吉敷川だより

山口盆地を小さく貫く吉敷川、そのほとりに住まい、キノコや花を求め、山野を彷徨っています。移ろいゆく自然に心を重ねながら。

シモコシ

2016-11-02 | Weblog
 午前中は市内の低地の森を歩いた。平地のきのこの発生は本当に少なくなった。

 午後遅くに、市内のマイタケ発生地を覗きに行ったが、菌の気配すらない。2013年11月18日に見て、14年、15年、16年と通ってみるが、また今年も出ないような案配である。
 コナラの大木は疲れた様子もなく、一体いつ生えるのか見当がつかなくなった。待つ以外に手はないのだが・・・。

 きのこは諦めて、市立図書館へ寄った。遅くなっていても人は多い。ドストエフスキーの関連本をあれこれ借りて帰る。

 帰り際に里山を何気なく見上げれば、夕暮れ時の淡い陽が、疲れた緑をまとう山肌を照らし、風景は陰翳を帯びてわが心に照り返す。
 わたしは生の時間(生きている実感とでも言おうか)をふっと感じる。
  「昨日のきのこ」
  
  ヒメナガエノチャワンタケ(仮) Helvella sp. カサ径1.2cmほど。あちこち生えていたがみな小形で、わたしがナガエノチャワンタケとしているきのこ
  とは違うように見える。胞子を覗くと広楕円の紡錘形で、21.7~23.3×10.8μmあり、ナガエノチャワンタケより大きい。
     
     シモコシ Tricholoma auratum (Paulet) Gillet カサ径4cm弱。若いアカマツがひしめく切り通しの斜面に今年も出始めていた。
 
 同上 これは別の場所。カサ径の大きなものは6cmほど。菌友が採取した。
          
     アカモミタケ Lactarius laeticolor (S. Imai) Imazeki ex Hongo カサ径6cmほど。カサは退色するがヒダの鮮桃色は変わらない。
          
     アケボノドクツルタケ Amanita subjunquillea S. Imai var. alba Zhu L. Yang カサ径4cmちょっと。
     
     チシオタケ Mycena haematopus (Pers.) P. Kumm. カサ径3cmほど。
     
     ニガクリタケ Hypholoma fasciculare (Fr.) P. Kumm. 成菌もたくさん見られたがこれは幼菌。カサ径1cmほど。
  
  コウタケモドキ Sarcodon sp. カサ径10cmほど。佃煮にはこのきのこが欠かせない。
       
     ヒメサクラシメジ Hygrophorus capreolarius (Kalchbr.) Sacc. カサ径3cmちょっと。たくさん出ていたが、老菌が多かった。サクラシメジ類の
     中でこれが一番美味しいとのことだが、まだたべたことはない。
     
     カキシメジモドキ Tricholoma sp. カサ径2cm弱の幼菌。カサはやや乾いているが、粘性が強い。
     
     キハツタケ Lactarius tottoriensis Matsuura カサ径9cmほど。モミの樹下に出る。キハツダケと濁らせる必要はないように思う。
  
  ムキタケ Sarcomyxa edulis (Y.C. Dai, Niemelä & G.F. Qin) T. Saito , A. Tonouchi & Y. Harada カサ径5cmほど。栄養が豊かなブナであれば、大きな
  個体が出るが、コナラなどの他の木に出るものは総じて小形である。
     
     カノシタ Hydnum repandum L. カサ径5cm弱。
  
  タケリタケキン Hypomyces hyalinus (Schwein.) Tul. & C. Tul. きのこに寄生するきのこだが、この屹立した姿は老いの目にはまばゆい。
  
  シロナメツムタケ Pholiota lenta (Pers.) Sing. カサ径8cmほど。チャナメツムタケは少なかったが、本種はたくさん出ていた。菌友が採取した。
     
     クリタケ Hypholoma lateritium (Schaeff.) P. Kumm. カサ径3cmほど。
     
     ムラサキシメジ類 Lepista sp. カサ径5cmほど。
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