ザイルと焚火と焼酎と

ザイルを使う登山にちょっぴり憧れ、山中に泊まると焚火を囲み、下山後は焼酎でほのかに酩酊。いい加減なのんびり登山の日記です

山抱きの大カシから登り、金比羅山の頂上を確定し、変な支尾根から樽へと下山 2/2

2015年04月02日 | ハイキング/奥多摩

2015/03/22  南沢山山頂で休憩しながら地形図を確認してみると、この南沢山は金比羅尾根の稜線上のピークなのですね。金比羅尾根登山道とは離れているので、尾根からも離れていると早とちりしていましたが、南沢山こそが金比羅尾根であり、登山道は尾根上のピークを巻いているわけです。


▲登山道に合流する直前で送電鉄塔をくぐりました。新所沢線13号だと思います。12:43ころ。


▲金比羅尾根登山道と合流しました。山抱きの大カシもしっかり表示されているのですね。12:47ころ。


▲スゲの仲間です。カンスゲなのかなぁと思いますが、よく分かりません。12:50ころ。


▲金比羅山へ近づきました。ここは468mピークです。地形図上で金比羅山と書かれている文字の一番近くで一番標高が高い地点です。ここの468mを金比羅山の標高としている記述はあちこちで見受けられるのです。
本当にここが金比羅山なのか確かめるために、僕は初めてこのピークを踏んでみました。登山道からわずかに離れているピークですし、見た目はほとんど尖っていないピークなので、ピークとして踏みしめる価値をあまり感じることができません。
実際にここへ来てみての第一印象は、個性も特徴も感じられないこと。金比羅山という名前にふさわしい、仏教関連のものがないかと探しましたが、それもありません。
僕の結論は、ここは金比羅山ではない。誰しもがそう結論づけるでしょう。13:24ころ。


▲登山道の分岐点に来ました。右へは「金比羅山 便所あり」となっています。標識レベルでは先ほどの468mピークを金比羅山だとは認識していないようです。左へ下っている登山道は「武蔵五日市駅」へ行きます。右へ行っても「武蔵五日市駅」となっていますから少しの違いでしかありません。
ところが、S子が立っている真ん中の道もあるのです。標識には記されていないのですが、真ん中の道は尾根通しの道です。そこを進むことにしました。13:45ころ。


▲その尾根はすぐに大きな岩に行く手を塞がれました。13:46ころ。


▲その岩を左から回り込み、岩の上を見てみると、お地蔵様でしょうか? 祀られています。13:47ころ。


▲「寛政」の年号が読んでとれます。1789~1801年ですから、200年以上昔のもののようですね。13:47ころ。


▲縦に写した写真をちゃんとブログに載せる方法があるはずですよね!? 首を90°傾けて見てください。
大きな岩はまだ続きます。今S子がいる場所をクライムダウン。13:49ころ。


▲岩場を2、3個通過して、この岩の右側を向う側から越えて振り返ると、小さな祠がありました。13:55ころ。

そして上の写真を撮っている僕の背中側には琴平神社が建っているのです。


▲そして、山名標識が。どう考えても、このあたり、岩場のあるあたりかもしれませんし、神社の建っている場所かもしれません、この一帯が金比羅山でしょう。自信をもって僕は断言します。
ですから、標高は468mではありません。470とか420とか小さく書かれていますけれど、いったいどこのことを指しているのでしょう? わけが分かりません。正式に測量はしてないようですから、何とも言えませんが、金比羅山は標高450mということで、ほぼ正しいでしょう。13:56ころ。


▲琴平神社です。隙間から中を撮影すると、小さいですけれど立派な神社がありました。13:57ころ。

いつもならこのまま金比羅山山頂付近の公園経由で下山するのですが、今日は別コースから下山します。それは先ほどの金比羅山ではありえないと断定した468mピークから東へ延びる支尾根を下るもの。里山ですから、尾根にはほぼ確実に山道は通っています。その道があることも先ほど確認済みです。


▲S子が立っている山道から左手前へ468mピークに上がれます。そして、向うへ続いている山道が468mピークの東尾根です。14:07ころ。


▲標高450m付近で支尾根は微妙に右へ曲ります。まっすぐ行きたくなるところですが、右の踏み跡もしっかりした山道、右へ入ります。14:13ころ。

途中、再度の休憩をとりました。


▲狸のため糞でしょうね。14:45ころ。


▲尾根の左下に伐採地が広がっていました。今朝、深沢集落の穴澤神社の先で見た伐採地です。下方に朝歩いた道路も見えています。14:52ころ。


▲伐採地からふたつ目のピークがここです。地形図では335m標高点になっています。ここからはほぼ南へ降りている尾根を下ります。15:15ころ。


▲山から下りてくると、まず愛宕神社がありました。そのすぐ下には老人ホームが見えています。15:25ころ。


▲本当にスミレは可愛らしい花です。大好きな花。詳しくなりたい気持ちはあるのですが、種類が多すぎてその区別がつきません。15:33ころ。

いつも立ち寄る、芋焼酎「三岳」をボトルキープしている、五日市の町の音羽鮨。今日はまだ開店していないでしょうから、そのまま駅へと向かいました。

今日は短いコースでしたが、深沢の「山抱きの大カシ」を見物し、南沢山東尾根(仮称)を登り、金比羅山の場所と標高を確定し、468mピーク東尾根(仮称)を下降しました。それなりに充実し、楽しい山行でした。


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