私の日帰り散策

写真でつづる山歩き、ドライブなどの日誌です。
最近は ギャラリー巡りをしています。

はりま歴史探訪 赤松ゆかりの寺

2017-02-21 15:52:21 | 歴史探索
 2月21日(火)   天気:晴れ・雲多し   室温:15.6℃

 きょうは 上郡まで 往復 約67kmドライブしてきました。 12月13日の新聞の播磨版に 「は
りま歴史探訪」 という記事があり ”赤松一族 力関係の謎” とあり 赤松則村(円心)の次男・貞
範が 建てた栖雲寺(せいうじ)跡が 載っています。 昨年から 貯金箱に しまってあった切り抜き
を 取り出して 今日 巡ってきました。 円心ゆかりの法雲寺と 三男・則祐ゆかりの宝林寺と 次
男・貞範ゆかり栖雲寺跡(廃寺) などを巡ります。
 新聞には 「これだけ狭い範囲に ゆかりの寺が 三つもあるのは 珍しい」 と 一族の力関係にも
思いを巡らす・・・とあります。  長男の急死で 当主となったのは 三男。 跡目を逃した次男は
白旗城の麓に 寺を建てた。 権力を握った三男は 一帯を見渡せる川の対岸に 寺を建てた・・・。
 また 円心の法雲寺と 三男・則祐の宝林寺と 次男・貞範の栖雲寺の位置は 一辺 約2km弱
の三角形を作る・・・。

 10:38 出発。 国道179号線を北へ。 たつの市へ入り 龍野新大橋を渡り 県道5号線に乗り
西へ走り 相生市を抜け 上郡へ。 国道373号線に突き当り 右折して 国道を北へ走ります。
 狭い苔縄橋を渡り 突き当りを 右へ進むと 苔縄 老人憩の家があり ここに 停めさせていただき
ました。 11:29 駐車。 ここまで 29.6kmでした。 ここには 筆塚があります。
 法雲寺は 山裾にあります。 石段を上がり 扉を開けて入ります。

 苔縄の地は 赤松氏挙兵の地と伝えられ 臨済宗 相国寺派の法雲寺は その中心的な存在と考え
られています。 赤松氏隆昌の祖・赤松円心則村は この地を 仏教による精神的な拠点とすべく 高
僧雪村友梅を招き 金華山 法雲昌国禅寺(法雲寺) を 建武4年に 建立し 赤松一族の菩提寺とした。 
 建立当時 赤松氏の勢力も強く七堂伽藍を配する名刹と たたえられていました。 本堂は 昭和58
年に 再建。
 境内には 県指定文化財で 樹齢700年あまりのビャクシン杉があります。 この樹は 樹高33.5
m、根まわり14.3mで 禅宗と深くかかわりを持つもので 円心公お手植えとも 伝えられています。
 また 円心廟(円心堂) には 円心公の木像などが 祀られています。


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 北の金華橋を渡り 国道に出て 北へ行きます。 国道は 千種川に沿って 大きくU字形に
回ります。 再び 河野原橋を渡り 千種川の西へ行くと 宝林寺があります。 円心館の白壁で
すぐ分かります。 11:57 手前の河野原公民館に 車を停めました。

 宝林寺は はじめ 則祐によって 備前国新田荘中山に 建立されましたが 文和4年(1355)に
戦火を受け この地に 再建されました。 円心館には 赤松三尊像が 安置されています。 三尊像は
県指定の文化財です。 きょうは 円心館は 閉まっていて 入ることはできません。 三尊像は 赤松円
心、則祐、別法和尚 覚安尼の木像で 南北朝時代の作とみられ 鎌倉彫刻の名残をとどめています。

 則祐は 円心の跡と継いで 北朝 室町幕府に味方し 守護大名赤松氏の基盤を固めました。
別法和尚は 禅僧です。 赤松義則の帰依を受けた雪村友梅は 円心、則祐の帰依を受け 法雲
寺、宝林寺の開山となった僧です。

 宝林寺にいたら 智頭急行の下り電車が 下って行きましたが 河野原端まで来ると 今度は
上りの電車が走っていきました。 橋を渡り 国道に出て 赤松の集落へ入って行きます。

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 国道から 細い道を集落へ入ると 松雲寺があります。 松雲寺は もと 赤松円心公の居城として
名高い白旗山の山麓に 赤松貞範(円心の次男) が 建立した 栖雲寺を継承する 赤松氏とかかわりの
深い名刹です。 この地を 赤松と呼び その名の示す通り 赤松氏の本拠地として 次のような史跡が
数多く 周辺に残されています。
 五社八幡神社(白旗八幡神社を継承)、円心公館跡(赤松円心の居城館)、広岡屋敷跡(赤松一族
の重臣の屋敷跡)、栖雲寺(白旗山山麓)、白旗八幡神社跡(白旗山山麓)、武祖神社(細野の奥)、
宝林寺(河野原)、白旗城跡(白旗山山頂)

