詩 の 雫

人生の喜怒哀楽を <冠 句> に深め・・・ 

“春夏秋冬の囁き”を 爽やかな風 にのせて・・・

     

一日一日を満たして・・・

2015年08月29日 20時21分03秒 | Weblog

 いち早く始業式を迎えた上の孫は、元気に登校しました。

 一日の始業式を待つ下の孫は、最後の宿題に奮闘しています。ちょっとヒントを与えてやった

 エレベーター式機能の貯金箱を色々工夫しながら作っていますが、中々面白いものが、出来

 上がりそうです。それぞれまたグーンと大きくなり、逞しくなってきたように思います。

 とにかく暑かった今年の厳しい夏も、ようやく朝夕は凌ぎやすくなって、ほっとしています。

 

 今日はコーラスに行きました。難しい音階にウロウロしている部分もありますが、だんだん

 3部にはもる楽しさを感じながら歌えるようになり、次回から見えるピアノの先生との練習

 が楽しみです。中島みゆきさんのように、きっと力強く「麦の唄」が歌えると思います。

 

 コーラスの仲間より聞いた訃報に、淋しい思いをして帰宅しました。

 ずーと一緒に歌ってきた友人が、難病で闘病中でしたが、先日身を寄せていた遠方の

 弟夫婦に看取られ、ご両親の待つ天国へ旅立たれ、葬儀も向こうで済まされたの事、

 また一人大事な友人がいなくなりました。

 長年実母の看護に専念され、生涯独りで頑張って来られました。

 とても優しく、穏やかな性格の方で、色々と助けて頂いた人生の先輩でした。

 こうして一人、一人と、悲しいお別れをしながら、年齢を重ねていくのでしょうか・・・

 無常の寂しさを、しみじみ感じます。

 

                   

 

 

 支部の句誌が届きました。 あまり頑張れなかった今回の成績に、悔しさと歯がゆさを

 感じますが、また初心に戻り、気持ちのリフレッシュをして、ガンバロウ!!! 

 

             湖青し  まほらの八景水明に

             湖青し 稚魚の会話も聞こえそう

             詩を継ぐ 還す感性瑞瑞し

             熱き日よ 一徹の矢に息を吹き

             熱き日よ 揺らがぬ決意スパークす

             緩やかに 楽しみ混じえダイエット

             鍵握る 九条の理念忽せず

             一人聴く 哀しみを撫ぜセレナーデ

       

 ギター教室の難しい練習に追われ、24時間が足りない思いの毎日です。モタモタして

 落ち毀れそうで心配ですが、必死で頑張っています。 (家事の手抜きをしながらですが)

 明日は母の病院へ行く日、気持ちが重くなりがちですが、好物の和菓子を持参して、

 様子を見てきます。 前回は、母の気持ちが安定していて、会話が少し出来ました。

 一日、一日、精一杯やるべきことを済ましていけば、きっと悔いは無いと思います。

 

          今日もお立ち寄り頂き、ありがとうございます。 

                 皆様のお顔が見えるようで、嬉しく思います・・・

 

                                   

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 熱く燃え!

2015年08月21日 10時28分23秒 | Weblog

高校野球も、それぞれに素晴らしい感動を残して、昨日終りました。

清清しい青春の涙が、今年も心に残りました。 何かに情熱をぶつけることが出来るって、

本当に幸せですね。

家の孫達も、暑さに負けずグラウンドにサッカーボールを追いかけ、真っ黒に日焼けした顔に

汗がキラキラ光り、とても眩しく感じます。

もうすぐ終る夏休み、少し残っている宿題に追い込みをかけ頑張っています。

人権作文、死刑廃止論の論文、永遠のゼロの感想文、ひまわりと子犬の7日間の感想文、

難しいテーマですが、それぞれに真剣に向き合って頑張りました。

 

さて、支部の句誌が届きました。

厳しい暑さで、創作意欲も落ちていますが、、、気合を入れて頑張っています。

 

             陽は西に 平和の色に染む蜻蛉

             老いて尚 筋を一本通す自負

             老いて尚 褪せることなき青写真

             ふと迷う 友を見舞う日未だ浅し

             ふと迷う 老いを自覚す匙加減

             茜 雲 哀しい今日を乗り越える

             雲流る 許しあえる日信じ待つ

             さぁ始動 四方を照らし弾む朝

             (連冠句)

                 胸いたむ 

             言い訳す 澄みし瞳を信じやる

             言い訳す 苛め問題後絶たず

               ざわざわと 教育現場に揺れる風

 

                 気合入れ

             言い訳す 大きな期待早や崩れ

             言い訳す 三日坊主もそれなりに

               もう一度 枯れた花とて意地がある

                                             (掲載句)

 

 毎日、時間を追いかけながら、大好きな趣味を楽しんでいます。

 とても難しいギターに、四苦八苦していますが、目標に向かって、練習!練習!練習!

