがJR西日本の経営陣はこの2つの問題点を経営者として掘り下げる事無く利益追求にのみ走ってしまったのではないだろうか?多くの民間企業は時代の急激な変化の中で構成員である社員の潜在能力を引出すエンパワーメントの方向へとシフトしているのだが 残念ながらJR西日本の経営陣、そして「団塊の世代」が中間層を牛耳っている状態ではエンパワーメントなど及びもつかないであろう その結果は単に宝塚線の事故に留まらず管内の他の路線でのオーバーラン等のミスを引続き発生させている実態に表れているのではないだろうか?そう思うのは私だけであろうか?
キーワード
団塊の世代 全共闘世代 エンパワーメント 分割民営化 モチベーション 鉄道事業者 イオカード 青空の下で
コメント (0) |  トラックバック () |  この記事についてブログを書く
Messenger この記事をはてなブックマークに追加 mixiチェック シェア
« ポスト首相レース... | トップ | 土建国家の行く末... »

コメント

コメントはありません。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。
※文字化け等の原因になりますので、顔文字の利用はお控えください。
下記数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。この数字を読み取っていただくことで自動化されたプログラムによる投稿でないことを確認させていただいております。
数字4桁

2 トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません。
JR西日本社長、そんな社員に誰がした? (為替王)
脱線した電車に乗り合わせたJR西日本の運転士2人は、救助活動をせずに、上司の指示に従ってそのまま出勤したという。私が当の運転士であったなら、彼らと同じように上司の命令に従って出勤していたことと思います。JR西日本で出世を目指すなら、上司の命令に逆らって「救助活
団塊の世代 にトラックバック!! (エンタメ系トラックバック大歓迎!!)
さぁ、お父さん達へのトラックバックセンターです。あなたの本音を思いざらいぶちまけてください!そして語ろうではありませんか、あなたの時代!!これからの時代!!!

あわせて読む