古語では「さみしい」ことを「さぶし」という。
今日は、朝から陽が燦燦と降り注いで眩しいほどだ。しかし、日差しとは裏腹に、まだまだ寒い。
寒いと、しばしば寂しくなる。だから寂しいことを「さぶし」と言ったのかもしれない。
また、真逆のようだが、過剰な明るさも、しばしば寂しさというか悲しみを引き寄せてしまうことがある。
☆かなしみは明るさゆゑにきたりけり一本の樹の翳らひにけり 前登志夫
一昨年鬱病を病んだ私は、就寝のときは入眠剤を服むので、眠りに就くのは何とかなっている。
しかし朝目覚めたときに胸騒ぎがすることがある。あのことを思い出すのだ。あのことは、正確にいえば、8年前に遡る。
そういう朝は起きられない。もうこのまま天国にいけたらなどと思ってしまう。
もうすぐ誕生日だ。誕生日がくれば、いよいよ前期高齢者の仲間入りをすることになる。
子どものころから病気がちだったのに、思えば長生きをしたものだ。近年でも、10年前、平成15年夏に心臓弁膜症で死に掛けた。平成19年秋には大腸癌による腸閉塞で死に掛けた。いずれも手術で一命を取り留めたのだが、昔だったら、疾うに鬼籍に入っていたはずだ。
生かせていただいていることに感謝しながらも、この初春の明るさが眩しくてならない。
今日は、朝から陽が燦燦と降り注いで眩しいほどだ。しかし、日差しとは裏腹に、まだまだ寒い。
寒いと、しばしば寂しくなる。だから寂しいことを「さぶし」と言ったのかもしれない。
また、真逆のようだが、過剰な明るさも、しばしば寂しさというか悲しみを引き寄せてしまうことがある。
☆かなしみは明るさゆゑにきたりけり一本の樹の翳らひにけり 前登志夫
一昨年鬱病を病んだ私は、就寝のときは入眠剤を服むので、眠りに就くのは何とかなっている。
しかし朝目覚めたときに胸騒ぎがすることがある。あのことを思い出すのだ。あのことは、正確にいえば、8年前に遡る。
そういう朝は起きられない。もうこのまま天国にいけたらなどと思ってしまう。
もうすぐ誕生日だ。誕生日がくれば、いよいよ前期高齢者の仲間入りをすることになる。
子どものころから病気がちだったのに、思えば長生きをしたものだ。近年でも、10年前、平成15年夏に心臓弁膜症で死に掛けた。平成19年秋には大腸癌による腸閉塞で死に掛けた。いずれも手術で一命を取り留めたのだが、昔だったら、疾うに鬼籍に入っていたはずだ。
生かせていただいていることに感謝しながらも、この初春の明るさが眩しくてならない。