神鳴り(アメジストネックレス)

難聴ゆえに家居の好きな主婦です。過去、心臓弁膜症、大腸がんの手術を受けました。趣味は短歌です

「兄妹の絆」~NHKハートネットTVより

2016年01月07日 15時30分26秒 | 精神医療
昼食後、NHKテレビを付けたままにしていると、1時から国会中継になった。

国会中継も見たいのだが、字幕がつかないので、難聴の私は諦めざるを得ない。

それで、Eテレに替えた。

折りよく手話ニュースをやっていたから、手話は分からないが、ニュースを観た。

そのままにしておくと、今度は「ハートネットTV」という番組が始まっていた。

テレビを消そうとリモコンを手に取ると統合失調症がどうのこうのという字幕が出たので、少し興味を覚えてそのまま観た。

何でも、堤万里子さんという方のお兄さんが統合失調症で、ずっと入院されていたのを病院から引き取ったとか話されていた。

お兄さんは、古賀靖紘さんという方で、70歳とか。

妹の万里子さんは6歳下のようなことを言われていたから64歳か。

お兄さんの靖紘さんは、とても頭がよく、昔はトップ高校に通学されていたという。

それが16歳のときに精神分裂症(=統合失調症)を発病されて、精神病院に入院させられたという。

そんなに長い間入院していた人を、いくら兄妹とはいっても、引き取るのは大変なことだったろうに、万里子さんはそれをなさった。

引き取って一緒に暮らしている間に、だんだんお兄さんは病状がよくなってこられたと。

それで、台湾旅行にも連れて行ってあげたと話されていた。

ところが、せっかく台湾旅行で自信を取り戻しかけていたお兄さんだったが、手の震えを抑えるため、薬を替えたことから不眠になられたという。

お兄さんが眠れないと万里子さんも眠れない。

それで、ついお兄さんを傷つける言葉を吐いたと。

お兄さんは自信をなくしてしまって、せっかくよくなりかけた症状が元に戻りかけたと。

これだけお兄さん思いの万里子さんのことだから、すぐに気づいてお兄さんに謝った。

だいたい、こういう流れだったとおもうのだが、私は、この万里子さんのお兄さんを思う優しさに心打たれた。

いくら血を分けた兄妹でも、ここまでしてあげる人はいないと思う。

と同時に、一昨年精神薬で酷い面に遭った私には、この古賀靖紘さんに対する治療は適切であったかどうかということも思った。

天下のNHKですら、精神薬に対して疑いを持っていないということに私は疑問を感じている。

統合失調症がどんな病気かもよくしらないが、しかし、適切な治療はなされたのだろうか?

手が震えるというのは、私も、たった数ヶ月服用した精神薬で体験したので、古賀さんの手の震えは薬の副作用だったように思うし、不眠症になったのは薬を中止したことによる離脱症状だったのではないか。

私は、ジプレキサというお薬を何の疑問ももたずに9ヶ月間服用し、糖尿病の副作用が出たので中止し、その後まったく眠れない不眠症になった。急に薬を止めたことによる離脱症状だった。その体験から、憶測してしまうのだ。

現在は、まったく正常に戻れたが、精神薬の怖ろしさは体験してみないと分からない。

古賀靖紘さんは、万里子さんというお兄さん思いの妹さんがついておられるから本当に幸せだ。

願わくば、薬なしでも生活できるまでに回復されるよう、お祈りさせていただきたく思う。

  薬などなくても治る鬱病に薬を処方されて地獄に  biko

  鬱病の苦しみよりも苦しみし薬を止めて元に戻れり  biko

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