575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

庭 漆             草女

2008年09月26日 | Weblog
 ニワウルシ、別名をシンジュ(神樹)といい、ニガキ科ニワウルシ属の落葉高木。中国原産で1875年に渡来し、各地に植えられていて熱田神宮西の国道19号の中央分離帯にも植えられている。成長がはやく、繁殖力も強い。雌雄別株であるが、5cmほどのボート型の翼果をつける。この翼が縦に捻じれ、中央の種子をとばす。巧妙な仕組のおかげで今や河原などで野生化している。
 名前の由来は、奇数羽状複葉の様子がウルシに似ていて、公園などに植えられるからだそうだ。しかし、その葉はウルシよりはるかに大きい。
 暑かった夏、洗濯機を使うとき涼しげな緑が窓からみえた。風に乗ったか、鳥が運んだかニワウルシだ。この緑はどんどん成長し窓を越してしまった。ニワウルシが生えているる辺りはお隣との境界線。おそるおそる背伸びして、根本を確かめてみると10cmほどわが裏庭である。もはや緑を楽しんではいられない。1m近い複葉が落ちる前に退治しなければなければお隣に迷惑がかかる。
 別名の神は英名のヘブンツリーからつけられた。しかしお隣との狭い隙間に生えて巨大化する庭漆。どうやって伐採すればいいの・・私には、ヘル(地獄)ツリー。

  生えた場所不運ひと夏庭漆      草
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1 コメント

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名は大切 (遅足)
2008-09-26 11:46:23
ウルシ、と、神樹では、ぜんぜんイメージが
違いませんか?

かぶれやすいのでウルシは苦手。
聞いただけで、ムズムズむずむずです。

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