私を取り巻く物は

　私の周辺に起こる全ての出来事･･･すなはち、万物万人の全ての行動・思考・念波に、一切、不良な物は無い。
　それらは、大自然の意志が、私に何かを表現しているのである。
　私が視聴味嗅覚を通じて認識する物事、また、直感によって受け取る印象の全てが、大自然の一部分である。
　道ばたの石ころも、他人の音声も全て、大自然による、完全無欠の絵画の一部である。
　私たちは、他者の意見に惑わされてはならないが、他者の行為・発言の全てを、自然現象として、受け止めるようにしなくてはならない。
　上記の事は、一見、矛盾した事のように見えるが、他者の意見に惑わされないようにする事と、万事が完全であると認める事は、両立できるはずである。
　仮に、私が、他人から不利益な影響を受ける事があるとすれば、その原因は、全て、自分の心の側にある、と言える。