私の日帰り散策

写真でつづる山歩き、ドライブなどの日誌です。
最近は ギャラリー巡りをしています。

美の巨人たち 曜変天目茶碗

2017-12-14 11:56:48 | 日記
 12月14日(木)    天気:晴れ    室温:14.9℃

 11月8日(水) 夜11時から BSジャパンで 『 美の巨人たち 国宝シリーズ (3) 奇跡の茶碗
曜変天目(稲葉天目)』 が放送されました。  オフィシャルサイトには
 国宝シリーズ第3弾! 奇跡的に誕生したといわれる茶碗が、日本にだけ 数個しか存在しない
 のは ナゼ? 七色に輝く模様は どう作られたのか? さらに 小さな碗には ある美しき物語が・・。 
 中国で作られた曜変天目茶椀が 日本に 3つあり いずれも国宝に指定されています。
いつだったか テレビ番組 「なんでも鑑定団」 で 4つ目の曜変天目が 発見されたと 話題になって
いましたが 本物か否か モメているようで あくまでも 鑑定団としての判定ということで・・。

「耀変」とは、元来 「窯変」(陶磁器を焼く際、窯の中で予期しない色に変わること)、や 「容変」
の言葉が当てられていましたが、その茶碗には 黒釉の下地に 大小の瑠璃色 あるいは 虹色
の光彩の斑紋が散在することから、「星」 や 「輝く」 という意味の 「耀」 の字が用いられるよう
になったと言われています。
 「天目」の語源については いくつか説がありますが、一般には、中国浙江省にある天目山の
名に由来するとされています。 現在では 黒いうわ薬のかかった茶碗を 一般的に 天目と呼ん
でいます。  天目には 禾(のぎ)天目や 油滴天目があります。

番組内容
 今年は 国宝という言葉の誕生120年! 4週にわたって国宝を紹介。
 第3弾は、日本にだけ数個しか 存在しない不思議な歴史と 謎に包まれた 茶碗 『曜変天目』。
 中でも逸品といわれる、静嘉堂の所蔵品。 700年前の中国で生まれたのに、なぜ日本にしか
 存在しないのか?   七色に輝く不思議な模様は どうやって作られたのか?
 この小さな茶碗に秘められた美しき物語とは? 碗の中で広がる美の秘密を 様々な視点から探ります。

 曜変天目茶碗は 12~13世紀に 現在の中国福建省の建窯で 作られたとされる。 鉄分の多い黒釉が使われ、
茶碗の内側を中心に 浮かぶ独特の模様の周囲には、光線や見る角度によって 青、藍色に変化する 「光彩」 が
みられる。 現存する完成品は 日本に伝来した3碗のみ。 制作方法は 一切伝わっておらず、東洋陶磁史上の
謎として 日本、中国で 陶芸家が 再現に心血を注いできた。

 七色に輝く模様はどのようにして 生まれたのか? 800年前 中国福建省で 瑠璃色を放つ 奇跡の
茶碗ができました。 それは 偶然だった。 人智の及ばざるところ 神の力が働いてできた。 作ろうと
して 出来るものではない。

 なぜ 中国には 残ってないのか? 中国 特に 漢民族の間では 虹を良くないものとみなす伝統が
あった。 虹のように見えたら 不吉だ。 もし 曜変天目ができたら 直ぐに壊していた。
 日本では 虹は はかないものに対する美を 尊いと思った。 当時 中国に渡っていたお坊さんが
何個か 日本へ持ち帰った。

 日本で 曜変天目にチャレンジしている人がいます。 陶芸家の桶谷 寧さんは 土とか釉薬とか
窯の温度とか 試行錯誤しておられ まれに 100個に1個 曜変が現れることがあると・・。 

 秘められた美しき物語とは?  三代将軍・徳川家光の乳母だった春日局が 65歳のとき
病(天然痘?)に倒れたとき 薬立ちしてた春日局に 家光が 曜変天目茶碗で 薬を出すと
局が 口を付けた。 この茶碗を 稲葉家が大切に守り 現在 稲葉天目と言われています。

 曜変天目茶碗を 手に取ると ぬくもりのある形で 水を注ぐと 虹色の輝きが揺れて 微妙に
変わる・・。 誰をもとりこにしてしまう 手のひらの宇宙・・。 宇宙に 銀河がちりばめられ・・。


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