オーストラリアに住んでみれば

南国暮らしに憧れて、住み始めたオーストラリア。
住んで、暮らして、初めて分かる、色々な体験談をお披露目します。

オーストラリア 教育事情

2017-10-02 16:48:36 | 日記


移民国家オーストラリア、国際結婚の末にできた子供たち、ハーフの子供が、


感心されたり、羨ましがられたりすることの一つにバイリンガルであること、があります。


確かに、私の友人の子供が、5歳とか、6歳のころ、


日本語で尋ねると日本語、韓国語で尋ねると韓国語、で答え、


皆でしゃべるときは、英語で、更には、


‶え?パパ、今なんて言ってるの❔〝 なんていう風に、両親の会話の通訳までする等、


なんてお利巧なんだろうと、感心させられたものですが、



うちの子を始め、この子たちは幼稚園や、プレップにへ行く頃になると、


幼稚園やプレップで、全くしゃべれなくなってきたり、先生の言ってることが理解できなくなってきたり、する等、


言葉が混乱し、喋れなくなる子供が出てきます。


すると、そういう子供には、先生の方から、〝家でも英語でしゃべって、言葉は統一してね‶ 


…(そんなせっしょうな、、、(´;ω;`)ウゥゥ  パパママの英語力は各段伸びますが…?)と言うお達しが来るのです。


ここで先ず、第一段階、何割かのバイリンガルは消えゆきます。


でも、有難いことに、学校に入る時期になると、子供の語学力を維持できるように、


配慮してくださる学校もあり、そういう学校にはISL(=English As a Second Language)gaari,



バイリンガルで、英語の進み具合が遅れている子供には、ラッキーな子供は語学補習のクラスに入れてもらって、


自国語と英語の両方が維持できるように助けてもらうことが出来ますが、



ここでも助けきれないと、学校側からお呼び出しが着て、プライベートの語学教室に行くようにご指導、


もしくは、家でも英語を使うようにと、お達しが来ます。


ここで又、何割かが、バイリンガルへの夢が絶たれます。(´;ω;`)ウゥゥ



こうして、親や周りの教育者が、せっかく維持できるように配慮して維持できたバイリンガルたちも、



子供が大きくなるにつれ、段々薄れて行き


言葉と言うものは、その環境以上に上達しない、と言いますがまさにその通りで、


親以外とは喋る機会もなく、兄弟と日本語をしゃべるのも面倒臭くなってきて、


どういう脳の仕組みになってるのか理解しにくいけれど、聞き取りはできるけれども、



喋れないという子供が断然多くなってきます。(日本語会話をちゃんと理解してるんだけれど、自分は喋れないのです)



さらに反抗期になると、子供は意地でも、親の期待に反したくなるので、


余計に、英語しかしゃべらなくなります。



こうして、親や、学校の努力もむなしく、大して使い物にならない、


中途半端なバイリンガルとなります。



困った話ですね、嫌ですねぇ。



しかし、国際結婚した親を見ているせいか、自国の異性に興味を持ち出したり、



自分のお気に入りの異性が、自国に興味を持ってくれればシメタものです!


子供は、親と会話を始め、言葉だけでなく、文化や、社会の様子などにも興味を持ってくれ、


親子の会話も弾みだします!



良いですねぇ!嬉しいですね!!!☺



こうしてうちの子供は、



〝ドラえもん‶ と ‶クレヨンしんちゃん‶ で日本語と日本語文化を習い、



異性のアシスト(?)…多分、、、で、そこそこ立派な、バイリンガルへとなって行ったのでした。


めでたし!






















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