私の日帰り散策

写真でつづる山歩き、ドライブなどの日誌です。
最近は ギャラリー巡りをしています。

イッピン ~石川県 九谷焼~

2015-03-29 15:56:29 | 日記
 3月29日(日)  天気:雨 のち 曇り  室温:22.0℃

 3月24日(火) 7:30 から BSプレミアムで ”イッピン 色で勝負! 華やぎの器
~石川 九谷焼” が放送されました。   江戸時代から続く 絢爛豪華な器です。
いま 思わず使ってみたくなるような 新しい九谷焼が ぞくぞく登場しています。
’14年3月に デパートで見た 九谷赤絵の ”福島武山 作陶展” は 《 こちら 》


番組案内には
 江戸時代から 絢爛豪華な絵付けを 特長とする焼物 石川県の九谷焼。
 高級品のイメージがあるが 近年は スタイリッシュで カジュアルな器が 続々と登場し
 人気を博している。 料理を盛りつけると 思わず 写真を撮りたくなる “額縁” のような
 カラフル器。 飲み物を注ぐと 犬が お風呂に入っているかのように見える 遊び心あふれる杯。
 そして 極細の線を操る “赤絵細描” の超絶技巧とは?
 使ってみたくなる 現代の九谷焼の魅力を リサーチャー・安田美沙子が 探ります。

 まず 50もの関連会社が 集まっている 石川県能見市にある 九谷青窯 ”遊心” を 訪ねます。
ここは 人気のお皿を作っている窯元です。 9人の職人が 普段使いできる器を 作っています。
 この工房では 分業ではなく 一人ひとりが ロクロから 完成まで 携わっています。
若き女性陶工・徳永さんは ”九谷五彩” といわれる 紺青、緑、赤、黄、紫の五色を 使って
額縁のイメージで 柄の立体感にこだわり お皿を作っています。 日本人の食事の空間に 手
作りのものが 少なくなっても 無くなることはないと 期待を込めて 器を作りたい・・・。

 九谷五彩は 主張しすぎず 互いに調和を生む色だそうです。 額縁とは お皿に 料理を盛り付け
たとき 一枚の絵になっている・・・。 
 素焼き、絵付け、柄の輪郭、色付けし 釉薬をかけて焼く・・。 うす緑、クロムなど 伝統の色に
こだわり 立体感を出すため 色を置くように 均等な厚みで 分厚く塗ることが 重要。 焼くと 透
明度が出て きれいに発色する。

 能見市にある 九谷陶芸村のショッピングモールをを訪れると 江戸時代から続く 絵付けの大皿が
並んでいます。 外国から ”ジャパンクタニ” と呼ばれる 九谷の絵付けは ”絵付けなくして 九谷
なし” とも言われています。



 話題の器を作っている 花詰絵付師・鈴木さんの工房を訪ねます。 まず 輪郭を描いて 色を塗り
ます。 こだわりは 花弁の中心から 外へ向かう色のグラデーション。 繊細な表現が 要求されます。
 この器には 中に 子犬が居て お酒を注ぐと 子犬が お風呂に 漬かったみたいで すごくかわいい。

 洋絵具を使うので すぐ乾いてしまうので 濃い・薄いの2本の筆を使い 右手に 2本同時に持ち
指先で 器用に持ち替えて 濃淡を塗り分けます。  仕上げには 金を施します。
 手間がかかっているからこそ 大切にしてもらえるようなものに・・・・。


 加賀市の九谷焼窯跡展示館のカフェでは 九谷焼の器で お茶を楽しむことができます。 この器
には 繊細な ”赤絵細描” といわれる技法で 絵付けが施されています。 赤絵は 九谷に 江戸
時代からつづく 伝統技法です。 極細の線を操る 超絶技巧の技をもつ 見附さんを 訪れます。 

 見附さんは ベンガラ顔料を使い 赤一色で 遠近感を出します。 針のように尖った筆で 繊細な
線を描きます。 小指を軸にして 筆を動かし 描く・・・。 現代に合ったデザインや 絵柄を考えて・・・・。



 。。。。。  。。  。。  。。。。。。。。  。。  。。  。。。。。。。。  。。  。。  。。。。。。。。  。。  。。  。。。。。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
見附正康さん (桜便り)
2015-03-30 12:36:39
初めまして。見附正康さんの作品にはいつも、ため息が出ます。赤絵なのにモダンな構成でアート作品のようです。
紅絵九谷 (YS11)
2015-03-30 14:42:09
こんにちは。  はじめまして。
ずっと前に デパートで 九谷焼の赤絵を見たことがありますが
その時は 若い女性の絵付け師でした。
今回の見附けさんの赤絵も 素晴らしいですね。
今回の番組の徳永さんのような 全く新しい絵付けも 新鮮ですが
九谷焼は やはり昔からの伝統の細描赤絵の方が いいですね。

見附作品 (azuma)
2015-04-09 06:06:20
この番組見逃してしまいました・・・・
実は先日、仕事でポーランドへ行きまして
休みが1日取れ、ポーランドで有名な美術館へ伺いました。
丁度、スイスから巡回されていたロジカルエモーション展が開催されており、なんと見附さんの作品が数点展示されており感動しておりました!
まさかこの様な若い作家さんだとは思わなく
びっくりです!素晴らしいです。

赤絵九谷 (YS11)
2015-04-09 17:02:50
こんにちは。
今回の番組は 最初の徳永さんの作品紹介が 長く
見附けさんの場面は 短かったように思います。
”イッピン” は よく再放送されるので また再放送があると思います。
姫路のデパートで 福島武山の赤絵九谷を見て
すごいなと思っていましたが テレビでも 紹介され 良かったです。
上から4行目を クリックしていただくと 福島武山も
一部 紹介していますので ご覧ください。

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