 松雲寺の境内に 上郡町指定の文化財 カヤ(榧)の木があります。 樹齢約700年、樹高25m、
直径約1.6m。


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 松雲寺の少し先に 五社八幡神社があります。 道路わきには 赤松円心御影堂とあります。
五社八幡神社には 書かれたものが何もありません。 白旗山登山道から 50mほどそれたところに
あった白旗八幡神社が ここに 合祀されている。 なぜか 拝殿には 古い絵馬が たくさん奉納されて
います。


 八幡神社の石段脇の草地を進むと 広場に出ます。 ここに 説明板があり 赤松居館跡のようです。
ゲートボール場くらいの平坦地があだけ・・。 新聞には 町教育委員会は 発掘調査を進めていると
ありますが 調査は 終わったのでしょうか?

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 最後に 栖雲寺跡へ行きます。 栖雲寺跡は 白旗山登山道の脇にあります。 10年くらい前 白旗山
に登るとき 来たことがあります。 だいたいのことは 覚えているつもり・・・。

 ところが 登山口へ来ると 柵があり 扉が・・。 ちょうど ハイカーが 降りてきました。 2台 車が
出たあとに 車を停めました。 きょうは 山登りの日ではありませんが ここから 歩いていきます。
 白旗山には 白旗城跡があります。 白旗城は 建武3年(1336) 南北朝時代の武将・赤松円心が
築城し 新田義貞率いる6万の軍勢の わずか2000の兵で 50余日 城攻めに耐えた 堅固な 難攻
不落の山城です。 赤松円心は この功績によって 足利尊氏の室町幕府開設を助け 播磨国守護職
に 任じられました。 以後 嘉吉の乱が起きるまで 白旗城は 播磨、備前、美作の三ヵ国の守護大名・
赤松氏の本城でした。

 車の轍跡が残る 広い登山道を歩きます。 しばらく進むと 白旗八幡神社跡・五輪塔の表示があっ
たので 登山道を外れ 左へ行くと 八幡神社の表示があり 周辺には 五輪塔が 散乱しています。
 建武3年 白旗城合戦に倒れた人々の供養塔と伝えられています。 散在していた五輪塔を 地元
の有志の手により 白旗八幡神社跡地に 移転され 祀られました。 この辺りには 瓦の破片や 石
が 散乱しています。

 登山道を進むと 栖雲寺跡の表示がありました。 登山道の左にありますが 栖雲寺跡は 登山道の
右側で 広い平坦地があります。 栖雲寺の存在は 美作の果樹園で 「播州栖雲寺」 の銘がある鐘が
見つかったことで 分かっていたそうですが 場所は・・・。
 栖雲寺が ここにあったとわかったのは 2014年の発掘調査で 建物跡と瓦が 現れたからだそうです。
調査の結果 塔や本堂があったことを示す 礎石や相輪が出土した・・・。 建てたのが 赤松貞範という
のは 貞範の戒名に 「栖雲寺殿」 とあるから・・。 平坦地を 探せば 瓦の破片や 石は散乱していますが
落ち葉が積もっているので 塔や本堂の存在を示す 礎石や 相輪を見つけることは できませんでした。


 さらに上へ上ると 広場があり ここが 第2の登山口。 右野桑の道標もあり 合格祈願絵馬の掛け場
や トイレもあります。 きょうは 山登りではないので ここで 引き返せばいいのですが 足が勝手に
進み・・・。 登山道を 少し上まで 歩きましたが 面白いものは なにもありません・・。
引き返し 車に戻り 13:51 帰路に就きます。 来た道を戻り 14:40 家に帰りました。
 本日の行程は 往路:家から法雲寺まで 29.6km、宝林寺まで 3.8km、松雲寺、八幡神社経由
白旗山登山口まで 2.2km、復路:3.7kmで 計:67.3kmでした。

 家に帰って 晩ご飯を食べながら NHKのローカルニュースを見ていると 上郡の落ちない城の
ことが 流れていました。 放送されていたのは 上郡町えんしんネットで 白旗城が 新田義貞の
大軍を 押し返したことから 落ちない城ということで 白旗城が 国指定の史跡に指定されて 20年
を 記念して 受験生に PRしようというプロジェクトだそうです。  合格祈願の絵馬の掛け所が
白旗山の山頂と 登山口と 智頭急行の河野原円心駅の3ヵ所に あるそうです。 また 智頭急行
の上郡ー河野原円心間の記念切符もあるようです。


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