ナガシマの玩具なブログ

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2輪車を扱うコツ (その2)

2016-10-16 | 安全走行について
前回、2輪のハンドルからチカラを抜いた方が良いことに触れました。



話が逸れるようですが、その昔、九三中練と言う飛行機がありました。九三年式中等練習機の略です。海軍の航空兵が操縦練習に使った機体でした。

抜群の安定性があり、飛行中「機体が安定しません!」と言う訓練生に、後席の教官が「お前が操縦桿に無駄なちからを入れているからだ。操縦桿から手を離してみろ」と返したそうです。実際にこの飛行機に乗られた方に聞いたことがあります。2輪のコツはそれに似ています。

ハンドルに余計なチカラを入れないことで、車体が持つ本来の能力を引き出す…。難しい言い方かもしれませんが、2輪のバランスを崩しているのは多くの場合乗員です。



オートバイは教習所などで、ハンドルからチカラを抜く練習をする機会があるかもしれません。誠意のある教習をしている所なら、多少費用がかかるとしてもカリキュラムに加えると思います。
何処の教習所でもやりますが、一本橋と言う板の上を低速で走る練習があります。それがブレーキ引きずり安定テクニックです。

自転車でも同様のことを習う機会が欲しいところですが、そもそも教習所が無いし、教わる機会も無いと思います。家族に低速バランスの取り方を教えられるお父さんは少数でしょう。

子供を乗せたお母さんが歩道をフラフラ走っている姿が、それを体現しています。
旦那さんたち家族が2輪の扱いを教えられない、または家族の安全走行に関心が無いからこうなっているのです。

道路法規も含めて、わかっているようなわかってないような、何とな〜く乗っている。これが実情でしょう。クルマの免許を持っている(交通法規をそらんじている)にも関わらず、自転車の運転はメチャクチャな人も多いです。

免許と言う言葉が実に軽く扱われいると共に、自転車の位の低さが現れています。"チャリンコ"などと言う、何とも下衆な言葉が使われていることからも、それを知ることが出来ます。下衆な言葉は滅んで欲しいです。



子供乗せ自転車は高い位置に重量物(子供)を乗せるため、トップヘビーです。
車体が元々重く、扱いは楽ではありません。重量級のオートバイを扱えるぼくでもそう思います。

本来はスピードを上げて車道を走った方が危なくないのですが、誰にでも勧められません。歩道を走った方が安全な場合も多々あります。ケースバイケースです。
(車道走行についてはこちらに書きました)

子供乗せ自転車の前部の子供イス、ここに子供を乗せるとフラつき感は大きくなります。ハンドルが小刻みに切れてバランスを取っている2輪の挙動を、その近くにウェイトがあることで阻害してしまうからです。
子供イスの耐荷重は決まっていますが、前席は12キロくらいがリミットでしょう。我が家の子供たちも幼稚園年少くらいで前席は「卒業」でした。



自転車メーカーは、前輪を小さくして子供乗せイスの位置を下げたりしていますが、今度は車輪が持つ安定ジャイロとしての役目が小さくなっています。



最近は前後ともタイヤを小径にした、ダックスフンドみたいなスタイルの子供乗せが流行っています。我が家の子供が通っている保育園でも良く見ます。
子供イスが低いので安心感はあるのかもしれませんが、タイヤが小さいので乗り物自体が"弱く"なってしまっています。本質的な解決になっていません。

「欲しい商品がない」「こう言うモノを発売してくれ」などと現状に不満を言っても、誰かがその願いを聞き入れて理想の商品を出してくれるわけではありません。
我々は消費者でしかありません。自分にとって何がベターか判断し、それに一番合ったマスプロ製品を購入するしかありません。
(しかし、文句を言い続けるコトで、メーカーも「こう言う物が望まれているのか」と自社の製品にフィードバックするかも)

ナントカとハサミは使いようと言う言葉の通り、肝心なのは、それをどう使うか?です。


ママ自転車に子供を乗せるお母さんには、前回述べた低速バランスを取る練習、これを是非してもらいたいのです。旦那さんは奥さんに是非教えて欲しい。

ブレーキを少しかけるので、車体は後ろ髪を引かれるような感覚になると思います。
ペダルを止めてしまうと車体が進む力が無くなってしまい、車体自体が持っている物しか残りません。ペダルには力をかけ続け、駆動力を維持します。2輪車は駆動力があることによって走り続けられるのは、前回述べた通りです。

乗り物を安全に扱う第一歩は、何と言ってもブレーキです。
安定させるのは本来二の次かもしれませんが、この後輪引き摺りブレーキテクにプラスして、前輪ブレーキを使えば良いのです。

以前、オートバイの講習会に参加した模様をアップしました。その中にブレーキの扱いを載せました。
2輪のブレーキ操作は難しいです。ブレーキ操作だけで、このブログ数回分を使っても書き切れないくらいです。しかし自転車もクルマも理屈は同じです。ぜひ参考にして下さい。

その3に続きます。


ジャンル:
自転車
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