瀬棚線終着駅の瀬棚駅に着いてしまいました。この先は、北へ行っても南へ行っても日 本海に面した断崖絶壁が続きます。瀬棚と言えば三本杉岩ですが、これも断崖絶壁が浸 食された名残です。これにて廃止ローカル線の旅は終了します。その内今度は、松前線 を連載します。北海道新幹線が新函館駅まで開通すれば、今度は江差線が廃止になる んじゃないかと言われています。
明治維新以降、人口増加と食料増産のため多くの開拓民が北海道内に入植しました。 そして今、不必要となればどんどんと切り捨てられて行きます。人間社会とはそうゆう物で 時代の流れと言えばそれまでですが、何か悲しい現実です。
瀬棚線 瀬棚駅
所在地(当時):後志国 瀬棚郡 瀬棚町
開 駅:昭和七年十一月一日
駅名起源:アイヌ語「セタ・ナイ」(犬の川)から。昔馬場川の上流から犬が泳ぎ出てきた
のを見て、この川を「セタ・ルペシペ・ナイ」(犬の越える路のある川)と呼んだ。
「セタ・ニウシ・ナイ」(山梨の木の沢山ある川)の略とも言われる。