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突然消えた操縦士  秘密携挙説とは 第19回

2016年11月22日 | 日記

携挙は反キリストの出現より先に起きるのか?

 

秘密携挙論者は世界が終わる7年前に、聖徒たちが秘密裡に携挙され、その後に反キリストが現れると主張しています。彼らの主張と、使徒パウロの説明を比較してみましょう。「さて兄弟たちよ。わたしたちの主イエス・キリストの来臨と、わたしたちがみもとに集められることとについて、あなたがたにお願いすることがある。霊により、あるいは言葉により、あるいはわたしたちから出たという手紙によって、主の日はすでにきたとふれまわる者があっても、すぐさま心を動かされたり、あわてたりしてはいけない。だれがどんな事をしても、それにだまされてはならない。まず背教のことが起り、不法の者、すなわち、滅びの子が現れるにちがいない。彼は、すべて神と呼ばれたり拝まれたりするものに反抗して立ち上がり、自ら神の宮に座して、自分は神だと宣言する」(Ⅱテサロニケ2:1-4)。

 

1 パウロの説明

 

パウロはこの問題について、とても詳しく説明しています。キリストの降臨の日に先立って、「まず背教のことが起り、不法の者、すなわち、滅びの子が現れるにちがいない。彼は、すべて神と呼ばれたり拝まれたりするものに反抗して立ち上がり、自ら神の宮に座して、自分は神」だと宣言する反キリストが“現れる前”は“キリストの降臨(パルーシア)”がないため、「主の日はすでにきたとふれまわる者があっても、すぐさま心を動かされたり、あわてたりしてはいけない」というのがパウロの説明です。

 

反キリストが先に現れ、次にキリストの降臨があるという事実が誤解の余地もなく、きちんと説明されています。パウロは反キリストの出現を世界の終わりに持ち越してはいません。彼が、この世に「不法の秘密の力が、すでに働いているのである」と記録していることに注目してください。


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