「善徳女王」公式ガイドブック 下巻 | |
クリエーター情報なし | |
TOKIMEKIパブリッシング(角川グループパブリッシング) |
前回の記事は、こちらから。
ソファがいきなりチョンミョンの前に現れました。チョンミョンは、勿論ソファの顔を知りません。
ソファは、トンマンと間違えたのかしら?それとも、王妃?
でも、直後に慌てて出て行ってしまったので、チョンミョンには何のことやら…と言う感じです。
ミシルは、トンマンに、チョンミョンへの言葉を言伝ました。
「すぐに逃げろ。そうでないと、数少ない味方のユシンやトンマンを失う苦痛を味わうことになる。」
月食が現実のものとなり、真平王はミシルの啓示どおり、伽耶人を都から遠く離れた土地を開墾させることを命令しました。
ユシンの父ソヒョンは苦悩の表情でした。
そこでミシルは、ソヒョンを自分の味方にしようと、ユシンと自分の血縁の娘との縁組を言いだしたのです。
そうやって共存の道を・・・とソヒョンに言いました。
ソヒョンは断りませんでした。それにユシンは怒ったのです。ユシンは言いました。
「怒る事が先です。一族の存続を案じるより、政治の駆け引きより。ミシルの出方を読む前に、怒るべきです。これだから、ミシルにやられるのです。恐怖心を利用され、怒る事も考える事も出来ない。」
ミシルが言う“逃げるか憤るか”のうち、ユシンは“憤って”いたのです。
まぁねぇ、父とすると滅びた伽耶国の民ですから、一族を存続させる事が何より大切に思えますよね。
ユシンは、怒りを抱えて、チョンミョンとトンマンの前に行きました。
ミシルに対して恐怖心だけを抱いているのなら、自分は二人から離れると言いに来たのです。
その言葉を聞いたトンマンは、ユシンに謝りました。自分は怖がっていただけだったと。しかし、民たちはミシルを怖がっても、自分たちだけは恐怖に負けてはいけない・・・と。
そして、3人は、しっかりと気持ちを一つにしました。
ユシンは、一人で山籠りですか?岩に向かって木刀を振りおろしてますが・・・。
トンマンは、ミシルに3人とも最後まで戦う覚悟だと言う事を告げに行きました。
そこで、ミシルが書いてる絵の中に、自分が持っている小刀が描かれているのに気がつきました。
それで、その小刀ソヨプ刀を調べてみるようチョンミョンに助言しました。チョンミョンも一度見てるよね?ソヨプ刀。あの小刀がそれだとは気が付いてないってことかしら?
チョンミョンがソヨプ刀について聞くと、父も母も動揺しました。
そして、別の答えが返って来たのです。父真平王は、ムンノに渡したと言い、母マヤ夫人は、失くしたと言い・・・。
トンマンの母がソファという侍女だと聞いたチョンミョンは、侍女に命じてソファについて調べさせました。
そしたら、真平王の侍女で、自分の生まれた日に死んだ事になっていたのです。おまけに、チルスクとムンノが姿を消したのも、同じ日だと分かりました。
チョンミョンは、自分が生まれた日に何かあった・・・と勘付きました。
トンマンは、チョンミョンからソヨプ刀が真平王の手元にあったモノだと聞きました。それで、策を思いついたのです。
真平王への陳述書だか意見書だかの中に、手紙を混ぜたのですよ。それには、ソヨプ刀の絵と、ソヨプ刀を持っていると書いたのです。そして、返したいので、ある場所に来てほしい・・・という内容です。
ところがそれは、王様の目に留まる事はありませんでした。偶然、大臣ウルチェが見てしまったのです。そして、真平王に見せず、自分の手で処理しようとしましたよ。
花郎のうち、王様側の者を集め、手紙の主を捕まえようとしてます。
トンマン、どーするのかと思ったら、なんと、その花郎たちの中に紛れてますよ。
チョンミョンは、過去の出来事を探ると、日誌に、“開陽星が二つに割れ、双子星となった。二日後にまた一つになり~”と書かれているのを発見。
この記述から、チョンミョンはもしかしたら、母は双子を産んだのでは?・・・と思い当ったのです。
昔、次々と弟たちが亡くなったりした時、母マヤ夫人が“自分が双子を産んだ所為だ~”と言っていたのを思い出しました。
そして、トンマンの首筋に自分とおなじような痣があったのも思い出しました。
トンマンが自分の妹・・・と気がつきましたね。
いやいやますます面白くなってきましたよ
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます