まったり まぎぃ

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『むやみに切なく』10話まで

2017-12-17 02:51:31 | 韓国ドラマのエトセトラ
むやみに切なく OST Vol. 1 (KBS特別企画ドラマ) (韓国盤)
クリエーター情報なし
Loen Entertainment

レビュー一覧は、こちらから。

泣けました~っ どっちを向いても辛くて・・・。

 

ヒョンジュン・・・以前のような正義感とか弱者への労わりとか、薄くなって来たのでしょうか。

政治家としての時間が長くなると、やっぱり染まっていくのでしょうか。

 

ジュニョンが割って入ったことに気分を害しました。

お金より先に謝らなきゃ・・・というジュニョンの言葉を、素直に受け取れなかったのです。

たかが子猫のしたことに、何故この私が?・・・という事です。

まぁ、ジュニョンのやり方も、乱暴だったとは思うけどね。ヒョンジュンが差し出したお金をくしゃくしゃにして捨てたわけですから。

でも、ノ・ウルのことを、全く覚えていなかった方が私は驚きです。と言う事は、ノ・ウルの父の事件は彼の中では過去のモノで、それによって何の罪も無いウルたちが如何に苦しんだかなんて、完全に忘れてしまっていると言う事ですからね。

あれほどユン議員のやり方に反発していた筈なのに・・・。

 

結局、収拾できないまま、ヒョンジュンは去ってしまいました。

捨てられたお金を拾うノ・ウル。

プライドは無いのかとジュニョンは叫び、今度は紙幣をびりびりにちぎってしまいました。

それでも拾い集めるノ・ウル。

ジュニョンは怒って、ノ・ウルを置き去りにして、呼びに来たグギョンと共に会場に向かいました。

 

ヨンオクは、何度連絡しても表彰を受けないと言い張って、姿を見せません。

でもね、本当は来ていたのです。

ただ、表に出て行く勇気はまだ無かったのです。

ジュニョンは、5年もの間、検事を目指すのを止めて芸能人になった息子を拒否し続けて来た事を責めました。自分に検事になる資格は無いんだと言いました。いつもの喧嘩です。

やっと雪解けかと思ったのに・・・。

結局、ジュニョンもイベントを欠席すると出て行ってしまいました。

 

ウルは、一人で車の中にいました。

好きでお金を拾ったわけじゃありません。そうやって自分を貶めることで父を忘れようとしたのです。命日さえ忘れてしまっていたのだから・・・。

ヒョンジュンからお金を貰う事は、父の事件を事実じゃ無い結末にしてしまった事を受け入れる事と同じだったのです、ウルにとっては。

だけど、苦しいんです。

父に済まないと言う思いで胸がつぶれそうでした。

 

そんな時、目の前のロータリーに立つヒョンジュンが見えたのです。

混乱の極みにあったノ・ウルは、ぼんやりとヒョンジュン目がけてアクセルを踏みました。

殺そうと思ったのかどうかは、自分にも分らなかったかもしれません。

気付いたヒョンジュンが、恐怖の表情を浮かべた時、ジュニョンが彼を突き飛ばしました。

その瞬間、ウルも正気に戻りました。で、ハンドルを切ったのです。

車は柱に激突。ウルは意識を失ってしまいました。

 

ジュニョンも、ヒョンジュンと一緒に転んだために、怪我を負っていましたが、ノ・ウルを抱えて病院に駆けこみました。

パニックです。

 

治療を受けてるジュニョンの前にジテが現れました。

名刺を差し出し名乗りました。

ヒョンジュンの息子だと・・・。

「だからウルを諦めた。」

ジュニョンはもう全てを投げ出したい気分だったでしょう。ここまで事が混乱しているのですから。

 

ウルの病室に行きました。

一人にして悪かった・・・と呟きました。

 

