私の日帰り散策

写真でつづる山歩き、ドライブなどの日誌です。
最近は ギャラリー巡りをしています。

波佐利山 はさりやま 1191.6m

2009-05-18 19:05:35 | 山歩き
 5月18日(月) 天気:晴れ やや暑い  地図:岩屋堂・戸倉峠・音水湖

 きょうは 月曜日ですが 山へ行きました。  土・日と 天気が よくなかったので 天気が 回復
するのを 待っていました。 山は 「宍粟50山」 の 高い方から 6番目の波佐利山です。 本当は
「50名山」 ですが 私は 名山とは 呼びたくない・・。 特に きょうの 波佐利山は どう見ても 名
山とは 思えない・・。 見晴らしは ほとんどないし 道も はっきりしないし 尾根は ササヤブで
テープを 探しながら 歩きました。
 家に帰り 本を見直すと この項の担当が S氏で この山を 50山に 選んだのは 「はりまハイ
キング」 の ”音水渓谷と宍粟杉の天然林” の延長上にあるから?ではないか と 勘繰るのです
が・・。 「50山」 序文の ”はじめに” にも 宍粟杉に 対する思い入れが 書かれています。
 残念ながら たくさんのページに あった銘木 ”宍粟天然杉” の巨木を 見ることは できません
でした。
 「宍粟50山」も 登り難くそうな山が 二つ 赤谷山と 波佐利山が 残してありましたが 波佐利
山は やはり 難しい山でした。 でも きょう 波佐利山に 登ったので 後は 赤谷山だけとなりま
した。 赤谷山も 難しそう・・。
 きょうの波佐利山は 難しい山で 尾根には ササが多く 整備しないと ササヤブに 戻る・・・。
音水林道は 落石が多く 車で 林道終点まで 行くには 危険が伴うし・・・。 難しい山を 選定した
責任は どうなるのしょう? その後 策定委員会は 別のルートを 選定したようです。

 難しい山に登るときは いつもそうなのですが 不安で 夜 なかなか 寝付けません。 朝も 少し早く
目が覚めました。 7:11 出発。 コンビニで 弁当を買い たつのから 新宮へ。 平日なので 通勤
時間帯 車が多いのは 仕方ない。 8:03 山崎で 国道29号線に出ます。 ここまで26.1km。
 北へ向かい 安積橋まで来ると 前に車がいなくなり 自由に走れるようになりました。 道の駅を
過ぎ 原を過ぎ 国道が登りになると 前にも後ろにも 車は見当たりません。 8:43 山崎から 33.
2km走り 国道から左に折れ 音水林道に入ります。 集落を過ぎると 砂利道になり 路面が 悪く
走りにくい・・。 カーラジオが 入り難くなったので マライア・キャリーのCDに 変えたのですが
車の振動が大きく 昔のレコード盤のように 同じフレーズを 繰り返します。

 本にあるように 明神滝は 帰りに寄るとして通過。 何所だったか 上から ジムニーが降りてきま
した。 乗用車でも 林道終点まで 行けるか 尋ねたが 無理だと言われ・・。 たくさんが 行けると
言っていたので・・。 この林道は 地図にもある通り 山側は ずっと崖で 崖という崖が 崩れ 岩・石
が 散乱しています。 何度も 車を停めて 散乱している岩を 片付けましたが 終いには 面倒になっ
て 2、3度 車の底を擦りました。
 9:56 やっとのことで 林道終点に。 林道を 歩くと 2時間半?  国道29号線から 1時間13分
かかりました。  国道から 明神滝まで 2.0km 終点まで 9.1km。 家から 2時間45分 距離は
68.3km。 途中にあった分岐2ヵ所は いずれも 左へ 直進。 このときは 停めた車の後方の山が
波佐利山とは 気付きませんでした。

 10:01 スタート。 登山口の標柱から 細い山道へ入ります。 直ぐ先に 丸太を渡した橋が
あり 慎重に 右へ渡り 真直ぐ進むと 登山口から 4分で ←波佐利山 の表示のある分岐に出て
左へ上がります。 管理歩道は 真直ぐ続いています。 右に左に 道なりに 杉の小枝が散乱する
山道を登ると 木が疎らな 見上げるような 急斜面になります。
 この辺りには ピンクのテープはありますが 道は? 適当に登るしかない? きのうの雨で 湿
った粘土質の地面は よく滑る。 10分ほど 苦闘の末 尾根に登ると ここに 道標があり 山は右。
 尾根道は なだらかで 歩きやすくなりますが 疎らなササが うるさい。 この尾根の先端にも
道標があり 山は 右。 ここは 下山時に 直進しないよう 注意が要ります。 ここから 山頂まで は
っきりとした道はありません。 見晴らしも ほとんどないし・・。

 疎らなササとブナと杉の尾根を テープと 踏み跡を辿りながら進みます。 帰りのために 後を振り
返り 景色を確認しますが 特徴のない尾根で・・。 所々に 竹槍があるので注意しましょう。 きょ
うも 脛から膝にかけて 擦り傷だらけになったが 傷は 浅い・・。
 10:18 朽ちた杉の大きな切株を通り 地図にある1122mの標高点は 10:30頃 通過?
ササの密集した所は 左に 避けながら だらだらとした登りになると 右に左に 小窓があり 東に
見えたのは 藤無山?  きょうは 強い日射しだが 幸い ずっと 日陰を歩き 暑さは あまり感じ
なかったし 水も あまり 飲まなかった。

 11:03 波佐利山に登頂。 5m位の平坦地は 木に囲まれ 見晴らしはない。 三等三角点:波佐利
1191.6mが 奥にあり 右の陰に 50山の標柱があるだけ・・。 丁度 1時間で 登ったので 私も人並
みの速さか? 何もすることがないので たくさんのページにあった 北の尾根に行ってみましょう。
 左の道標に 15分で 大展望とあるし。 これは たくさんが書いたのか? 三角点の上に 磁石を置いて
方向を確認して 北へ進む。 ここで また 失敗した。
 この先で 西の尾根に 降りてしまった。 急な下りだった。 自分の影を 踏みながら 歩いたので 北へ
進んでいると思ったが・・。 あまり見晴らしは 良くなかったが 木を透かして 左に なだらかな雄大な
山が 見えたが あれは 氷ノ山に違いない。 南西方向に 見えた端正な姿は 三室山?

