半農半陶ではないけれど、
自分の食べる野菜くらいは作ろうと、
作陶の合間に敷地内の畑の整理を行った。
9月中頃まで収穫できたフルーツトマト・アイコ。
アイコが植わっていた場所を石灰で中和してあったが、
やがてひと月ほど経過した今、草が生えてきた。
1本も残さずに、キレイさっぱりと草むしりを行い、
クワで何回も耕した。
トマトを片づけた時に苦土石灰をまいて耕したが、
再度、苦土石灰をまき、土を中和させた。
この場所には玉ねぎを植える。
母が遺してくれた手帳を見ると、
10月28日、玉ねぎ苗を植える、
と書いてある。そのころに植えようと思う。
このまましばらく寝かしてくと、
玉ねぎ苗を植えるにはちょうど良い苗床になる。
2列の畝を作ったので、数百個の玉ねぎが育つはず。
あくまでも、上手に生育させればのこと。
畑の横には富有柿。
去年、数個しか実らなかったが、
今年は枝がしなるほど沢山の実が付いている。
まだ完全に熟していないが、数個採ってみた。
皮をむくと、うっすらとゴマが。まだ甘さが足りない。
もうしばらくしないと、満足する甘さにはならない。
酸っぱいくだものは嫌いだが、
柿などの甘いくだものは好きである。
この富有柿、吊るし柿に出来るものか?
もし出来るなら、吊るし柿にしてみたい。
でも、先人たちは渋柿で吊るし柿を作っている。
甘柿では無理なのかもしれない。
柿のそばにはサザンカと侘助のツバキ類。
雪が降るころに咲きだすサザンカが蕾を付けだした。
かなり多くの蕾、今年は木全体が花でいっぱいになりそう。
さ、畑仕事も作品作りも心込めなくては。
12月の個展まであとわずか、
良い作品を創らねば。