オットも私も関西人。
言葉も風習もほとんど同じ。
なので普段はあまり気にならない(というか気が付かない)ことも
ちょっと考えると、あら?周囲と違う??なんてこともよくあります。
よろしゅうおあがり という言葉もその一つ。
ごちそうさま!と言った人に対して
何も考えずに言ってたのですが
ふと考えると、これって関西弁???
調べてみると
大阪弁で よろしゅうおあがり よろしおあがり
解説
「召し上がれ」という意味ではなく、「ごちそうさま」に対しての言葉。
よくぞ私の料理を食べてくださいましたね、の意なので、
食べ残しがある場合には言わない。
食後に言うのがポイント。
畿内で使う。
ネットで探すと、こんな解説もあった。
「よろしゅう」=よろしく→良い感じに→満足するように→充分に
「おあがり」=食べて
でもこれだと、「いただきます」に対する言葉になってしまう。
本来のよろしゅうおあがりは
よろしゅうおあがりやしとくれやしたやろか?
という疑問文だったらしい。
となると、意味としては
充分に 食べましたか? ということ。
なるほど、だからごちそうさまの後なのね。
私もオットも、その昔、明治生まれの祖母からよく言われた言葉でした。
実家の母(80代)からも言われます。
最近じゃ、あまり使われない言葉かも知れませんが、
何気なくチョビに使ってた気もする。。。。。
言葉って面白いです。
私は京都生まれ京都育ちですが、あまりこの言葉は聞いたことがありません。
大阪からの転校生の言葉が変に聞こえたり、同じ近畿地方でもかなり言葉が違うのでしょうか。
例のナイトスクープの名作、「全国アホ・バカ分布考」では、日本の言葉は都であった京都を発信源として、同心円状に伝わっていた、という事実があるようです。
だから京都から東京と等距離にある福岡も「バカ」というそうです。
ベトナムへ行ったとき、ベトナムでもかつては漢字が使われていたということを知って、もっと大規模な中国を中心とした言葉の伝播に感心したりもしました。
ちょっと話が飛んでしまいましたが、ホント、言葉って面白くて不思議です。
母方の祖母は奈良出身で、オットの実家は奈良なので、もしかしたら奈良発祥の言葉かも。。。。???
よくわかりませんが、面白いものですね。
京都から東京に伝わる時には、名古屋という異文化圏があるので、そこでストップ・・・ということもあるのかも。(^^♪
名古屋出身の知人は、アホ・バカよりも“ダラ”をよく使います。
その土地独特の言葉というのは、面白いものです。
筑豊の言葉は、未だに意味がよくわからなくて、戸惑っておりますが。。。(^^ゞ