ザイルと焚火と焼酎と

ザイルを使う登山にちょっぴり憧れ、山中に泊まると焚火を囲み、下山後は焼酎でほのかに酩酊。いい加減なのんびり登山の日記です

ムーンライトながらで赤穂浪士の里を訪ね、岩国では獺祭を味わい、青春18きっぷの旅を楽しみました

2017年02月13日 | 帰省の途中旅

2016/12/24  今年の年末年始も熊本へ帰ります。職場には長めの休暇願を申請し、一ヶ月前に購入しないとすぐに売り切れてしまうムーンライトながらの指定席券を確保しておきました。


▲ムーンライトながらがホームに入って来ました。23:05ころ。


▲これに乗るのも久し振りです。全席指定(一人520円)です。23:06ころ。


▲車内の様子。座席はリクライニングになっていて、寝やすいとは言え、朝までとなると、けっこうきついですよ。23:10ころ。

東京駅を23:10に出発します。ほとんどの乗客は青春18きっぷと併用しています。ただ、小田原駅までの切符は別途購入しなければなりません。青春18きっぷは0時から24時までの間で使用できるので(降車時に関しては例外もありますが)、0時を越えて初めて停車する小田原駅から青春18きっぷを使うことになるのです。

2016/12/25  ムーンライトながらの終着駅の大垣駅には5:50に着きました。その後は米原と相生で乗り換え、順調に赤穂へ向かいます。


▲播州赤穂駅のホームです。左を歩いているのはS子。9:42ころ。

駅ビル内のパン屋さんでモーニングを食べました。
今日はここ赤穂市で泊まりですから、気分はすでにのんびりです。


▲心地の良い快晴です。播州赤穂駅。10:43ころ。


▲さすがですね。駅前には大石内蔵助の像が。10:44ころ。


▲「吉田忠左衛門兼亮 君がため思ひぞつもる白雪を散らすは今朝の嶺の松風」と小さな石碑に記されています。また、左のは店の看板代わりなのでしょうか? 「珈琲館 礒貝十郎左衛門正久」10:47ころ。 


▲すぐ隣りには「堀部安兵衛武庸 梓弓ためしにも引け武士(もののふ)の道は迷わぬ跡と思はば」。私は武士の道を貫いて、迷うことなく死んでいく。だから、後世の人々はこのことを手本として見習って欲しい。と言う意味なのだそうです。辞世の句ですね。10:49ころ。


▲次々、歩道沿いに小さな石碑が出て来ます。「潮田(うしおだ)又之丞高教 武士(もののふ)の道とばかりを一筋に思い立ちぬる死出の旅路に」。10:51ころ。

この小さな石碑は駅前のメインロード沿いにたくさん並んでいました。四十七士の辞世の句がすべて並べられているのでしょう。さすがにすべての石碑を撮ることはすぐに諦めました。


▲「江戸時代、日本三大上水道といわれた 旧上水道」とあります。10:51ころ。

この時にはまだ、この遺跡の意味がよく分かっていませんでした。その後も幾つかの上水道関係の遺跡を見たり、赤穂市立歴史博物館で展示物を見たり、説明を読んだりして、その価値がだんだん分かって来ました。
赤穂市は井戸を掘っても海水しか出てこないようなデルタ地形の平野なのです。それで、赤穂城から7km上流の千種川から取水し、城下町内では道路下に暗渠の配水路を設置し、各戸に給水しました。各戸にまで配水している点ではロンドンよりも3年早いのだそうです。
ちなみに、他のふたつは江戸神田上水と広島県福山水道だそうです。


▲左に見えているのが「息継ぎ井戸」。浅野内匠頭による刃傷事件を国許の赤穂へはや籠に揺られて急いだ二人の藩士がお城に入る直前にここの井戸の水を飲んで一息ついたことから、そのように呼ばれるようになったそうです。
手前の時計台ですが、もうすぐ11時ですよね。この直後に驚きが・・・・ 10:59ころ。


▲からくり時計だったのです。扉が開いて、小さな舞台の中では松の廊下での刃傷事件が再現されています。11:00ころ。

籠に乗って駆け付ける様子も出て来ます。それで終わりかと思うと・・・・


▲時計が持ち上がるではありませんか! 場面は討ち入り! 11:01ころ。


▲さらに、再び下の扉が開いて、そこでも討ち入り場面が再現されます。なんとも面白いからくり時計でした。11:02ころ。


▲花岳寺です。浅野家、永井家、森家、歴代藩主の菩提寺で、大石家や義士の墓があります。11:09ころ。


▲何故か亀の背に乗った忠義塚の背後に義士墓所がありました。11:23ころ。


▲中央に三基並んでいますが、中央が浅野内匠頭、左が大石主税、右が大石内蔵助です。11:23ころ。

義士宝物館にも入り、花岳寺を後にして、赤穂城へ向かいます。
途中、お昼を食べました。『あこうぱん』という、一風変わったパン屋さんでした。


▲大手隅櫓です。12:27ころ。

今日泊まるホテルへ行き、チェックインはまだ出来ませんが、重い荷物だけは預けました。


▲お堀に人懐っこい黒鳥がいました。いつまでも、僕たちの方へ寄って来ます。12:57ころ。


▲水手門から城内に入り、すぐにS子の後ろの米蔵がありました。これは復元されたものですが、往時は二棟か三棟もあり、大量の米が備蓄されていたそうです。13:00ころ。


