おちこぼれ日本語教師かりんとうの小部屋

日本語教師12年目のかりんとうが趣味や仕事を適当に語ります。

中島みゆき withと空と君のあいだに

2016年10月15日 01時24分09秒 | みゅうじっく
ワタクシはこの2曲を、1つの物語として聞いている。
これはただワタクシの解釈なので、なるほどそういう見方もあるのねと
思っていただけたらありがたい。

「僕」と「君」は深い関係だった。恋人だったかもしれないし、親友だったかもしれない。
ある日「君」は僕を捨てて出ていこうとする。理由はわからない。儲け話に乗ろうとしたのかもしれないし、結婚詐欺にだまされたのかもしれない。
僕は必死で引き留めようとするが、聞き入れられない。「君」は罵詈雑言を僕に投げて、出ていく。

「君を泣かせたあいつの正体を僕は知ってた 引き留めた僕を君は振り払った遠い夜」(空と君のあいだに)

「君」を失った僕は深い孤独に陥る。ひとり部屋の片隅で「君」を想い、苦しむ日々が続く。
僕は還らない君の名を呼び続ける。立ち直れないほどの孤独と虚しさ、疑いにまみれた僕。

「with その後へ君の名を綴っていいか with 淋しさと虚しさと疑いとのかわりに」(with)

そしてある日「君」は帰ってくる。のこのこと。ぼろぼろになって。僕に「助けてほしい」
なんて言うのだ。散々あの日僕を罵倒して出ていったくせに、自分が苦しくなったら戻ってきて、あまつさえ僕に救いの手を求める。ひどい奴だ。虫が良すぎる。僕の苦しみなんてこれっぽっちも知らないだろう。許せない。今度は僕が君を罵る番だ。不幸のどん底に落としてやりたい。…でも僕は「君」を突き放すことはできなかった。僕は僕の孤独な日々を胸にしまい、笑顔で君を受け入れた。
お人よしの大ばか者かもしれない。それでもいいのだ。君が笑ってくれるのならば。

「君が涙の時には僕はポプラの枝になる 孤独な人につけこむようなことは言えなくて」
「君が笑ってくれるなら 僕は悪にでもなる」
(空と君のあいだに)


ワタクシが「僕」の立場だったら、「君」を許せません。許すというのは難しいことです。
ワタクシはこの2曲をこのように聞いています。「空と君のあいだに」は犬視点だというのが
大方の解釈らしいですが、やはり人視点の方がリアリティがある気がします。
それにしてもこのwithのジャケット、いいですよね。個人的には「糸」よりこの曲がメジャーになってほしいのですが。


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