575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

木曽馬の瞳に誰ぞ秋の風   等

2016年10月11日 | Weblog
木曽馬は小柄なので、人間の目と馬の眼はほぼ同じ高さに。
近づいて見ると、その目に誰かが映っているようです。

深く澄んだ瞳のなかに見えるのは自分自身でしょうか?
そう読むと、自分とはいったい何者なのか?と
自問自答している句なのかも知れません。

あるいは他の誰かでしょうか?
目に映っているのは自分以外にいないはずです。
自分に似た面影でしょうか?

秋の風という季語が想像力を刺激してきます。

           

馬の目の瞳孔は横長。
目の位置もほぼ頭の横にあって視野が360度に近いとか。
近づいてくる敵をいち早く発見して逃げるためだそうです。
案外、遠くを見ているのかも・・・   
                    遅足

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 風やみ間ふるえかすかな稲の... | トップ | 10月句会近づく  遅足 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事