カプトンイ 真実を追う者たち DVD-BOX2〈シンプルBOXシリーズ〉 | |
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ムヨムは、マリアが唯一の生き残った目撃者だと言う事を察していました。
だから、こんなにカプトンイを追うのだ・・・と。家に、カプトンイの顔を粘土で作ろうとしているのを発見したムヨム。
問いただそうとした時、彼を猛烈な頭痛が襲いました。
落ち着こうと、マリアを抱きしめたところだったんです。勿論、彼にマリアへの想いがあるのは間違いないでしょうしね。
目撃者だと察してるとムヨムは、マリアに言いました。
「生き残った事を恥じるな。容疑者の息子が恥ずかしくないのと同じように。」
この言葉、マリアは随分救われた気分になったようです。
その時、テオからムヨムに電話が。マチルダの携帯からです。
愕然とするムヨム。
「無事ですよ、今のところは。やらないと、誰かが死ぬ。」
テオの言葉で、ムヨムは一気に頭に血が上り、到底冷静ではいられなくなりました。
警察力総動員で、テオとマチルダの行方を追うんですが、全然掴めません。
彼らは、この市から出ちゃってたんですね。警察としても、担当区域外です。行方はなかなか掴めません。
マチルダは、失恋したことを痛感してました。テオと会った瞬間は、恐怖がこみ上げて来たのですが、次第に今ここでテオに殺されても、いいや・・・てな感じになってました。
第一、テオに彼女を殺そうとする様子が見られなかったからです。
テオのバイクに乗るのも、全く拒否しませんでした。却って、この場所から逃げ出したい気分だったみたいです。
テオも、マチルダには正直に話しが出来るようです。
「人を好きになるって、どんな気分?」
と、聞きました。
決して楽しそうじゃ無いマチルダの様子を見て、辛そう・・・と言いました。
「辛いかも。死ぬほど苦しいし、物凄く憂鬱になる。気分も最悪になる。疲れるだけ。」
じゃぁ、何故?・・・とテオ。
「自分の意思と関係無く好きになっちゃうの。」
テオは共感したみたいです。それを見て、マチルダは、彼にも想う人が居るんだと気付きました。
「マリア先生。」
誰と聞かれて、テオは素直に答えました。
「マリア先生なら、出来るかも、俺を変える事。」
変わりたいと彼も思ってるのかも。
その時、マチルダの爪のネイルアートを見たテオ。ハートマークのモノでした。これは、ムヨムにもメールしてました。
医療刑務所で、チェ・テシクがマリアに面談を求めました。
そして、小さく折りたたんだ手紙を差し出しました。ヤン課長に渡してくれ・・・と。
迷った挙句に、マリアは開けてみたのです。そこには、数字が書かれていました。
メモしようとした時、いきなりテシクが入って来て、その手紙を取りあげました。やっぱりいい・・・と。
テシク、恐怖に襲われていたんです。
勇気を出して情報をヤン課長に渡そうと思ったのに、自室に帰ってみると、そこには聖書があって。開けられたページに赤線が惹かれてて。
それは、裏切ったら、テシクの家族に害が及ぶ・・・と言う意味ですよね?
で、恐れをなして、取り戻しに来たと言うわけです。
マリアは、ヤン課長に事情を報告。
でも、ヤン課長は、すぐには彼女のところに行けなかったのです。
なぜなら、テオたちの行方が掴めたから。急行中だったのです。
ネットには、マチルダと同じネイルの写真がアップされていました。手も縛られた状態の。
皆、マチルダが殺されたと思い込みました。
で、その間に、テシクが自殺を図ったようです。マリアが気になって警備のモノとチェックに行って発見しました。
警察は、ネットにアップされたマチルダの漫画から、居所を推察。
その頃、ムヨムも、近くで花屋を当たってました。第五の被害者が発見されたのが、花屋だったからです。
でもね、居場所が分かったと連絡が入ったとたん、そっちに駆け付けちゃった。
ヤン課長が、これは罠かもしれないから、花屋を捜索しろと言ったんですが、今のムヨムは、怒りと不安と恐怖とで冷静に判断が出来ない状況でした。
で、その場所に行ったら、そこに居たのはマチルダだけ。テオの姿はありません。
テオは、ムヨムがチェックしていた花屋に居たんですね、ほんとは。至近距離に居たわけです。
でも、思うとおりにムヨムが罠にかかってその場所を離れたため、余裕で事の仕上げができたのです。
漫画がアップされるのには、少し時間がかかりました。だから、マチルダが居所の手がかりを書き込んだ漫画を投稿したとしても、警察が情報を得るまで時間があるわけです。
その間に、テオは第五の殺人を犯していたというわけです。
被害者を発見したのは、ムヨムでした。
自分がテオに踊らされていることを痛感したでしょうね。