ヒゲジイのアル中患者よもやま話

朝から飲酒で廃人=死の淵まで経験してしまったヒゲジイの断酒中に思い浮かべた「よもやま話」。まだ、チョット変かな?

“認知のゆがみ” って何?

2016-12-27 07:08:37 | 随筆
 このところ折に触れて述べている認知障害 “認知のゆがみ” ですが、私が最も腑に落ちた解説をご紹介します。
以下にお示ししたのは、私が通院中の専門クリニックの教育資料から抜粋したものです。

 アルコール依存症からの回復には “認知のゆがみ” の矯正を目標とすべきこと、ご覧いただければ一目瞭然だと思います。ちなみに “認知のゆがみ” には、やはりアルコール性記憶障害が関与しているということです。記憶機能のネットワーク修復には “言語化” が打って付けで、脳のリハビリとして最適と改めて納得した次第です。


 認知のゆがみ:ある刺激に対して非妥当な解釈をして非妥当な反応をしてしまうこと。
           換言すると、部分的な拒絶体験を完全な拒絶体験と無意識下に拡大
           解釈(翻訳)してしまうこと。

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   状 況        地元の友人たちと旧交を温めるため、自分の運転で食事に行く
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               ● レストランまでの道が渋滞している
   拒絶体験      ● 駐車場が満車で待たされる
               ● レストランが満員で待たされる
               ● 注文を間違えられる(オーダーミス)
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 Aさん:自分の一部が否定されたとき、それを全否定と思ってしまう場合   ************************************************************************************
 拒絶体験       感情・行動             犠牲にしたもの
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 道の渋滞       不機嫌                自分
              文句、クラクションを鳴らす    同乗者、周囲のドライバーの感情
 駐車場が満車    不機嫌                自分
              配車係に悪態をつく        同乗者、配車係の感情
 レストランが満員  不機嫌                自分
              店の悪口を言う           愚痴を聞かされた同行者の感情
 オーダーミス     怒り                  自分、同行者、店のスタッフ
              ウェイターを大声で叱る      他の客の感情
************************************************************************************
 楽しいひと時を過ごすという目的は達成されなかった。それどころか、周囲の感情まで害してしまう。
 友人たちはAさんに距離を置くようになり、拒絶体験が増えていく。


 Bさん:自分の一部が否定されても、それは全否定ではないと知っている場合
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 拒絶体験       感情・行動               得たもの
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 道の渋滞       安定した感情を保つ          同乗者の安定した感情
              苛立った同乗者を落ち着かせる 
 駐車場が満車    安定した感情を保つ          配車係のソフトな対応
              配車係にソフトな言動     
 レストランが満員  安定した感情を保つ          楽しい雰囲気
              同行者と談笑しながら待つ 
 オーダーミス     安定した感情を保つ          ウェイターの改善された対応
              ソフトに再注文
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 楽しいひと時を過ごすという目的はしっかり達成された。誰の気分も害さず、ソフトな対応が返ってくる。周りの人はBさんに好印象をもち、受容体験が増えていく。




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4 コメント

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これは…… (タック)
2016-12-27 20:53:50
最近、自分でも気が短くなってきたなと思うのですが、認知がゆがみかけているのだと気がつきました。
気をつけなければ……。
思い当たる節ありますか? (ヒゲジイ)
2016-12-28 05:47:23
>タックさん、コメントありがとうございます。

言ってみれば、自分の思い通りにならないと我慢がならない
という自己中の性格のことを例示しているのですが、
これがオモシロクナイから酒を飲む習慣飲酒の口実となり、
ひいては精神依存への悪循環の元凶です。
モノの受け取り方に余裕がなく、無意識に偏った見方しか
できなくなっている精神状態が問題なのですネ。
なんとも厄介で手強い相手です。

“認知のゆがみ” の矯正には相当時間がかかると覚悟しています。
物事に反応する際、ひと呼吸おいて現実を眺め直してみることと、
自分の嫌な過去を振り返り、
言動の事実関係を書くことで整理し直してみること。
この二つが矯正するための要と考えています。
これらを忘れずに日々繰り返すしかありません。
道のりは長いです。
Unknown (ろんり~うるふ)
2016-12-28 18:13:11
ヒゲじいさんこんばんは。

認知の矯正は難しいですね。
自分の持病でパニック障害があります。
パニック障害の人は、逃げ場がない所=パニック発作を起こすと条件反射的に感じてしまいます。

それで、行動範囲も狭くなり、引きこもりがちになってしまう人も多いです。

認知の歪みを矯正するのは、本当に時間がかかります。
自分も以前は、外に出られるのは月に1~2度だけでした。
通院時とかでやむを得ない時です。これも一人では行けず妻の運転で行ったこともシバシバです。
外出=パニック発作、が頭にこびりついてました。

現在も外出恐怖はあります。
なので1日1度は外出するようにしています。
条件反射の打消しが少しですが出来つつあります。

長い道のりになると思います。
お互いめげずにいきましょう (ヒゲジイ)
2016-12-28 20:40:29
>ろんり~うるふさん、再びようこそ。
パニック障害は、正直私の理解を超えています。
“認知のゆがみ” なら、記憶機能のリハビリで何とかなる
と思えるのですが・・・。

心理療法などすでに試されたでしょうし、
パニック障害には見当もつきません。
あなたの言うように自然治癒力にお任せするのが一番かも。
お互い道のりは長いですが、大自然はきっとうまくやってくれますよ!

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