意識の戻ったウルに、ジュニョンが言いました。旅行に行こう・・・と。

誰も探し出せない場所に一月だけ・・・と。

ジュニョンが準備をしました。ウルの着替えも。

楽しそうでした。

ウルも同じ気持ちだったようです。何も考えず世間の事を全て忘れて二人だけでお互いの事だけ考えて過ごしたい・・・と。

「私たち、ひと月じゃなく、1年過ごそう。10年過ごそう。」

ジュニョンの表情がこわばりました。でも、すぐに笑顔になりました。

「俺は大歓迎だ。」

 

ところがですよ。

ジュニョンが倒れちゃったーっ

車を取りに行こうとした時、突然発作が起ったのです

ノ・ウルに助けを求める事は出来ません。

立つ事も出来ず、のたうちまわる状況に・・・。

 

そして、ノ・ウルはノ・ウルで突然逮捕されたのです。

ヒョンジュンの殺人未遂の疑いです。

ヒョンジュンは、告訴しないと言っていたんです。

告訴したのは、ジテ母でした。

 

自分を呼ぶノ・ウルの声を聞いたのに、ジュニョンは助けに駆けよる事も出来ません。

ふらふらになりながらも立ちあがりましたが、結局倒れてしまいました。

ノ・ウル、その様子を見たよね?

 

ジュニョンはどーにか自宅に戻り薬を飲んで、少し落ち着きを取り戻しました。

でも、以前のように薬も効かなくなっているようです。

 

おまけに、部屋に閉じ込められてしまったのです。

事務所の代表が、ジュニョンがノ・ウルと逃避行を図ったのを知ったのです。

携帯も取り上げ、部屋に軟禁状態にしてしまいました。ノ・ウルを助けに行かなくてはいけないのに、こんなところにいたんじゃ何も出来ません。

必死に叫び、懇願するジュニョン。

でも、グギョンもドアを開けてはくれませんでした。

 

ノ・ウルは一切口を開きませんでした。

 

ジテは、この一件を知りました。

母がノ・ウルを告訴したと言う事も。

ジテ母、とうとう裏の顔を見せ始めましたよ。

なんと、今回だけじゃ無く、3年前にもノ・ウルの報道を事実にもかかわらず名誉棄損で告訴してノ・ウルを敗訴に追い込んだんだとか。その所為で、ウルは今でも罰金返済に追われているのです。

「良心が痛まない?母さんも人間なら彼女の人生を壊した事に多少なりとも罪悪感を持つべきだ

ここまでジテが感情を激しくぶつけたのに、ジテ母はしゃら~っとしています。

何故自分が罪悪感を持たなくてはいけないのか、分からない・・・という表情です。

 

この会話を、ヒョンジュンが聞いていました。

そして、やっと思い出したのです、ノ・ウルのことを。父の事故死の捜査に疑問を持ち、自分に抗議に来た女子高生だと。

 

ジュニョンの家にジクが来ました。

玄関を叩きながら、姉を助けてくれと泣きました。

それを見ながら、ジュニョンは何もできないのです。

また発作が起りそうです。

弁護士に頼もうとしたんだけど、代表から関わるなと言い渡されているようで、手が出せないと言われてしまいました。

 

ジュニョンが頼れるのは、もう母ヨンオクしかいませんでした。

電話の声が尋常じゃない様子だと分かったヨンオクは、すぐに駆け付けて来ました。

倒れている息子を見て、呆然としました。

まさか、こんなに酷い状態になっているとは思ってもみませんでしたからね。

 

頬に手を当てると、ジュニョンが目を開けました。

病院に行こう・・・とヨンオクが立たせようとすると、ジュニョンはヨンオクの手を取って言いました。

「ウルが待ってる。行かなきゃ。助けてくれ。すぐに行かないと・・・。母さんが力を貸してくれ。」

子供のように泣きじゃくるジュニョン。

 

ノ・ウルも留置場の中で泣いていました。

 

泣いていないのは、ジョンウン父娘だけでした。

彼らは自分の犯した罪を全く理解していません。それどころか、ノ・ウルの父が植物状態で長生きするより死んで家族も喜んでるだろう・・・なんて会話を交わすんですもん

罪悪感と言う者は彼らの中には皆無です

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