桜さくらに歌われて/お箏三弦日記

皆さまこんにちは。しがない箏三弦の師匠のブログでございます。どうぞごゆっくりおくつろぎ下さい。

師匠と弟子

2017-08-13 03:07:42 | 日記
この業界に生きて50年が過ぎています。半世紀です。先輩方からしたら「まだまだよ」と言われそうですが。

しかし50年という歳月の中では、色んな人間関係をたくさん見てきており、本当に自他共に色んな事がありました。

私は色んな事があったとはいえ師匠が愛情かけてかばって下さったし、私は師匠と居る時が一番良かった。居心地が良かったです。師匠なしにはやれない、中西先生が大好きでした。
だから今でもこの道に生きていられます。

ですが中には、師匠につらく当たられ、言葉を失うような事をされたり言われて苦しんでいた人も過去にはいました。

どれくらい前になるでしょう。
ある人が、他に言える人がいなかったのか、私に色々打ち明けました。その内容は、師匠に可愛がって頂いた私には驚くべき事ばかりでした。

私はその人に、
気持ちはお察しするけれど、お弟子さんには師匠の愚痴は絶対言ったらだめよ、
と口止めしておきました。念のため。

親の愚痴は言えば自分を落とすだけです。どんな事があろうと弟子にだけは言ってはいけない、と私は考えます。そういう話を弟子に聞かせていたら、お弟子さんがやがて自分の事をそんな風に言い始めます。

おばあさん先生である大先生が、自分の先生をひどく言ってた、先生は苦労した、というのは、お弟子が一人前になったらいつか必ずわかるもの、誰かがどこかで繋がっている狭い世界ですから、必ずどこからか耳に入るし、お弟子が勘の鋭い子なら、成長した時自分で読むでしょう。

その時、
自分の先生は一言もそんな事はおっしゃらなかった、そんな目に合いながら、それでも師匠を立てていた、私の先生はすごい!
と、喜び、尊敬を増すでしょう。

弟子に良く思われたいからではなく、自分の先生は師匠を悪く言う、と弟子をがっかりさせない為です。がっかりして離れて行ったら何もならない。みんな先生が好きで、先生の人格や生き方を見ています。

後足で砂をかける外道も稀にいますが、それも程度ものだし、和解するケースも多いと思います。放置すれば溝も憎しみも増す一方です。

あの人は今どうしているでしょう。先生には相変わらずつらく当たられてるのかな…自律神経やられてないでしょうか。お弟子さん達と家族のように仲良くやっているかな…

人生の結論は自ずと出るものだと思います。色んな事と戦いながら、苦しみながら生きるのが人の一生だと思います。質の悪いプライドに心を占領されたら哀れです。質の良いプライドを持ち、堂々と真っ直ぐ生きるべきかと思います。報われない、頑張るだけの一生かもしれませんが、それでも道に外れた事はせず、誰にも逃げ隠れする事などない一生にしたいです。

師匠の厳しさ難しさにご苦労されてる人は、本当に大変な事だと思いますが、

私は、

再び師匠に会えた時、誉めて頂ける生き方をしたいと思います。自分の芸は師匠から発生したもの、今では自分の芸になってはいても、そもそも師匠のおかげです。それは一生忘れたらいかん。忘れたら人間失格よ。

ご苦労されてる先生も、どうぞご辛抱下さい。良いお箏の先生になる条件は唯一つ、
辛抱強い事。

と私は思っています。

…苦労してないお箏の先生なぞいないでしょうな。(笑)

…………………………………

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