5月句会は等さんが顔を見せて下さいました。
9人の賑やかな会でした。
ごらんの結果となりました。
題詠「金魚」
①出目金と緑内障とにらめっこ(智恵)能登・麗子・すみ・亜子・立雄
②金魚にも鱗ありけり生臭し(等)佐保子・智恵・遅足・亜子
③追い込んでするりと逃げる金魚かな(麗子)結宇・立雄
④金魚売川沿いに行く暑さかな(結宇)能登・智恵・すみ・狗子
⑤ままごとに金魚をきざむさみしくて(静荷)遅足
⑥掬われて諦め顔の金魚かな(立雄)
⑦泡ひとつふたつ金魚のつぶやきぬ(亜子)鳥野・結宇・麗子・静荷・すみ・等・晴代・立雄
⑧お風呂場にブリキの金魚ありました(佐保子)鳥野・静荷・等・郁子
⑨夕焼けの手がのびてくる金魚玉(遅足)佐保子・能登・等・晴代・郁子
⑩待合せ金魚ながめつあと五分(晴代)結宇・狗子
⑪金魚鉢嵐を余所のあぶくかな(郁子)
⑫掬われて観念の眼の金魚かな(能登)鳥野・狗子
⑬ビニールで揺られる金魚家近し(すみ)佐保子・智恵・麗子・静荷・晴代・郁子
⑭金曜日金魚をフライにしてた日々(狗子)亜子・遅足
自由題
①手触りも故郷(ふるさと)の香も菖蒲の湯(立雄)結宇・遅足・亜子
②夕風の色はむらさき藤揺るる(亜子)麗子・すみ・郁子
③山稜の残雪仰ぐいで湯かな(静荷)佐保子・等・晴代
④レガッタの校名コール木霊せり(佐保子)能登・結宇・麗子・遅足
⑤ひるがおとなってこの世に顔を出せ(遅足)鳥野・佐保子・能登・静荷・亜子
⑥葉桜のざわめき鬱の予兆かも(晴代)結宇
⑦狩野絵師異端あらむか京五月(結宇)佐保子・智恵・狗子
⑧柿若葉日曜大工の箱広げ(麗子)鳥野・智恵・遅足・静荷・晴代・立雄
⑨役終へし卒塔婆山積み風薫る(等)・麗子・すみ・晴代・亜子・狗子・立雄
⑩若葉道シリトリ間が空く老夫婦(智恵)すみ・等・郁子・立雄
⑪悪夢醒め安堵がいつか五月闇(能登)静荷・狗子
⑫青嵐覚悟の決意飛ばし去る(すみ)
⑬通じ合うカラスノエンドウ莢(さや)の笛(郁子)鳥野・能登・智恵・等
⑭茜たすきに誘われて新茶買う(狗子)郁子
題詠
次回は6月17日(水)午後1時より 東鮨です。
題詠は「髪洗う」です。
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