ザイルと焚火と焼酎と

ザイルを使う登山にちょっぴり憧れ、山中に泊まると焚火を囲み、下山後は焼酎でほのかに酩酊。いい加減なのんびり登山の日記です

こんなに寒いのに、奥多摩山中で焚火キャンプを決行しました! おまけで廃村訪問も

2017年02月27日 | ハイキング/奥多摩

2017/1/26  このブログのタイトルにもあるように、僕は焚火が大好きなんですが、そんなチャンスはなかなか多くはありません。それで2014年11月のことですが、登山はともかくとりあえず焚火だけのキャンプを計画したのです。
その時の様子はこちらで。奥多摩の秘密の場所で焚火キャンプ

その同じ場所へ再び訪れることにしました。今度はH樹さんも一緒に。


▲前回は11月でしたが今回は1月です。寒さがまったく違います。林道の水の流れも凍ってしまっていました。13:04ころ。

焚火キャンプだけが目的ですから時刻も超遅いです!


▲途中の広場で動物の頭蓋骨が落ちていました。角の土台みたいな骨があるので、シカの雄でしょうか? 13:10ころ。


▲こちらはメスかと思います。13:11ころ。


▲大きな堰堤が現れました。左側を巻いて行きます。13:28ころ。


▲天場到着。周辺を探しましたが、やっぱり前回と同じ場所になりました。13:39ころ。


▲S子が立っている場所が焚火の位置です。焚き木を集め始めます。14:46ころ。


▲僕は水を汲みに行きました。前回の2年前も上流へ水を汲みに行きましたけれど、今回は前回よりもさらに上流へ行きました。沢が凍っています。14:50ころ。


▲手前の沢は完全に凍っています。その先は凍っておらず、水の流れが見えます。そこで給水。14:53ころ。


▲ここら辺の焚き木は火が付き易いものだらけです。それは前回体験済みですからまったく心配していません。今回もまずは杉の葉やその小枝を集めて、写真のように山積みにしました。15:08ころ。


▲ライターで直接点火すると、スギの葉はすぐに勢いよく燃え始めます。15:09ころ。


▲だんだんと太い焚き木を載せて行くだけで、簡単に焚火の完成。15:17ころ。


▲今回は最近購入したLEDランタンの初お目見え。15:57ころ。


▲太陽光パネル付きなので、長期間のキャンプには重宝すると思います。重量も75gしかありません。15:57ころ。


▲ビリー缶も中と小を持ってきました。16:45ころ。


▲焚き木も大量にあります。16:53ころ。


▲焚火とLEDランタンの他は暗黒です。17:27ころ。


▲LEDランタンの灯り。17:31ころ。


▲今回もホットワインを持って行きました。ホットワインは家でスパイスと蜂蜜を入れて温めたワインをチタンテルモスに入れて持ってきます。それを再び温めて飲むと、スパイスがちょうどいい具合に効いてくるのです。ちなみに入れたスパイスはシナモン、黒胡椒、クローブ。17:55ころ。


▲メインディッシュはタイのマサマンカレースープです。紙パックに入っているのですが、一個が200gほどで2パック持ってきました。肉や野菜を入れて煮込むだけで美味しいカレースープになります。焚火のすぐそばに平たい石を置いて、そこにビリー缶を載せました。ほとんどガスストーブを使うことなく調理が出来ました。17:56ころ。


▲カレースープとホットワイン。もちろん白いご飯もあります。カレースープとも相性抜群でした。焼酎『三岳』も当然あります。18:12ころ。


▲H樹さんが焚火係で焚火の管理をしてくれています。LEDランタンがあれば、ヘッドランプなしに普通の行動は大丈夫。18:55ころ。


▲焚火の炎に引き込まれるような気分になりますね。20:37ころ。


▲燃えかけの焚き木を少しだけ離し、河原の石を焚火の上に置きます。風でも火の粉が飛ばないようにしておくのです。水はかけません。翌朝また火を熾すので。21:00ころ。


▲今晩はこの時季としてはさほど寒くはありませんでした。夜もぐっすりと眠れることでしょう。21:02ころ。

2017/1/27  僕は家では目覚めが遅いのですが、山ではほぼ夜が白むころには自然と目が覚めます。理由は分かりません。S子はその逆で家では早く起きるくせに、山では熟睡。いつまででも寝ておられるようです。
この日も僕は5:20ころには起き出しました。


