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美術修行2017年5月15日(月):分析美学 文献 20170515

2017年05月16日 00時57分03秒 | 美術修行
2017年5月16日-4
美術修行2017年5月15日(月):分析美学 文献 20170515

分析美学 文献 20170515
鍵語:分析美学、分析哲学、美学、記号論、感性学、芸術、。


 分析美学の最終目標は、
  「実は芸術に本質など存在しないことを主張すること」
  (利光功 1994/12/: 8)
である。

  「パスモアは、我々が興味を抱くのは個別的な芸術作品の独自な異相についてであり、芸術作品に共通する例えば「良い」とか「美しい」といった特性はよく検証すれば存在せず、存在しないこの特性を論述する美学は訳の分からないことを述べていて全然面目くなく〔→面白くなく?〕、退屈でわびしい〔「わびしい」は、drearyの一応の訳。利光 2頁を見よ〕と言うのである。ここからして芸術批評の機能も評価することにあるのではなく、「批評というのは芸術作品の美点を〈証明する〉のではなく〈提示する〉ためのいくつかの策略だと思う」。(マクドナルド)ということになり、批評家の役割は「新しい知覚とそれに伴う新しい価値を供給する」教師のそれであり(アイゼンバーグ)、また批評家の仕事は対象の美的品質をメタファーを使って記述することだから、その記述は主観的印象となる(ハンプシャー)と言うことになる。〔略〕
純粋な言語分析に徹しているライルの論考を別にしていずれもが反本質主義の主張を展開し、批評の評価機能を否定しているところに分析美学の最も顕著な特徴を見ることができよう。」
(利光功 1994/12: 8頁)。


◇ 分析美学 文献 20170515 ◇

[き]
金悠美.2004/2/25.美学と現代芸術の距離 アメリカにおけるその乖離と接近をめぐって.183+XXVIII pp.東信堂.

[く]
グッドマン,ネルソン.芸術の言語.[1]+ii+[5]+324+13pp.[本体4,600円+税][B20170321、4,968円][Goodman, Nelson. 1976]

[す]
ステッカー,ロバート[Robert Stecker].2010(森功次 訳 2013/5/15).分析美学入門.500頁.勁草書房.[5,985円][B20130602][Rh20130818]

[と]
利光功.1994/12/31.美学はわびしいか——分析美学の射程と限界——.美學 45(3): 1-11.

利光功.200?.『』: 頁.

[に]
西村清和(編・監訳).2015/8/30.分析美学基本論文集.433+xii pp.勁草書房.[本体4,800円+税][B20151105、5,184円]


[G]
Goodman, Nelson. 1976. Languages of Art: An Approach to a Theory of Symbols. [Second edition] xiii+277pp. [B20170327, 1800+257=2057yen*amz]



=== 論文類

伊藤佐紀.2010/12/24.選言的定義としての芸術クラスター理論の妥当性について.北海道大学大学院文学研究科研究論集 (10): 35-48.[http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/handle/2115/44597[受信:2015年11月13日。]

福田達夫.1991/9/30.[新刊・論文紹介]リチャード・シャスターマン編, 『分析美学』, Richard Shusterman (ed.), Analytic Aesthetics, Oxford, Basil Blackwell, 1989, 198p..美學 42(2): 76.
[「収録論文は以下の通り。
1.「序論。分析美学を分析する」(R. Shusterman),
2,「美学の諸方法」(J.0. Urmson),
3.「分析とロマン主義以後の藝術哲学」(N. Worterstorff),
4.「人間としての文体。美学から思弁哲学へ」(Ch. Altieri),
5.「分析哲学と音楽の意味」(R. Scruton),
6.「Donald Davidson を読む。真理と意味と正しい解釈」(Chr. Norris),
7.「美と真理 観念の神格化」 (A. Savile),
8.「純美的なものの歴史的発生」 (P. Bourdieu),
9.「分析美学の失墜と恢復」(J・Margolis),
10.「主題を変える」(C. Z. Elgin&NGoodman)。
 ‘分析美学’は,今世紀半ば以来,英米の美学研究者には馴染みの用語である。が,それが何を指すのか,いかに特徴づけられるのか,厳密には誰が分析美学者であるのか,その著作のどれが分析美学であるのか,ということに一致した見解があるとはいえないだろう。
 この種の研究法は,遡れば G,E Moore, B. Russell, L Wittgenstein に至るだろうが,直接の先駆で彫響の大きいものとして編者が挙げるのは W. Elton編の『美学と言語』 (Aesthetics and Language, Basil Blackwell, 1954)である。」(福田達夫 1991/9: 76頁)。【誤植は直した、20170515。】

田邉健太郎.2012.ジュリアン・ドッドの音楽作品の存在論を再検討する——聴取可能性の問題を中心に——.Core Ethics 8: 267-278.[引用識別子=http://r-cube.ritsumei.ac.jp/handle/10367/3541][http://r-cube.ritsumei.ac.jp/bitstream/10367/3541/1/ce8_tanabe.pdf[受信:2015年11月13日。]

田邉健太郎.2013.美的実在論の現代的論点に関する一考察 : ニック・ザングウィルの議論に焦点を当てて.Core ethics 9: 141-150.[引用識別子=http://hdl.handle.net/10367/4475][http://r-cube.ritsumei.ac.jp/bitstream/10367/4475/1/ce9_tanabe.pdf[受信:2015年11月13日。]
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