▲昔もここでお花見をしていたのかは知りませんが、サクラを植えて花見広場にするようですね。13:02ころ。


▲遊水池に橋が渡っていました。13:05ころ。


▲塀の向こうはニ之丸庭園や本丸です。塀を越えることが出来ませんでしたから、前方に見える土手に登って左へ戻って来ました。13:10ころ。


▲お堀に今度は白鳥です。13:14ころ。


▲土手の上ではカモも遊んでいました。13:16ころ。


▲本丸を囲む内堀を反時計回りに歩いています。13:23ころ。


▲山茶花が綺麗に咲いていました。13:26ころ。


▲厩口門(うまやぐちもん)です。森家の時代には台所門と呼ばれていたそうです。本丸に付けられた三つの門のうちのひとつ。2001年に復元されたものです。13:29ころ。


▲本丸に入り、天守台に登りました。眼下には本丸御殿が広がっています。もちろん現在はないのですが、その見取図通りの部屋割りを見ることが出来ます。台所、居間、縁側、茶部屋、物置、玄関、納戸、書院などがあります。13:35ころ。


▲本丸庭園です。1990年に復元されたようです。13:35ころ。


▲北を望みました。現代の家々が建ち並んでいますけれど、江戸時代と同様の自然の風景も感じられます。13:35ころ。


▲天守台から降りて来ました。中央のこんもりとした石組が天守台です。天守台はあるのですが、実際には天守閣が建造されることはなかったそうです。13:43ころ。


▲本丸門です。明治時代初期にこの門は取り壊されたのですが、平成になって復元されました。13:43ころ。


▲大石内蔵助の大叔父にあたる大石頼母助良重の屋敷の門です。家老でした。発掘調査などによって分かったことを参考に復元したものです。13:50ころ。


▲二ノ丸庭園です。大規模な廻遊式庭園ですが、現在、復元整備中です。13:54ころ。


▲山鹿素行の座像です。彼は儒学者として高名ですが、赤穂藩と深いつながりがあるとは知りませんでした。赤穂藩に召し抱えられた時期があったり、その主張が幕府に睨まれた際には、赤穂藩に配流されたりしたようです。14:00ころ。


▲赤穂市立歴史博物館に入りました。館内は撮影禁止ですから、中の様子は見てもらえません。赤穂の塩、赤穂城と城下町、赤穂義士、江戸時代の上水道など、興味深い内容でした。14:09ころ。

ホテルにチェックインし、暗くなってから居酒屋さんへ行きました。ほとんど記憶にありませんが、残っているレシートを見ると、「神戸唐唐亭」へ入ったみたいです。鍋料理が中心の店のようで、牡蠣鍋を食べていますね。

2016/12/26  翌朝はまず喫茶店に行ってモーニングセットを食べることにしました。と言うのも、前日気付いたことですが、この赤穂市には喫茶店が多いのです。ホテルから駅へ向かうコースにある昨日から目を付けていた喫茶店に入りました。まあごく普通のモーニングなのですが、安い! お客さんも地元の人々が多いようでした。

今日の青春18きっぷの旅はさほど疲れる旅ではありません。乗車時間はせいぜい5時間と少しです。

明るいうちに岩国に到着。観光地を巡ることもなく、ホテルへチェックイン。しばらくして、居酒屋を探し始めました。
本当は前回岩国に泊まった時に訪れた居酒屋さんに行きたかったのですが、詳しい場所も店の名前もよく覚えていません。駅周辺の飲み処MAPを手に探しました。
それで入った店が、「隠れ里 Zen Zen」。


▲でも、いきなりの先制パンチ! 岩国ですから、美味しい『獺祭』を飲むのは当然なのですが、いちばん廉価な「獺祭50」を頼もうとすると、「いま、品切れなんです」「獺祭39しかありません」と。それでは「獺祭39」を頼むしかないのですが、それが一杯1300円! ウッヒャ~~!
写真がその「獺祭39」です。量も多くはな~い! でも旨い! 18:21ころ。


▲このお店オリジナルのサラダです。18:22ころ。


▲レンコンのはさみ揚げです。岩国はレンコンの産地としても有名です。左下の白いレンコン模様はお塩。18:30ころ。


▲広島産のカキフライ。18:30ころ。


刺身の盛り合わせ。右上の赤身のお刺身は何と! マンボウだそうです。お店には悪いですが、とりわけ美味しくは感じませんでした。硬いスジ部分もありましたし。他のお刺身はとっても美味しかったですよ。18:33ころ。


▲岩国駅前はこんな感じ。地方都市ですね。20:04ころ。

2016/12/27  今日は熊本へ向かいます。お土産に「獺祭」を買っていこうと探したのですが、なかなか見つかりません。昨晩の居酒屋さんでも「獺祭50」が品切れになっていましたし、有名になり過ぎて地元でも品薄になってしまったようです。
諦めて駅へ向かいました。ところがびっくり! 改札口そばの小さな、キオスクよりも小さなお土産屋さんで売っていました。しかも「獺祭23」。正式名は「獺祭純米大吟醸磨き二割三分」。ただし、300mlです。それでも2000円以上しますから、一本だけ買いました。そして他に、「獺祭酒ケーキ」も。これは獺祭50をたっぷりとしみ込ませたケーキなのだそうです。

【青春18きっぷの旅のまとめ】

ところで、僕とS子がふたりで新幹線を使って熊本へ行くと、交通費だけですから、50960円かかります。
青春18きっぷでは今回、17900円かかりました。宿泊費が2泊を二人分で、14444円。合計で32344円です。
その差額は18616円です。その分を博物館等への入場料やら美味しい地元料理や地酒に回すことが出来るというもの。

お金をかけずに、時間をかけてのんびりと旅するのがいいですね。

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