フランシスコの花束

 詩・韻文(短歌、俳句)

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思い出の不条理

2016-11-26 09:15:13 | POEMS(詩)

 思い出の不条理

思い出の中の思い出に
心が包まれるとき
思い出は優しさに崩れて
どろどろの鼻水を顔一杯に
ぶちまけるかもしれぬ

記憶が堆く積まれた そこには
木炭のような
ざらざらした暗さ
チャコールグレイの 渋さ
その明から暗へのグラデーション
暗がりの明滅が心を
傷ませる か弱いバランス
ほの明るい幸福が掠める
思い出のひらめき だが
真に思い出らしい思い出は
そこにはかけらもない

だから過去というものを
誰も信じはしない
思い出が過去と束ねられるとき
思い出の情感は形を失い
色彩をとどめない

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