 この尾根も 疎らなササだが 歩くには 困らなかった。 左に 尾根が見えたので しまったと思ったが
とき既に遅し。 1072m標高点辺りまで 行ったのか? ササヤブが きつくなり 見晴らしもなさそうだ
ったので 11:43 引き返す。 失敗して 引き返すときは 足が重いものです。 このままでは 帰れ
ないので 北東尾根に 行かなくては・・。
 山頂へは 戻らず 適当に 斜面をトラバースして 北東尾根に 乗ると ここに ピンクのテープが・・。
もっと 早く教えて・・・。 この尾根は 小さいアップダウンはあるが なだらかで 歩きやすい。 ブナの
混じる雑木林で 雰囲気は 悪くない。

 しばらく進むと 右が開け 東方向が見渡せる。 ここが 展望地だ。 家に帰り 「5万分の一大屋市場」の
地図で 確認すると 左奥が 藤無山 その右の双耳峰が 三久安山 その右のなだらかな山が 阿舎利
山だと思うのですが・・。 こういう場合 頼りになるのが 「兵庫の山めぐり」の TAJIさんだ。
 この人は 山頂で 見晴らしがないときは 近くの木に登り写真を撮る。 ページを見ると 05.11.5 の
記録がありました。 音水林道の栃原橋から歩き 東尾根を登って 山頂から北東尾根を歩いています。
 山名を確認すると 全て 合っていました。 これで私も 山座同定能力検定 準二級に合格? 少し
は 自信がついた。

 たくさんのページにあった氷ノ山を見るため 更に先へ歩きました。 1166m標高点まで 行っ
たか どうか分かりませんが 尾根の先端のような所に出て 先が下っていて 前方に 山が見え
る所から 12:40 引き返しました。 ここで 前方に見えた山の左奥 木の枝陰に見えるピーク
が 赤谷山だった?  展望地から もう一度東の景色を 確認しましたが 阿舎利山の右に 丸い
一山が 見えない。 一山は 阿舎利山に 隠れている?

 新緑のブナを見ながら 急登を登り 13:14 山頂へ戻りましたが ここは 弁当を食べる
には・・。 少し降りて 木陰の倒木に 腰を降ろし 昼食にしました。
 登る前は OAPさんが 降りた東尾根を降りて 音水川源流碑へ行こうか たくさんが
南尾根から 降りたルートから 管理歩道の宍粟杉を 見に行こうか と思っていましたが
そんな元気はありませんでした。 どちらのルートも きついササヤブらしいし・・。
 13:31 腰を上げ リスタート。 降りるときも テープを探しながら 慎重に降りました。
何かに 足が引っかかり一度 転びましたが・・。 テープは 10m置きにあるが テープが
見当たらないと 途端に 不安になる。 この尾根は 微妙に曲がっていて 小さい支尾根も
あるので 尾根を 外さないよう 注意が必要です。 本にも 迷いやすい とあります。

 14:05 道標に従い 左に曲がり 尾根を歩いていると 左に 波佐利山の山頂が 覗いていました。
14:12 道標を見て 左の激下りへ。 ここも 道標がないと直進するかも・・。 この道のない激下り
にも 参ります。 適当に 降りたら いつの間にか 下の管理歩道に 降りていました。 登ったときの道
は?  橋を渡って 14:28 車に戻りましたが 直射日光を浴びて 車は ちんちんでした。 ドアを
開け しばらく 冷まして 14:38 車を出します。 降りるとき また 岩が 落ちたのかと思うほど
岩が 散乱していました。
 たくさんのページには 花が 咲いていましたが 一輪の花も 見ることが 出来ませんでした。 やは
り 管理歩道を歩かないと ダメ? 15:08 明神滝まで戻り 滝へ寄りました。 二度と来ることも
ないでしょうから。
 林道から 50m入った岩塊流を越えた所に 滝がありました。 でも 何故 この滝が 明神滝? 滝は
夫婦滝で 落差は 5、6m? 写真を撮りましたが 手持ちで 1/4秒のシャッタースピードは ちょ
っとしんどい・・・。

 15:23 国道29号線に出て 坂を下ります。 車は いなし 急な下り坂で アクセルを使わなく
ても 勝手に どんどん走ります。 こういう道を 走るのが 一番好きです。 33.1km走り 16:
02 山崎で 右折して 国道を離れ 新宮へ。 龍野を通り 15:49 帰着。
 車を降りると タイヤが 四つとも泥んこです。 ホイールハウジングも。 これでは 恥ずかしくて
街は 走れません。 洗わないと・・・。  
 本日の走行距離は 往路68.3km 復路68kmで 計136.3km。 ガソリンを 満タンにし
て 538km走りましたが 燃料のレベルは まだ 半分以上。 燃費は かなり いいようです。
残る50山は 赤谷山だけとなりましが・・・・。 楽しみは しばらく残しておこうかな・・・。
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コメント
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