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賊に襲われたソヌに助太刀しようとスホとヨウル、タンセが駆け付けました。
ところが、突然ソヌが倒れてしまって・・・。いつもの失神ですな。
結局、そのまま賊は逃げ去ったのでしょうね。
一方、ジディがパク・ヨンシルの屋敷に忍び込んだのも、夢なんぞじゃなく、現実の事でしたよ。
腕飾りを取り戻し、剣をヨンシルの喉元に突きつけました。
「私がお前の主君、チヌンだ。」
そう言ったかと思うと、剣を突き立てました。ヨンシルの首筋をほんの少し切った状態です。
「次は本当に命を奪いに来る。」
そう言って、ジディは去って行きました。
この一件をヨンシルは周囲の者に明かしたのかしら?打ち明けてない感じです。誰もジディに関心を払いませんから。
そして、ジディは、母ジソ大后にも宣言しました。もう逃げない・・・と。
「今こそ、神国の真の王となります。」
でも、すんなり了承するジソ大后ではありません。
これまで自分が如何に苦労して王座を守って来たかを考えると、ジディは、まだまだ世間知らずで物足りないように思えるのです。ジディには王位を守って行けないと思うわけです。
ジディから見ると、それは単に自分の権力を強くしたかっただけなのではないかと思えるのです。
権力者ではあっても摂政。歴史に名が残るのは王である自分で、この国は王の国なのだから・・・と言いました。
ジソ大后は息子に権力を奪われるのではないかと恐怖に感じています。それはやはり、息子への順調な王位継承と言うより、自分の権力を手放したくないだけのように見えます。
ジソ大后の兄であるフィギョン公は、幼い頃から小児麻痺で身体が不自由ということで、王位継承者とはみなされず、存在を隠されて来たようです。
ジソ大后は、眼中になかった兄の突然の出現に怯えてるようです。また、フィギョン公に子供がいるということすら知らないようですね。
そして、ここに来て、ジソ大后の体調はかなり悪化して来ているようです。精神的に不安定というだけじゃなく、肉体的にも・・・。あの侍女の出すお茶が原因でしょうね。
疫病が流行っている村で治療に当たっているアンジ公とウルク。
でも、薬が全く手に入らなくなっている今、為す術がありません。
薬、実はパク・ヨンシルが買い集めているのです。勿論、もっと酷い状況になったら、高値で売ろうと画策しているわけです。
アンジ公たちが手を尽くしているので、流行り方が少々鈍くなったら、残念に思うほどです。
それを、アロが気付きました。
都でも手に入らなくなった薬が、ヨンシルの屋敷に大量に運び込まれているのを目撃したのです。
何とかしないとと思ったアロは、それをウィファ公に打ち明けました。
しかし、良い手が浮かびません。
その時、アロは初めてソヌが倒れた事を聞かされたのです。
まだ意識が戻っていませんでした。
慌てて駆け付けた彼女が見たのは、スンミョンがソヌにkissしてるシーン。
ソヌは意識が戻りかけていて、それがアロだと思ったのです。
気が付いて、慌てて起き上がり、そのままスルーしようとしました。
でもね、スンミョンが告白。
ソヌの所為で心が揺れる、その感情が何なのか、確かめたい・・・と言いました。
「王女として命じる。それが何なのか分かるまで、逃げてはならぬ。」
やっぱねぇ、上から目線だよね。ジディという許婚がいるけど、気持ちはソヌなんだとはっきりしてますやん。
ま、ソヌは全く相手にしてませんけどね。
アロは不安でおろおろしますが、心配ないですね。
不安なのは、スンミョンも同じです。スンミョンから見ると、アロはジディとソヌを両天秤にかけているように見えるんですね。
ますますアロへの風当たりが強くなりそうです。
スホは、昨晩ソヌを襲った刺客がパンリュの父パク・ヨンシルが送りこんだと見ていました。
その場にパンリュが居なかった事が怪しいと思ったのです。
パンリュは、せっかく皆に心を開き始めていたのに、急にまた以前のような頑なな態度に戻っていました。
彼も苦しんでいるのです。
そんなパンリュに、スヨンが会いに来ました。
心変わりしたとしてもかまわない・・・とスヨンは言いました。感謝してるから・・・と。
スホのような遊び人の兄の所為で、男性不信だったスヨンですが、パンリュのお陰で良い人もいるんだと思えたと言いました。
でも、パンリュは自分を悪い人間だと言いました。
だから、自分から出来るだけ遠くに逃げてくれと言いました。スヨンを傷つける前に・・・。
「パンリュは、良い人よ。分かるから。」
と、スヨンは微笑みました。
ソヌは、周囲から‘王’と見られる事が負担でした。
だから、ジディに突っかかりました。いつまで逃げるんだ・・・と。そして、俺に言う事はないか?・・・と。
名乗れということですね。
だけど、ジディがからかうように言ったのです、王のフリをする気分は?・・・と。
思わずジディを殴ったソヌ。
そしたら、ジディも殴り返しました。
「俺はフリなどせぬ。」
と、ジディ。
「真の王ではないが、それでももがいている。私も闘っているのだ」
逃げて隠れているだけなんじゃ?・・・とソヌ
「この神国が良くなることを願う闘い。秩序の所為で民が死なぬ事を願う闘い。二度と平凡な民が盗賊にならぬよう守る闘い」
ジディの苦しみを、初めてソヌは知ったのかもしれません。自分のような立場とは全く違う闘いをしていると。
少しだけジディを見る目が違って来たようです。
そんな二人に、ウィファ公が課題を出しました。
アロから聞いた、薬の件です。どうにかしてこの問題を解決しろ・・・とウィファ公は言いました。
パク・ヨンシルの屋敷に膨大な量の薬が備蓄されていると聞き、二人は怒りがこみ上げて来たようです。
こうなると、意見は一致。
盗み出すことですね。
だけど、警備が厳重なパク・ヨンシルの屋敷の倉庫に忍び込むのは、厄介です。
で、スホとヨウルにも声をかけました。
パンリュは?・・・と聞かれたスホは、養父の屋敷に盗みに入ることに関わらせたくないと、言いました。
それを、パンリュが聞いちゃった。
ヨンシルにちくるのかと思ったら。なんと、彼なりのやり方で、ソヌたちの計画に協力したのです。
ヨンシルの注意を逸らすために、酔っ払って大暴れしたんですね。
警備の者の殆どがそちらに注視したし、ヨンシル自身も呆れながら見ていたもんだから、気付きませんでしたよ。
ソヌたちは見張りの者を倒し、どーにか薬を盗み出しました。
そして、それを疫病で苦しむ村に届けたのです。
その頃、アロが王宮に連れて行かれていました。
何事?
源花って組織の意味がイマイチ分からないんですけど・・・。
女性二人が率いていて、その二人ともジソ大后によって殺されたようですが・・・。
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