 ”頑張れば きっと何かを掴める事が出来る”と信じ、思うように動かぬ指に困っていますが

 教えてもらった事を繰り返し復讐し、一つ一つの壁を乗り越えていきたいと思います。

 

                   

 

       

      アクセスしてくださった皆様、いつも有難うございます。

      皆様からのお声を聞かせて頂ければ、嬉しく思います。

 

コメント (4)
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生まれた光

2015年08月08日 15時24分32秒 | Weblog

あの日から70年、広島市は6日、「慰霊の日」を迎えた。

原子爆弾に十四万人もの命を奪われ、『焦土の闇』と化した広島の地獄。

その街の片隅で、命懸けで取り上げられた小さな命が生まれた。

自らも被爆して四十度近い高熱があった助産師が名乗り出て、赤ちゃんを取り上げ、

焼けたトタンを盥にして産湯を使わせた。

「とても動ける状態ではなかったが、本能的に『生ませんといけん』と思った。

生まれたときは暗がりに光が差し、みんな痛みに耐えて喜んだ」

その地下室でのドキュメントを聞いた詩人の「栗原貞子」さんが一気に書きつけた”詩”

『生ましめんかな』 が、吉永小百合さんの朗読によって、生まれた光を語り継がれている。

多くの人に助けられて生かされたことに感謝したいというこの詩のモデルとなった

小嶋和子さんは、この詩を読み返すとき母を思い、地獄の底のような地下室で、不安を押し

殺して自分を生んでくれた母を想像すると涙が溢れるという。

       

                 生ましめんかな

                                            栗原貞子

          こわれたビルディングの地下室の夜だった

          原子爆弾の負傷者たちは

          ロウソク一本ない暗らい地下室を

          うずめて、いっぱいだった。

          生まぐさい血の匂い、死臭。

          汗くさい人いきれ、うめきごえ

          その中から、不思議な声がきこえてきた。

          「赤ん坊が生まれる」というのだ。

          この地獄の底のような地下室で

          今、若い女が産気づいているのだ。

          マッチ一本ないくらがりで

          どうしたらいいのだろう。

          人々は、自分の痛みを忘れて気づかった。

          と「私が産婆です。私が生ませましょう」

          と言ったのは

          さっきまでうめいた重傷者だ。

          かくてくらがりの地獄の底で

          新しい生命は生まれた。

          かくたあかつきを待たず産婆は

          血まみれのまま死んだ

          生ましめんかな

          生ましめんかな

          己が命捨つとも

 

 

 毎日うだるような暑さが続いていますが、体調を崩さないよう気をつけながら、忙しい毎日を

 過ごしています。 結社の句誌が届いて、生活の中から生まれた一句が師より嬉しい講評を得て

 時に落ちがちな創作意欲に励みを貰っています。

 

            想い切 他人は宿命と言うけれど

            想い切 治療方針それぞれに

            馴染み店 今日はマスター元気つけ

                (講評) ほとんどの句は、その店で心癒されるという着想だったが、

                     この句はその逆で、今日は落ち込んでいるマスターを元気

                     付ける破目になってしまった。売り上げのことともなれば

                     気休めにしかならないが。

            馴染み店 通院終えて花求め

            灼ける道 「はだしのゲン」読み目を覆う

            性悲し 我欲も含み燃ゆ花唇

            水中花 時に淋しい独り言

                 (講評) そんなに深刻なことでなくとも人に話したり聞いて欲しくない事

                      を誰もいない部屋で細い声を出している様子を浮かべます。

                      段々年を重ねると、若い時のように喜怒哀楽をはっきり表現

                      しなくなるのでしょう。

            魂迎え 哀しみ少しずつ癒ゆも

                                          ・・・ 結社掲載句

 

  

                       

 

 

  趣味を追いかけながら、自分の気持ちを虹色に染められる事、とても嬉しいと思います。

  一度の人生、一杯欲張って念願の夢を叶えることが出来ればいいなぁと、困難な中にいても

  前向きになれることに、生きる意味を強く思います。          

 

            私のブログに目を留めて頂き、有難うございます。

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