湘南文芸TAK

逗子でフツーに暮らし詩を書いています。オリジナルの詩と地域と文学についてほぼ毎日アップ。現代詩を書くメンバー募集中。

詩・言葉の詩パート8

2016-05-27 18:50:18 | オリジナル
共通テーマ「詩・言葉」でSが書いた詩を投稿します。

    詩人の散歩
書けない書けないあたまもゆびも
かゆくなり公園へいく
ベンチはあるがすわる場所がない
しゃがんでいると
背後から大声で
―みなさん詩人です
と紹介されている
思わず笑ってしまう じぶんの顔が
にこにこしているようにも思える
何かを演じているのならそのことを
続けなければならないのだろうか
笑ってしまったのは
じぶんで択んだものに殺されるおかしさだろう
一色の極彩色にかこまれ
音楽なら照れずに云える
「時よ止まれ」が
詩の言葉に ならない

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