駿さんの会見

2013-09-08 04:04:11 | 映画
YOUTUBEに全部上がってましたね。事あるごとに書いてますが凄い時代です。こういうのは昔は誌面でしか読むことは出来なかったのですが表情とか語り口とか一目瞭然ですもんね。「メッセージを込めようと思っていては作品は作れない」と言ってましたがやっぱりそうなんだな、と思いました。まわりの人間がそういう事について話すのはわかりますが作った本人が「この作品にはこういうメッセージを・・」なんてあんまり言わないですよね。作りたい、と思ったものを作ってるわけですからね。あとは受け手が判断してください、ってなもんですよねえ。

「発信してるというよりは受け取ってるだけなんです」というニュアンスの言葉にも「う~ん」と思わされましたね。自分が影響を受けた様々なものが作品に出てるだけ、という意味なんでしょうけども。作品を作ってる時(作ってない時も?)は人の映画やアニメ全く見ないそうです。その昔上岡龍太郎が言っていた「10代、20代の時に自分の中にインプットされたものを出してるだけ」という言葉を思い出しました。やっぱり若い時に自分の中に入ってきたものというのは生きているうちはずっと残ってるんですね。自分の周囲の環境や社会の変化でそれは少しづつ変わっていくんでしょうけど根幹は揺るがないという。

とにかく面白い記者会見でした。クソくだらない芸能人の記者会見があふれている中、いろいろ考えながら見てなきゃいけないのが非常に良かったです。今、手元の新聞にカリオストロから作品群がダーッと並んでおります。自分はもののけ姫までしか見てないですが一番はやっぱりナウシカですね。世界観から何からこれを上回るものはないでしょう。小学生時分、理科の先生がクラス全員に見せてましたからねえ。当時意味が全くわかりませんでしたが。そんなアニメ今までなかったんですよ。アニメーションというものを押し上げるところまで押し上げきった人ですよね。これから先アニメ作る人は大変ですよ。目がでかくて巨乳の女の子と気の弱い僕の物語、みたいなのばかり作ってたらイカンと思いますよ日本のアニメ。もっと真剣にやらんと。ねえ。

ダンプガール☆理央

2013-08-25 03:08:08 | 映画
2011年。西野翔主演。ダンプ乗りの理央(西野翔)の彼は博打狂いのクズ男。愛想を尽かしつつあった理央だったがそいつの男の子を身ごもってしまう。そんな折警察から逃げてる逃亡犯の男となぜか縁が出来る。その男の身の上と行動の目的を聞くうちに・・・というお話。

Vシネはいつも「外れて当たり前。暇つぶし前提」という気持ちで見るのだがなかなか面白かった。「かわいい甲子園」の野次や「西野夫人」で鍛えた翔ちゃんの演技力が光る。というか翔ちゃんは演技してもあのまんまであるw マスカッツヲタには西野翔というキャラが確立されているからそう感じるのかもしれない。

なぜここでスローモーションなのか、とかこの濡れ場は唐突過ぎるだろうwとか最後の最後の一番いいシーンでの詰め込みすぎの感がありありの怒涛の展開wなどはVシネならではであった。でも翔ちゃんの濡れ場的なシーンを初めて見たけども別にね、胸はちっぱいではないよね。某ツイッターで「揺れない」とか「平坦」とか自虐のように書いてるけども全然十分でしょう。いや、自分には十分すぎるな。自分、あんまりでっかすぎるとあれなんですよ(お前の嗜好はどうでもよろしい)

特典映像も普段どおりの変わらない翔ちゃんであったw 恵比寿マスカッツの皆さんはおおよそ自分を飾り、気取る人間が皆無である。だから熱狂的なファンがついたんだろうけども。まあまあまあ西野翔が好きなら是非見ておきたい1本。よろしく。

