虚構の世界~昭和42年生まれの男の思い~

昭和42年生まれの男から見た人生の様々な交差点を綴っていきます

恩人~新しい出会い~

2017-06-28 17:36:37 | 小説


 この街に出できたのが1994年の5月だった・・・。この街にはスタートしたばかりの新しい旋風が
さわやかに吹き始めていた・・・。


 そうこれからこの街の一大ムーブメントとなる風が・・・・・。私は何だか自分の人生もこの街で大きく生まれ変わる予感を感じていた・・・。

 そう、今度こそ、心底、「好き」と思える人と結ばれたい・・・・・。
前のあの街よりは、この街のほうが・・・。そんな予感を感じていた。

 

 教師の彼とはどうしたかって・・・。
 会ってたわよ。時々・・・。
 けどね、仕事が忙しいとか・・・。もちろん慣れない職場で本当に忙しかったのだけれども・・・。
 そんなことを言って、友達とのみに出かけたりしていた・・・。楽しかった・・・。
 いろんな出会いがあった。

 初めて住むその街の夏がとても新鮮だった。


 夏休みに彼が扁桃腺の手術をすることになり入院することになった。期間は2週間あまり・・・。
その時に私は初めて男性を自分の部屋に泊めた・・・。

 前は教師の彼がもし来たらどうしようと思ったのだけれども、もう、ピリオドを打つときかなあって思ったの。

新しくできた彼は、30歳の歯科医・・・。知的で紳士的な人・・・。というか、親が歯科医なので育ちがいいなあと感じた・・・。


 

 私は新しく出会った彼と初めて一泊の旅行をした。


 きれいな夜の街のホテルとバーでの食事・・・。とても楽しかった。
旅行から帰ると教師の彼から連絡があった・・・。

 そこで私は、好きな人ができたことを告白する・・・・・。

 そこで彼は又大きな声で私を汚く罵った・・・。
 自分もさんざんしてきたことを・・・。彼に対して一層の軽蔑感が増大した。

 そして、彼は、「絶対に別れない」という捨て台詞を吐いて帰っていった・・・。

 次の日、歯科医の彼が来た。私は彼に昨日のことを告白した・・・。
「つきまとわられて迷惑しているの・・・」と涙を流しながら切実に訴えた。
「大丈夫、これからぼくが傍にいてあげるよ」

 彼の腕の中で眠った・・・。

 深夜1時過ぎに電話が鳴った・・・。こんな遅い時間に来るのは彼しかいない・・・。
電話に出ると、教師の彼は泣いていた・・・。そして、「別れないでくれ」と頼んできた。

 惨めな失態だった・・・。それも泥酔して・・・

 私は冷静に、「もう電話をかけてこないで」と言って切った

 数時間後、また、電話が鳴った・・・。教師の彼が酔ってまた電話してきたにちがいない・・・。

 出ようとしたその瞬間・・・

 「俺が出るよ」と言って彼が出ようとした。私はその行動をただだまって引き留めることなく眺めていた・・・。

 「もしもし・・・」、男性がいきなり出て教師の彼は驚いたにちがいない・・・。

 すぐに電話は切れた・・・。それから、すぐにまた電話がかかってきた・・・。

 「もしもし・・・」、また歯科医の彼が出た。

 私は彼に冷酷な別れ方をした・・・。
 プライドの高い彼は、ここまでしないと、自分のところに私は戻ってきてくれる幻想をいつまでも
抱いているだろう。

 私はそう思っていた・・・。

 そしてその夜も歯科医の彼の腕の中で寝ていた・・・・・。

 「私の結婚する人はあなたじゃないの・・・」、そんなことを思いながら今の彼に抱かれていた。
 

 
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2 コメント

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感想 (あやか)
2017-06-29 08:22:36
虚構の小説の世界のことであるとは言え。。。。。。。。
 この、『新しい出会い』に、私も安堵しました。『彼女』にも、やっと本当の「人生の伴侶」が見つかったようですね。
『もとカレ』の教師とは、絶縁してよかったですね。まあ、私が彼女の立場だったらもっと激しい辛辣な言葉で絶縁宣告します。((笑))
 でも、この教師は、典型的な『反面教師』だと思います。絶対、こんな生き方しちゃだめ!という見本ですね。
この教師は、今の生き方を改めないかぎり、何度でも女性関係で失敗しますよ。いや、教師としての職場生活でも、そのうち大失態をやらかしますよ。『女性との愛情関係』でも、『職場での人間関係や人事問題』でも、原則的なパターンは同じでしょう。-----こんなこと、若いOLでもわかりますよね。。。。『信頼と責任』---それが、すべてです!!!
あやかさんへ (虚構の世界)
2017-06-30 12:37:18
「信頼と責任」、まさにその通りですよね。けど、わかっていながらできないで失敗する人が多いですよね。特に先生と呼ばれる職種によく見られます。不倫や女性問題で足元をすくわれる人が多いですね。
 反面教師を綴ることで自分も気づかされることがあります。

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