虚構の世界~昭和42年生まれの男の思い~

昭和42年生まれの男から見た人生の様々な交差点を綴っていきます

恩人~本当の姿~

2017-06-29 17:42:07 | 小説


 私が思う彼の本当の姿・・・。まず、彼は、話すことが大好きだったということ。それ自体は
悪くないんだけれど、自分を大きく見せようとするところがあった・・・。というか、男の人は
みんなそういう部分持っているよね・・・。

 彼はよく恋愛でも夢を語っていた。

「人を好きになるっていうことは、お互いに高め合える関係でいられるかということ」

 こんなことを彼はよく言っていたわ。最初は真面目に恋愛論を語る姿勢にひかれたときもあった。

 けど、語る人間に共通していることは、「口先だけ」というタイプが多いということ・・・。
彼は典型的なそのパターンだった。言っていることと、やっていることが違うタイプだった。

 

 あとは、妬みや嫉妬がすごいということ。自分が一番だと思っているから、ちょっとでも
私が彼以外のことに興味を示すと途端に不機嫌になった。

 あと、昔の恋愛関係や彼の話もよく聞いてきた。写真も見たいと言ってきた。それで見せると
今度は捨てろという・・・。あと、プレゼントでもらったものとかも捨てろという・・・。 

 こんなに器が小さいと嫌になるよね。

 あ、あと、感情の起伏も激しい。すぐにキレたりする・・・。かと思うと、急に弱気になって
甘えてきたり・・・。

 

 私は彼の暴力と暴言に恐怖を感じることがあった・・・。

 

 私の結論・・・。彼は、しつこくて、執念深くて・・・。それでいてプライドが高くナルシスト・・・。全て自分の思い通りにいかないといけないタイプ。だから、今思うと、男同士の友達もいなかったわ。同性から嫌われるタイプ・・・。

 彼が立ち直るには、すごい挫折とか、大切なものを失うとか・・・。そんな経験が必要だと思う。そこで自分の弱さと対峙できるようになることが大切かなあ・・・。

 




 

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