平和がええねん 東大阪 Ⅱ

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拍手!!  ICAN ノーベル平和賞受賞

2017年12月10日 09時28分28秒 | 

今年7月7日の国連会議での核兵器禁止条約採択に貢献したことで、ICAN(核兵器禁止廃絶国際キャンペーン)に対し、ノーベル平和賞受賞式が今日午後9時からノルウェーオスロで開かれる。日本からは被団協田中熙巳代表委員、藤森俊希事務局長、松井広島市長、田上長崎市長が参加。受賞式では広島で被爆したサーロー節子さん、ICANのベアトリス・フィン事務局長が挨拶する。核兵器禁止条約では、核兵器が人類と地球環境に破壊的影響をもたらすこと、核兵器の使用の犠牲者ヒバクシャ、核実験の影響を被った被災者の「受け入れ難い苦難」と「被害」に留意、核兵器は非人道で違法、使用も威嚇も許されないことが書き込まれるなど、きわめて高い倫理的道徳的な権威を示す内容となっている。あらためて条約全文が広く読まれることが望まれる。 日本原水協のホームページにはサーロー節子さんの思いが掲載されている。胸を打つ内容だ。
 一方、3月の国連会議議場前で会議不参加を呼びかける核兵器保有国の指導者たちの道義的違背はゆるされない。2000年5月のNPT再検討会議では核を保有する米、ロ、英、仏、中の5か国は「自国の保有する核兵器の完全廃絶」を「明確な約束」としてうけいれていたのだから。2010年のNPT再検討会議では「核兵器のない世界の平和と安全を達成する」ことを目標として決めたのだから。また会議には参加しない、条約に署名しないなどと、臆面もなく言いのける唯一の戦争被爆国日本政府には言うべき言葉も失うほどだ。1945年に採択されたユネスコ憲章では、その前文で「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」とある。核保有国の指導者、日本の安倍政権の道徳的退廃を指摘しないわけにはいかない。