さや侍

2013-07-17 07:29:16 | 映画
松本人志第3回監督作品。抜き身のない「さや」だけを腰に差すお尋ね者の侍がある藩で捕まる。本来なら即死刑に処せられるのだが、母を亡くしてから笑顔のなくなった藩の若君の笑顔を取り戻せたら無罪放免になる、という藩の「行」に娘や牢の門番とともに挑んでゆく、というストーリー。しょっぱなの殺し屋の登場シーンや、主人公である外観がパンチの効いた野見さん(この方は芸能人でなくまったくの素人さん)を無茶に扱って笑いを取ってゆくいつもの松本ワールドが展開され「今回も松本テイスト満載な感じだな」と見ているとラストのある決定的な場面からシリアス度合いが一気に高まる。しかしそこから少し先、伏線のように何度も劇中現れる虚無僧?が川っぺりで歌を歌うシーンで一気に覚めてしまった。「なんじゃそりゃ」と。「なんで唐突に僧が歌を歌わなきゃならんの」と。その後のお墓のシーンはとても良いだけにあの歌が本当に残念。余計。蛇足。松ちゃんはそろそろ笑いテイストなしの映画を作るべきと思う。このさや侍は劇中笑いありきのラストだからそれは無理だったのだろうけれども。最初の方のローリー寺西が出てきた時点で拒否反応が出る人はいるだろうしね。笑いを押し出していくとね、その辺が難しいよね。結局は松本人志が好きならどうぞ、といったところ。でもあの歌はやめて欲しかった。そんな作品。

ヤンキー女子高生2~神奈川最強伝説~

2013-05-12 04:18:59 | 映画
希志あいの主演。2009年度作品。暴走族の男を好きになってしまった忍(希志あいの)はその男の憧れ、という伝説のレディースに会いに行く。なんだかんだで縁ができ、その男とつりあうよう女になるためにいろいろ動いてみるが・・・という感じのお話。

内容はまあVシネだよね、といったところ。盛り上がりといえば病院で忍がさらわれてからの展開くらいだろうか。あそこは王道といった感じででワクワクする。あとインパクトがあるのがトルエン売ってる役者。あれはいい。一瞬ホントのパン中なのではないかと心配になるくらい。世の中には陽の当たらない面白い役者がどれくらいいるのだろう。

思ったのが女優と絡みのある俳優さんってもし爆発的に売れてしまったらこういうVシネに出てた事を隠したりするのかなって事。だって乳首チューチューしてたりするし。あんまいいもんではないよね。白馬童子を隠さなかった山城新伍みたいに堂々とするのだろうか。白馬童子と女優との絡みとでははベクトルが違うけれども。

そいでやっぱりきっしーは演技が出来る。おまけに可愛い。改造バイクのケツに乗って笑顔になってるシーンとか病院の屋上で「クッキー美味しかったです」って言われて「ホント?」なんて表情が一変するところとかホント可愛い。マスカッツでもきっしー、ゆまちん、Rio、果穂さんなんかは演技できるんだから(マッコイじゃないけど)テレビ関係者はどんどん使ってやるべきだと思う。お願いしますよ本当に。

監督・ばんざい!その弐

2012-11-13 12:13:09 | 映画
書き忘れたことが一つあった。あるシーンで和装でお面をかぶった男が先端が丸くなった長い棒を股間にくっつけ、しごいたり回したりして同じく面をかぶった和装の女をやんわりと円運動で追いかけるというお祭りのようなものがあった。これ元ネタはたけし司会の1994年の27時間テレビの中継からのもので、確か朝方で出演者みんなが眠い時間だったと思うんだけども新潟の伝統的祭り(ちとちんとん)という事で紹介されたこれがあんまり衝撃的だったので「おいおい、回してるぞ」「グイングインやってるぞ」ってたけし中心にみんなでやいのやいの突っ込んで、カメラがいったんスタジオに戻るんだけど「もう一回見てみよう」って新潟にまたつないで「おい、まだやってるぞ」ってすごい面白かったやつなんだよね。

また見たいなあと思ってネット巡ったんだけどないんだよなあ。実家の倉庫探せばビデオあると思うんだけどなあ。ちとちんとん自体の動画はあったんで一応貼っておく。1994年から13年も経ってから撮った映画なのにこれを出してくるってのはよっぽどたけしのツボに入ったんだなあ、と非常に嬉しくなったシーンでありました。