575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

サロベツ原野を行く   鳥野

2014年07月29日 | Weblog
「花の浮島は涙雨」という見出しのついた彼の遺稿。
取材目的で訪れた利尻・礼文はその年の夏、天候不
順で利尻富士とよばれる名峰も、期待のお花畑も雨
の中。残念さあふれる旅行記になっていました。

ならばリベンジをとばか勇み立った今回の行程。
サロベツ原野を走って、海岸線から利尻富士を満喫
しようというものです。
稚内を出た時から、文句なしの快晴。利尻岳は秀麗
な姿を惜しげもなく見せてくれました。
国道40を離れて、道道は海岸線すれすれ。日本海
も波穏やかです。

とにかく広い。行けども行けども、草原。原生花園
もあり、ラムサール条約にも登録されて、花の数は
100種以上という。今はエゾカンゾウの黄色が海
から吹き上げる風に靡いています。
利尻に別れるころ、今度は遥かに奥尻と天売の島影
が。
幌延では、風力発電の、高さ99メートル、28基
の風車が並ぶ壮観にも出会いました。

 ・ サロベツの原野はどこも風の道  鳥野

  


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