▲まずは焚火を熾すことから始めます。石をどけ、スギの葉や小枝を載せて火を付けます。消えていて熱もほとんどないとは言え、前の晩の消し炭がたくさん残っていますから、すぐにこんな状態に。5:39ころ。


▲夜が白みかけています。僕は一人で焚火にあたり、お湯を沸かし、コーヒーなど飲みながら過ごします。6:38ころ。


▲焚火の煙が白く見えるようになりました。まだS子とH樹さんはテントの中。7:36ころ。


▲二人が目覚めたようです。7:56ころ。


▲朝食はH樹さんの担当。カニと梅干と柚子の入った雑炊です。起きたばかり(僕は違いますが)の胃には易しい朝食。8:36ころ。


▲朝をのんびりと過ごし、ちょっくら散歩に出かけます。9:24ころ。


▲まずは水場付近の凍った沢を見てもらいました。水汲みは僕がしたので、二人はまだ目にしていなかったのです。僕は朝も水汲みに出かけましたから、今日は2回目。9:31ころ。


▲水場付近から沢の右岸斜面を登って行きました。9:34ころ。


▲登りやすそうな場所を登って行きます。それでも急登は急登。9:59ころ。


▲山道に出ました。10:03ころ。


▲ストーブなんでしょうかね? お風呂の焚き付け口のような気もしますが。今日は廃村ピクニックなんです。10:07ころ。


▲この家には子供が暮らしていたのですね。でも、不思議なくらい色が鮮やかに残っていますね? 10:08ころ。


▲まだまだ使える立派なご飯茶碗や湯飲み茶碗が転がっています。10:15ころ。


▲この廃村には僕は40年ほど前にも訪れたことがありますが、その時にはまだ家が2、3軒はしっかりと立っていました。10:25ころ。


▲用水池だったのでしょうか? 溜まっている水には氷が張っていました。10:26ころ。


▲この集落の守り神なんでしょう。この社はまだどなたか氏子さんが守り続けているようです。10:28ころ。


▲壁の上に飾られた板に描かれた絵です。意味は分かりかねますが、立派な建物に月と太陽でしょうか、二つの白い円が描かれ、右下には鷹に見える鳥も横棒にとまっています。10:29ころ。


▲この社は立派な二本の巨樹で守られています。10:32ころ。


▲この廃村の最上部あたりに墓石を集めて祀ってあるところがありました。ここの村人が離村し、墓参りに来るのが大変になったのでしょう。お墓を里に移したのだそうです。墓石だけは肩を寄せ合うように一か所に集めておきました。10:40ころ。


▲そのことが記された墓碑。「〇〇家永代墓所ヲ菩提寺瑞龜山正法院内ニ奉遷ス」とあります。10:42ころ。


▲別の廃村もそうでしたけれど、山の斜面にある村ではどうも上に住む人ほど偉いみたいですね。s子の背後の石垣の立派なこと! 11:04ころ。


▲帰りは沢沿いに下ることにしました。ここは前回も下った沢です。11:13ころ。


▲僕の指よりも長い霜柱がありました。11:25ころ。


▲傾斜の緩い沢です。11:34ころ。


▲沢の終了点に出ました。11:40ころ。


▲テントに帰着です。11:43ころ。


▲焚火に水をかけ、完全に消し、テントを撤収し、帰路につきます。もうこの時刻で、この河原の半分以上が日陰になってきています。12:32ころ。


▲帰路の途中でテントの残骸、そして生活の痕跡を見つけました。この人はどういう訳あってここで長く暮らしたのでしょう? ガスカートリッジ、卓上コンロ、フライパン、石油ストーブ、折りたたみ椅子などがあります。12:45ころ。

青梅駅で途中下車し、そば屋さんで遅い昼食をいただきました。もちろんアルコールも。

H樹さんとは初めての焚火キャンプでしたけれど、こんな楽しみ方も今後は大ありだと感じます。だんだんと春めいてくれば、もっと気楽に山中で泊まれると思います。


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