つづきです。
翌朝、目が覚めてしばらくした時には、たぶん瀋陽(奉天)付近を通っていた記憶があります。
長春(新京)に着いたのは昼時でした。(正確な記憶がないのですが)
車掌さんは確かに、私が降りる長春(新京)の手前で、切符をもってお知らせに来てくれました。
朝食はどうしたのか覚えていませんが、おそらく持ち込んでいたパンか何かを食べたような記憶です。
その時にコーヒーを飲んだ記憶はたしかです。私が持ち込んでいたインスタントコーヒーを飲んだのです。
パキスタン人に「皆さんも飲みますか?」って聞きました。(そう言った後すぐに私は、「絶対に飲まない」と気が付いたのですが)
すると、やはりパキスタンの皆さんは、コーヒーは断って、紅茶を飲んでいました。もちろん彼らが持ち込んだ茶葉で。
さすがは、英国文化だなーと思いました。
軟臥(一等寝台)のコンパートメントには、4人分のカップと魔法瓶が備えられています。
そして「お湯」は、列車の服務員さんが配りに回ってくるので、それぞれ持ち込んだもので、飲むことができるのです。
長春駅で、パキスタンの皆さんとお別れして
私は降りました。
長春(新京)駅です。
まずは、次の切符を買おうと思って切符売場へ行ったのですが、
北京駅とは違って「外国人窓口」は無く、
前にも書きましたが、とてもまともに切符を売ってくれる雰囲気ではありませんでした。
「まあ、そういうことであれば、確実に切符を手配してくれる方法を使うしかないな。」と思いつつ、それは後で何とでもなるから
次に、ホテルへ行きました。とはいえ、飛び込みです。
実はこの旅は「満州国を訪ねる」というのが大テーマでして、
ホテルはやはり、「ヤマトホテル」に泊まりたかったのです。
「新京ヤマトホテル」です。もちろん名前は「長春賓館」に変わっていましたが、建物は満州国時代のままです。
「空いている部屋はあります?」と聞いて、「ありますよ。」と
その日に泊まるところが決まりました。
私はその時とてもおなかが減っていたので、部屋に入る前に、「今、食事はできます?」ってフロントで言ったんです。
今思い出しますと、食事くらいは部屋に入ってからホテルの外に出たらいくらでもできたのにって考えるんですが、
何しろその時は、前日北京の屋台で昼食を食べた後に見た光景が印象深くて、とても街中で食事をする気持ちにもならなかったのです。
ホテルの食堂に案内されて、「何でもいいからお昼ごはんを作ってください。」と注文したのでした。
鶏肉の炒め物とご飯が出てきました。
ホテルの服務員さんはとても不思議そうな顔をしていたのが印象的です。
たしかに、チェックインすると同時に、「飯食いたい」ってのは、珍しいですよねw
でもそのとき私は、寝台車の長旅の疲れもあって、ほかのことに気が回っていなかったのだと思います。
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つづく・・・
翌朝、目が覚めてしばらくした時には、たぶん瀋陽(奉天)付近を通っていた記憶があります。
長春(新京)に着いたのは昼時でした。(正確な記憶がないのですが)
車掌さんは確かに、私が降りる長春(新京)の手前で、切符をもってお知らせに来てくれました。
朝食はどうしたのか覚えていませんが、おそらく持ち込んでいたパンか何かを食べたような記憶です。
その時にコーヒーを飲んだ記憶はたしかです。私が持ち込んでいたインスタントコーヒーを飲んだのです。
パキスタン人に「皆さんも飲みますか?」って聞きました。(そう言った後すぐに私は、「絶対に飲まない」と気が付いたのですが)
すると、やはりパキスタンの皆さんは、コーヒーは断って、紅茶を飲んでいました。もちろん彼らが持ち込んだ茶葉で。
さすがは、英国文化だなーと思いました。
軟臥(一等寝台)のコンパートメントには、4人分のカップと魔法瓶が備えられています。
そして「お湯」は、列車の服務員さんが配りに回ってくるので、それぞれ持ち込んだもので、飲むことができるのです。
長春駅で、パキスタンの皆さんとお別れして
私は降りました。
長春(新京)駅です。
まずは、次の切符を買おうと思って切符売場へ行ったのですが、
北京駅とは違って「外国人窓口」は無く、
前にも書きましたが、とてもまともに切符を売ってくれる雰囲気ではありませんでした。
「まあ、そういうことであれば、確実に切符を手配してくれる方法を使うしかないな。」と思いつつ、それは後で何とでもなるから
次に、ホテルへ行きました。とはいえ、飛び込みです。
実はこの旅は「満州国を訪ねる」というのが大テーマでして、
ホテルはやはり、「ヤマトホテル」に泊まりたかったのです。
「新京ヤマトホテル」です。もちろん名前は「長春賓館」に変わっていましたが、建物は満州国時代のままです。
「空いている部屋はあります?」と聞いて、「ありますよ。」と
その日に泊まるところが決まりました。
私はその時とてもおなかが減っていたので、部屋に入る前に、「今、食事はできます?」ってフロントで言ったんです。
今思い出しますと、食事くらいは部屋に入ってからホテルの外に出たらいくらでもできたのにって考えるんですが、
何しろその時は、前日北京の屋台で昼食を食べた後に見た光景が印象深くて、とても街中で食事をする気持ちにもならなかったのです。
ホテルの食堂に案内されて、「何でもいいからお昼ごはんを作ってください。」と注文したのでした。
鶏肉の炒め物とご飯が出てきました。
ホテルの服務員さんはとても不思議そうな顔をしていたのが印象的です。
たしかに、チェックインすると同時に、「飯食いたい」ってのは、珍しいですよねw
でもそのとき私は、寝台車の長旅の疲れもあって、ほかのことに気が回っていなかったのだと思います。
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つづく・・・