悠翠徒然

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『寒』

2017-02-12 08:58:10 | Weblog


競書漢字課題五文字の一文字目『寒』について、簡単に述べます。

画数も多く、終盤にふくよかな右払いもありますから、たっぷりと墨をつけて書き始めることが肝要です。

一画目の点は右上方より円を描いて入筆するのですが、その円を意識しないで書き始めると点が立ち気味になってしまうので注意してください。

またその一画目が『寒』の中心になりますから、左右対象を多少は意識しながら書くと良いでしょう。

右肩上がりの角度を揃えることは漢字に規則性を与えますが、横画の張りと線質の潔さは躍動感を与えてくれます。

特に一番長い横画は起筆前の『空間の筆意』の一部である、空走する部分を意識して書かねば、墨の部分だけのエネルギーだけで表すだけになってしまうので注意が必要です。

つまり書き手の呼吸や息遣いが、黒い墨の部分だけでしか表現されないということです。

それではいけません。

改めてこの『寒』をご覧ください。

起筆から終筆まで、一連の筆の動きがよくわかるはずです。

そう、大切なのは『一連である』ということなのです。

それは書き手の呼吸、息遣いへと繋がり、さらには文字そのものの中へと入り込んで行くことになります。

和翠塾のお手本は全て『空間の筆意』を意識したものです。

お稽古に生かしていきましょうね。




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